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インターバンク市場やアグリゲータの役割

為替ブローカーの仕組みとは

為替ブローカーは流動性をどのように確保するのか?

為替ブローカーは流動性をどのように確保するのか?

ブローカーが注文を受ける仕組みとは

FX取引において、お客さまからの注文を受ける仕組みは、ブローカーや取引口座の種類によって非常に複雑に分かれており、一般の方ではその仕組みを正確に理解することは非常に困難です。加えて、ブローカーにはこれら発注方法の開示義務はなく、特に事業者の心臓部ともいえるディーリングデスクの仕組みについては、業界全体のブラックボックスとも言われています。

しかし、多くの海外のFXブローカーでは、利用者への公平性や安全性を担保するために、これらの情報を積極的に開示しており、海外では、これらの注文方法を知り、メリット・デメリットを正しく理解し、自身のトレードスタイルに合ったブローカー・口座選びを行うのが一般的となりつつあります。

ここでは、このブローカーの発注の仕組みとディーリングデスクの役割、また、カバー先などについて、わかりやすく解説していきたいと思います。


FXの基本、価格はどのように決定するの?

為替のレートとは

ご存じの通り、FXとは世界中の異なる通貨を取引することで、相場の変動により為替レートの差額が発生し、それが利益になるためFX取引が成り立っています。例えば、1ドル=100円と相場で取引される価格が固定されていると、日々の為替の差額が発生しませんのでFX取引は成り立ちません。このように、取引する通貨の価格が変動することを「変動相場制」といい、各通貨の取引価格は外国為替市場で決定します。

為替のレート

変動相場制(へんどうそうばせい、floating exchange rate system)とは、為替レートを外国為替市場における外貨の需要と供給の関係に任せて自由に決める制度である。フロートあるいはフロート制とも呼ぶ。オンライン化された国際証券集中保管機関により運用される。

変動相場制 - Wikipediaより引用

よくニュースなどで、『現在、1ドル120円15銭~16銭』というアナウンスを見かけると思います、この価格を決定するのが外国為替市場であり、この価格は24時間刻々と変動しています。

外国為替市場とは

では、この外国為替市場とはどのようなものでしょうか。「市場」というと、魚市場や野菜市場、証券市場のような取引所を思い浮かべますが、外国為替市場には特定な場所や物理的な建物はなく、一定の枠組みの中で行われる取引全体を示す抽象的な概念、いわゆるネットワークのことを「市場」と称しています。市場と呼ばれるのは、外国為替市場も一般的な市場と同じく、金融機関などの参加者が多くの商品である通貨を売買し合い、需要と供給のバランスにより市場に流通する通貨の価格を決定していく、まさに市場の役割を担っているからです。

外国為替市場は、世界中の通貨を取り扱っているため、月曜日の早朝から土曜日の早朝まで(日本時間)24時間市場が開場されており、各国のビジネスタイムによって1日の時間帯のうち、頻繁に取引される時間帯が国ごとに決まってきます。

外国為替市場

その中でも、特に取引が盛んになる、「東京」「ロンドン」「ニューヨーク」この3つの時間を称して、朝9時~17時(日本時間)の取引のことを「東京外国為替市場」、夕方16時~深夜2時(日本時間)の取引のことを「ロンドン外国為替市場」、夜21時~翌朝6時(日本時間)の取引のことを「ニューヨーク外国為替市場」と呼んでいます。

外国為替市場の取引は2つに分かれる

現代社会において通貨を交換するシーンは、一般的な少額の取引から、マーケット自体を揺るがす多額の交換まで様々な場面が考えられます。例えば、海外旅行などで円を外貨に両替するケース、輸入業者が商品購入のため外貨を調達するケース、国と国とが、国債の売買を行うために多額の資金を交換するケース、また、私たちのように、FX取引により差益を得るために通貨を取引するケースなど、為替取引は目的も規模も違う様々な需要があります。

そこで外国為替市場では、市場への参加者を(1)個人や企業が金融機関と行う取引と、(2)金融機関同士が直接または外為ブローカーを通じて行う取引との2つにわけ、前者を「対顧客市場」、後者を「インターバンク市場」を呼び取引目的を大まかに分類しています。

対顧客市場

対顧客市場とは、輸出入業者や機関投資家、個人や商社などが参加する市場で、通常1日1回「公示レート」として固定されたレートを提示します。また、市場への参会者は、提示されたレートでしか取引が行えないことになっています。

インターバンク市場

インターバンク市場とは、中央銀行や大手銀行、大手証券会社、短資会社などの専門家同士が為替取引を行う市場です。一般的に、「外国為替市場」と言った場合は、このインターバンク市場のことを指し、この市場で決定される取引価格をインターバンクレートといいます。インターバンクレートは、市場の需要と供給により、24時間刻々と変動するため、ニュースなどで発表される通貨の価格が変動するのは、このインターバンクレートを指しているからです。

外国為替市場

FX取引において、刻々と変動する価格が表示されるのは、このインターバンク市場の価格を基軸として取引が行われているからです。

<参考URL・文献>


インターバンクと為替ブローカー

FX取引は、通貨同士の交換レートの価格差による売買益(損)を得る取引です。そのため、私たちの取引窓口となる為替ブローカーは、リアルタイムに変動するインターバンクレートを参照しトレーダーに対し価格を提供します。

次に、私たちの注文(オーダー)は、どのように為替ブローカーで処理され、インターバンク市場で取引されるのか解説します。

プライムブローカーからの流動性

インターバンクレートで顧客に交換レートを提供するためには、為替ブローカーは、インターバンクに参加している金融機関から、各通貨の交換レート(プライス)や交換可能なボリュームの提供(流動性:リクイディティ)を受ける必要があります。

この、インターバンクに参加する金融機関を、主要な(プライム)という意味から、「プライムブローカー」と呼び、これらはそれぞれに異なる交換レートを持っています。例えば、USDを購入する場合、A銀行は99円10銭、B証券会社は99円20銭、C銀行は99円30銭だとします。その場合為替ブローカーは、自社の顧客に対し最も有利に取引できる価格(99円10銭)を提示します。

インターバンクと為替ブローカー

そして顧客は、為替ブローカーの提示価格に、手数料を加算した金額で取引を行うというのが為替ブローカーを介した取引の基本の流れとなります。手数料は、顧客は支払うスプレッドに上乗せされて、プライムブローカーに支払われます。つまり、USDを購入したい場合、プライムブローカーでは、99円10銭の交換レートに対し、為替ブローカーでは、99円11銭での交換レートを提示することになります。 これが、為替ブローカーの基本的な収益となります。

世界の主要プライムブローカー

<世界の主要プライムブローカー>

アグリゲータの誕生

変動相場制が導入された、1973年以降は、このような店頭取引を基本とするプライムブローカーと為替ディーラーの構造が主流でしたが、インターネットが普及し、取引形態がオンラインに変わると、各プライムブローカーの交換レートや受注可能な許容量(板情報)を集約し、為替ブローカーに提供する事業体が登場しました。それを、集合するという意味から、「アグリゲータ」と言います。

アグリゲータの役割は、これらの取引プラットフォームを集約することで、有利な交換レートを為替ブローカーに提供することと、プライムブローカーに対し、一度にまとまった単位のオーダーが可能となることなどいくつものメリットがあります。そのようなことから為替ブローカーの多くは、リクイディティの提供元をプライムブローカーに限らず、アグリゲータにも平行して求めるようになります。

アグリゲータ

ECN(Electronic Communications Network)市場の確立

これまで説明したとおり、アグリゲータは為替ブローカーからの注文を受けて、それを集約してプライムブローカーに注文を出すのが一つの役割です。しかし、実際には、為替ブローカーは大小様々であり、そのオーダー数も大きいものから小さいものまで様々です。そのため、アグリゲータには、プライムブローカーにオーダーするに至らない小規模のボリュームのオーダーが蓄積してしまうこととなります。

通常、プライムブローカーの受け付けるボリュームは、1回あたり最低100K~1,000K(1K=100ロット)とされており、多くの為替ブローカーに流動性を提供しているアグリゲータであっても、このようなボリュームの制約の問題から、どうしてもプライムブローカーにオーダーできない(カバーできない)オーダーが発生します。

そのため、アグリゲータでは、各為替ブローカーから受けたオーダーを、為替ブローカー同士で相殺し、プライムブローカーにカバーを求めない、アグリゲータ独自のカバーディール取引を取り入れます。例えば、一方の為替ブローカーがUSD/JPY 98円の交換レートで10ロットのBID(買う)オーダーがある場合、別の為替ブローカーからの同交換レートのASK(売り)オーダーと相殺すれば、アグリゲータに係るリスクが無くなることから、プライムブローカーへのカバー取引の必要が無くなると言うことです。

このようなアグリゲータが、為替ブローカー等からの注文を受け、オンライン上にできあがった独自の市場を、ECNマーケット(電子商取引ネットワーク)といい、よく、為替ブローカーのECN口座には、取引1回ごとの取引手数料が設定されていますが、それは、このように、ECN市場では注文者同士の相対取引になるため、為替ブローカーの収益であるスプレッドという利益の概念がないためです。

世界の主要アグリゲータ

後にこれらのECN市場は、アグリゲータ同士での乗り入れが進み、ENC市場は多くのアグリゲータや為替ブローカーが相乗りする巨大市場として、インターバンク市場の約1.4倍に成長したといわれています。

そして、現在ではインターバンク市場とECN市場間のネットワークが確立され、ECN市場は為替市場における価格決定プロセスの大きな役割を果たすようになりました。

世界の主要アグリゲータ

<世界の主要アグリゲータ>

Prime to Primeモデルの拡大

アグリゲータスキームを利用することにより、為替ブローカーの多くは、インターバンク市場やECN市場にアクセスし、それら市場の有利なプライスを簡単に提供できるようになりました。しかし、いくら多くのプライスを入手できても、アグリゲータは為替ブローカーとプライムブローカーの与信枠の範囲でしか注文を受付けられないため、ブローカービジネスに新規参入するには、それなりの参入障壁がありました。

そこで登場したのが、アグリゲータ自身の信用枠を、為替ブローカーに与え、その範囲内で取引を提供するPoP(Prime to Prime)モデルというビジネスです。

為替ブローカーは、PoPモデルのアグリゲータを利用することで、プライムブローカーとの厳しい審査や契約を経ることなく、多くのプライムブローカーからの流動性を利用可能となります。そればかりか、PoPアグリゲータは、プライムブローカーと直接する場合と比較して、安い保証金(証拠金)で契約できる場合が多く、為替ブローカービジネスへの参入障壁を非常に低くしてくれる存在となりました。

PoPモデルのアグリゲータ

<PoPモデルのアグリゲータ>

為替ブローカーが、PoPモデルのアグリゲータにすべてを一本化する事に対しては、バックアップが無いことによるシステムの安全性の問題や、プライスのフィードエンジンの安定性の問題なども取り上げられているが、これにより、私たちが手軽に利用できる為替ブローカーが増え、大手が独占していた為替ブローカー市場に、新たな競争が生まれました。

そして、様々な為替ブローカーがサービスのクオリティーや、手数等を競い合って、質の高い現在のFX市場が確立されました。

注文の流れと関係企業の概要

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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