Tradeview

Tradeview(トレードビュー)最大の特徴は、非常に狭いスプレッドを業界最安値の取引手数料で実現している「NDD ECN方式」の取引環境です。
1ロット当たりの片道取引で、3ドル〜5ドル前後を取引手数料とする会社が多い中、TradeViewは2.5ドルという低コスト化を実現しています。
リアルタイムな相場で最適なスプレッド提示を支えるのは、50社以上の提携リクイディティ・プロバイダーによる流動性です。
TradeViewでは、優れた流動性と約定力によって、中・上級者の大口取引もストレスなく行えます。
また、定番の取引プラットフォームMetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)に加えて、市場との完全直結を実現するcTrader、そしてファンドやプロップトレーダ-向けのCurrenexも利用可能です。

この記事の目次
TradeViewはどんなFX会社?
Tradeviewは、2004年に証券会社として設立されました。本社は、アメリカを代表する金融街マンハッタンに構えています。TradeViewは、NDD ECN方式を採用した低スプレッドと低コストな取引手数料が中・上級者トレーダーから人気です。
2020年からは、アジア圏のサービス拠点をペルー政府の管轄下に置き、FX業者としてさらにシェアを拡大させています。
TradeViewの安全性
TradeViewは、マンハッタンの本社とアジア圏のグループ会社を含めて以下の3つの金融ライセンスを取得しています。
- イギリス領ケイマン諸島金融庁(CIMA)
- マレーシア・ラブアン国際ビジネス金融センター(IBFC)
- ペルー政府
3つの金融ライセンスの取得から、TradeViewには一定の信頼性があると分かります。また、3つの金融ライセンスの内「イギリス領ケイマン諸島金融庁(CIMA)」は、厳格な取得条件を持っているのが特徴です。
イギリス領ケイマン諸島金融庁(CIMA)に取得条件の一部
- 管轄の口座は毎年の監査を受けること
- コンプライアンス証明を毎年提出すること
- 管轄のブローカーは月次取引明細を提出すること
1年に1回の監査や、毎月の取引明細の提出などTradeViewは、CIMAの金融ライセンスにより健全かつ、透明性の高い運営を行っていると言えます。
TradeViewの分別管理体制
TradeViewでは、徹底した分別管理の体制によって倒産時にも債権者へ顧客資金が渡らない仕組みを取っています。分別保管先としてティア1に分類される大手銀行の口座を採用しており、外部の会計機関も利用しているのがTradeViewの特徴です。TradeViewが委託している「GC PARTNERS」は世界的な会計期間の1つになります。また、顧客資金は35,000ドルまで補償される信託保全も導入しています。
ホワイトラベルを提供している
TradeViewは、世界100社を超える企業にホワイトラベルを提供しています。ホワイトラベルとは、FX業者の名前を貸し、FX業者に必要なプラットフォームやカバー先の銀行、リクイディティ・プロバイダーの提供などをサポートする事業です。TradeViewがホワイトラベルを提供していることから、業界におけるTradeViewのブランド力が高く評価できます。
TradeViewのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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メリット |
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デメリット |
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Tradeviewには、上記のメリット・デメリットがあります。まとめると、TradeViewは、低スプレッド・高約定力に加え、大口取引に対応可能など中・上級者にとってメリットの恩恵が大きい仕様が特徴です。一方で、日本語サイトの情報量が少ない、最大レバレッジを適用するには申請が必要など、初心者には敷居が高いデメリットがあります。
TradeViewのメリット
- 低スプレッド・低コスト
- 豊富な取引プラットフォーム
- ストップレベルがない
- 資金保証制度で安心
- レバレッジ制限の条件が緩い
- 大口取引に対応している
低スプレッド・低コスト
TradeViewと言えば、やはり低スプレッド・低コストです。TradeViewの提供する口座タイプの中でも、ILC口座やcTraderといったNDD ECN方式のスプレッドが優れています。NDD ECN方式の口座タイプでは、スプレッドが非常に狭い半面、毎回の取引手数料が発生するのが特徴です。TradeViewでは、NDD ECN方式の取引手数料が1ロット(10万通貨)の片道取引当たり2.5ドルに設定されています。実際のスプレッドの狭さと共に、取引手数料を業界でも最安値に抑えているバランスの良さがTradeViewのメリットです。
豊富な取引プラットフォーム
TradeViewは、4種類の取引プラットフォームに対応する数少ない海外FX業者の1つです。自分の慣れ親しんだ取引プラットフォームや、使いたい機能に合わせて自由に選択できます。
MT4
TradeViewのXレバレッジ口座とILC口座で利用できるMT4は説明不要の定番プラットフォームです。有料・無料問わず、カスタムインジケーターや自動売買(EA)が多く公開されており、拡張性の高さに優れています。
MT5
MT4の後継となるMT5。TradeViewでは、MT4と同様にXレバレッジ口座とILC口座で利用できます。拡張性も比較的に他の取引プラットフォームより高く、標準搭載の機能はMT4より多彩です。板情報の閲覧やチャートウィンドウの独立表示、最新のOSにも最適化されているので動作が軽快です。TradeViewで裁量取引を行う方にオススメです。
cTrader
cTraderは、NDD ECN方式を採用する一部のFX業者でしか使えない取引プラットフォームです。ECN方式専用の取引プラットフォームであり、主にスキャルピングを中心とする中・上級者トレーダーから人気を集めています。複数ポジションの同時決済や、リクオート無しなど大口取引に強いのもcTraderの魅力です。
Currenex
cTrader以上に珍しい取引プラットフォームが「Currenex(カリネックス)」です。完全なプロ向けの取引プラットフォームのCurrenexは、インターバンク市場に直結の約定環境で、cTraderと同様にECN方式専用となっています。多彩な注文方法や通貨単位の大口取引など期間投資家向けの機能が多数搭載されているのが特徴です。
ストップレベルがない
TradeViewのストップレベルは、0ポイントに設定されており、実質ストップレベルがありません。ストップレベルとは、ポジションに指値・逆指値注文を行う際に「現在価格と注文価格で最低限の値幅」です。TradeViewは、ストップレベルがないことで短期売買の自由度が非常に高くなっています。例えば、自動売買の損切りと利確の値幅を可能な限り狭く、高頻度な取引スタイルにしたい場合などに有利です。
ストップレベルゼロの恩恵
ストップレベルがないことで、TradeViewの取引の自由度は大きく広がっています。スプレッドが狭くても、ストップレベルが広い場合では自動売買(EA)で、高頻度売買を行うといった戦略が組めません。また、急変動する相場でスキャルピングを行い、損切りを極端に狭くするといった裁量取引にも不利が起きます。TradeViewは、スプレッドの狭さだけでなく、ストップレベルも最適化することで、あらゆる取引スタイルに対応可能です。
資金保証制度が安心
海外FX業者は、金融ライセンスや規制事情により信託保全がないケースが多いです。しかし、TradeViewは外部の会計機関を設け、完全な分別管理の体制がある上、信託保全も行っています。35,000ドル相当が資金保証の上限であるものの、明確な保証金額が決まっているのは安心です。
レバレッジ制限の条件が緩い
中・上級者向けの仕様に強みが多いTradeViewは、レバレッジ制限の条件が緩いメリットがあります。TradeViewのレバレッジ制限は、他社と同様に口座残高に応じて実施されるものの、口座残高が1000万円以上の場合にのみです。Xレバレッジ口座なら最大500倍→最大100倍、ILC口座なら200倍→100倍、cTraderは400倍→100倍にレバレッジ制限が行われます。口座タイプによって、最大レバレッジの違いは有れど、1000万円超の口座残高では最大100倍のレバレッジ制限と同じなので使いやすいです。
大口取引に対応している
TradeViewは大口取引に対応しています。海外FX業者の中でも、同時に発注できる最大ロット数、同時に保有できるロット数が非常に大きいのがメリットです。TradeViewでは、どの口座タイプでも一度に最大75ロットの発注と、同時に26,250ロットものポジションを保有できます。また、NDD ECN方式専用の取引プラットフォーム、cTraderやCurrenexを使うことで、通貨単位の発注や複数ポジションの同時決済も可能です。他社では、ポジションを建てるだけでも不便だった大口取引も、TradeViewでは快適に行えます。
一度に最大75ロットを発注できる業者は希少
TradeViewは、最大75ロットの同時発注に対応しています。一度に30ロットから50ロットしか発注できないFX業者と比べて、TradeViewを使った大口取引はかなり快適です。例えば、他社口座で最大ロットの取引を行い、分割エントリーを行っている方ならTradeViewはかなり快適と感じることでしょう。cTraderとCurrenexを使うことで、通貨単位の発注ができ資金効率を底上げ、複数ポジションの完全同時決済で利益機会の逃しません。
TradeViewのデメリット
- 日本語サイトの情報が少ない
- レバレッジの変更手続きが必要
- ロスカット水準が高い
日本語サイトの情報が少ない
TradeViewの創業は2004年と運営年数が長いです。しかし、日本語サポートの設置と日本語版の公式サイトがリリースされたのは2014年になります。日本人スタッフによる窓口があるものの、公式サイトの日本語による情報は不十分です。例えば、日本語版のTradeView公式サイトには、TradeViewの企業概要やスポンサー活動などの情報が網羅されています。しかし、日本語版サイトで表示できるのはトップページと一部の情報のみです。
レバレッジの変更手続きが必要
TradeViewは、口座開設時に最大レバレッジを上限まで引き上げることができません。適用可能な最大レバレッジの上限まで、レバレッジ倍率を引き上げるには口座開設後に「レバレッジ変更リクエスト」を行う必要があります。例えば、TradeViewのXレバレッジ口座は、最大500倍のレバレッジが利用できますが、口座開設時は400倍が設定できる上限です。Xレバレッジ口座で最大500倍レバレッジを適用するには、口座開設後にTradeViewのサポートへ「レバレッジ変更リクエスト」を行いましょう。
TradeViewのレバレッジ変更申請手順
TradeViewの最大レバレッジを変更するには「トレードビュー口座 レバレッジ変更申請」からリクエストを行います。TradeViewに登録済の「氏名」「メールアドレス」「口座番号」「希望するレバレッジ倍率」を入力して送信しましょう。ただし、レバレッジ変更を行う取引口座に残高がない場合はレバレッジ倍率の変更ができません。
ロスカット水準が高い
TradeViewは、少額資金で投機的なトレードをするには不便があります。なぜなら、ロスカット水準が「証拠金維持率が100%を下回った状態」と高いからです。FX業者のロスカット水準は証拠金維持率20%を基準とする場合が多く、他社と比べてもTradeViewのロスカット水準は高めの設定と言えます。また、一定の証拠金維持率を下回った際に発動するマージンコールがないため、TradeViewのロスカット水準はシビアです。とは言え、ECN方式の口座に力を入れ、大口取引に対応している中・上級者向けのサービスを踏まえると、TradeViewを利用する上では致命的なデメリットにはならないでしょう。
TradeViewで取引を始める前に
TradeViewをデモ口座で試す
Tradeviewは、仮想の資金で取引を体験できるデモ口座を提供しています。デモ口座は、MT4とMT5の「Xレバレッジ口座」と「ILC口座」で利用可能です。TradeViewのデモ口座では、cTraderとCurrenexの取引プラットフォームは対応していません。TradeViewの特徴である低スプレッド・低コスト・高約定力を体験するには、ILC口座のデモ口座を試すのがオススメです。
TradeViewのデモ口座はこちらから開設できます。
以下の項目を入力して「送信する」をクリックしましょう。
- 名(ローマ字)
- 姓(ローマ字)
- 電話番号
- メールアドレス (フリーメール不可)
- レバレッジ (1倍~400倍から選択)
- Group (口座タイプ)
- 通貨 (証拠金通貨)
- 資金 (デモ資金の金額を選択)
- 同意欄にチェック
TradeViewが対応する入金方法
TradeViewでは、大きく分けて3種類の入金方法に対応しています。
- 海外銀行送金
- クレジット・デビットカード
- オンラインウォレット
居住国や入金する国に合わせた海外銀行送金に加え、クレジット(デビットカード)は決済代行業者を使いVISA、MasterCardで入金可能です。また、複数のオンラインウォレットにも対応しています。TradeViewの入金方法で便利なのはbiwalllet(ビットウォレット)を使った決済方法です。bitwalletを使うことで入金手数料が無料となります。
Tradeviewが対応する出金方法
TradeViewでは、上記の大きく分けて4通りの出金方法に対応しています。
- 海外銀行送金
- 国内銀行送金
- クレジット・デビットカード
- オンラインウォレット
また、多くの海外FX業者と同様に、金融ライセンスの管轄にあるTradeViewも以下4つの出金ルールを確認していおきましょう。
TradeViewのレバレッジ変更申請手順
- 入金方法と同じ出金方法を優先して利用する
- 利益分の出金は銀行送金またはオンラインウォレットを利用する
- クレジットカード入金分は原則返金処理
- 月4回以上の出金では確認の連絡がある
基本的には、金融ライセンスを取得している他社の出金と共通のルールが多いです。ただし、月4回以上の出金リクエストは本人確認をTradeViewでは実施しています。
TradeViewの総評
Tradeviewは、狭いスプレッドと取引手数料の安さを両立しているのが大きなメリットです。単純なスプレッドや、レバレッジによる必要証拠金だけけでなく、日々の取引コストを抑えたい方には相性が良いでしょう。また、TradeViewは高い約定力や複数の取引プラットフォームに対応しているのも特徴です。自動売買(EA)の稼働用あるいは、MAM(マルチアカウントマネージャー)のユーザーからも支持されています。だだし、日本語サイトの情報不足も見られるため、新体制から続々と改善されることも期待しましょう。