スワップ
2018.06.25
スワップとは、通貨ペアとして組み合わせた2通貨間の金利差をいいます。そして、そこから生じる利益の事をスワップ金利(スワップポイント)といいます。スワップは銀行にお金を預けていると受け取れる利息のようなものです。
FXでは基本的に外国の通貨を安く買って高く売ることで、差益を儲けます。しかし、国ごとの金利は各国にある中央銀行の政策金利によって異なるため、保有している期間に応じて利息が付与されるのです。
外国為替証拠金取引におけるロールオーバーは、当該営業日に係る決済日から翌営業日に係る決済日までの、売付通貨の借入れ及び買付通貨の買付を行ったことと、実質的に同じであると考えられます。このロールオーバーにより決済期日が繰り越された場合に、組合せ通貨間の金利差を調整するために、その差に基づいて算出される額をスワップポイントといいます。
低金利の通貨を売って高金利の通貨を買っている場合には受け取ることができますが、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買っている場合には支払う必要があります。
一般的には金利が低い国の通貨を売って、高い国の通貨を買った場合には金利差に応じて利息が付与されます。銀行の預金利息は半年ごとの支払いになることが多いですが、FXではそれほど長期で保有することは少ないため、一日ごとにスワップを計算して付与されることが多いです。
逆に、金利が高い国の通貨を売って低い国の通貨を買った場合には、貯まったスワップポイント分だけ決済時に利益から削減されます。
スワップは各取引会社によって異なりますので、自分のトレードスタイルに合った会社で取引することが望ましいといえるでしょう。
またスワップには種類があり、金利スワップ、通貨スワップ、クーポンスワップ、エクイティスワップ、コモディティスワップなどが存在します。
読み方
スワップ・すわっぷ