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海外FXの世界では、各国の金利差を利用して利益を得る投資手段があり、スワップ運用と呼ばれています。「最もスワップが優れている業者」をFXplusが独自調査したところ、Tradeview(トレードビュー)は様々な通貨ペアで優位なスワップポイントを提供していることが明らかになりました。
最近では数多くの海外FX業者が日本市場に進出し、ユーザーはさまざまな個性を持つ業者から自由に選ぶことが可能になりました。しかし、業者毎にそれぞれ得意としている分野は異なり、それはスワップポイントにも現れています。
この記事ではFXplusが調査したスワップポイントのデータを基に、Tradeviewがどのように優れているかを解説します。
これからスワップ運用を検討されている方は、ぜひご一読ください。
Tradeviewはスワップ運用向け?スワップの基礎知識を解説
スワップポイントは、FX取引における為替差益のことを指します。取引を持ち越す際に発生するこのポイントは、主要各国の政策金利の差に基づいています。
FXplusが海外FX各社のスワップポイントを独自調査したところ、Tradeview(トレードビュー)が最も優れた数値を記録しました。
スワップポイントと各国政策金利
海外FX業者のほとんどが通貨ペアごとにスワップポイントを提供していますが、その内容は各社さまざまです。
スワップポイントの高い通貨ペアを選び、長期的なポジションを持つことで日々スワップを貯めるといった長期投資が可能になります。
2023年度8月時点の各国政策金利
通貨国 | 政策金利 |
日本 | -0.10% |
米国 | 5.50% |
ユーロ | 4.25% |
英国 | 5.25% |
豪州 | 4.10% |
ニュージーランド | 5.50% |
カナダ | 5.00% |
スイス | 1.75% |
トルコ | 17.50% |
メキシコ | 11.25% |
南アフリカ | 8.25% |
ただし、ただ単に金利の高い通貨を保有していれば良いというわけではありません。取引の計画性やブローカーの知識はスワップ運用を行う上で必須となります。
海外FX業者のスワップポイントは業者によって数値が様々です。最も金利の高いトルコリラでもスワップが付与されない業者もあるので、しっかりと事前の調査を行うことが大切です。
政策金利との関係性
政策金利が高い通貨を持ちつつ、低い通貨を売ると、その金利差に相当する収益(または損失)がスワップとして発生します。
例えば、政策金利が高い国の通貨を長期保有すると、日々のスワップポイントを収益として得ることができます。逆に、金利が低い国の通貨を保有すると、スワップコストを支払う必要があります。
このように、スワップポイントは主要なFX戦略の一部として活用され、政策金利の動向を密に監視するトレーダーも多いのです。
運用のメリットとリスク
スワップ運用のメリットは、通貨ペア間の金利差から得られる持続的な収益です。スワップ運用はゆとりを持った長期運用であることが多いため、メンタルの負担が掛からない点や、神経質に監視しなくても良いというのもメリットと言えるでしょう。
金利差のある通貨を長期間保有することで、連日のスワップポイントを一定の収益として獲得できます。スワップ運用では価格変動による収益よりもスワップポイントによる収益が主軸となるため、テクニカル分析や相場環境を読み解くことが苦手な方にもおすすめの投資手段です。
一方、スワップ運用には通貨価格の変動リスクも伴います。
新興国通貨は大きな価格変動が特徴的です。スワップポイントを追求するあまり、不利な為替レートの動きから大きな損失を受ける可能性があります。
価格の急激な変動を引き起こす要因として、金利の急な動きや中央銀行の政策変更が挙げられます。先進国で見られることは稀ですが、新興国では大幅な政策金利の変動も珍しくはありません。スワップ運用を行う際は、十分に余裕を持った資金で行うことが重要です。
スワップポイントが付与されるタイミング
海外FX業者でポジションを保有した際、スワップポイントが付与されるタイミングを表にしました。
ロールオーバーとスワップポイント付与日一覧
海外FX業者 | ロールオーバー時間 | 3日分付与日 |
(トレードビュー) |
【夏】6:00
【冬】7:00
|
水曜日 |
(スリートレーダー) |
【夏】6:00
【冬】7:00
|
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(エックス エム) |
【夏】5:59~6:00
【冬】6:59~7:00
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(ホットフォレックス) |
【夏】6:00
【冬】7:00
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(ミルトン マーケッツ) |
【夏】6:00
【冬】7:00
|
金利差のあるポジション保有中は、毎日早朝にスワップポイントを受け取ることが可能です。ただし、土日は休場のためスワップの付与が行われません。
多くの海外FX業者の特徴として、水曜日には週末を考慮して、通常の1日分に加えて2日分のスワップポイント、合計3日分が付与されるのが一般的です。
この3日分のスワップポイントが適用される水曜日を戦略的に利用したトレードも有効です。具体的には、ロールオーバーのタイミング直前にポジションを取得し、スワップが適用された後すぐに決済するという方法です。
この手法を上手く取り入れることで、スワップポイントを最大限に活用することが可能です。
Tradeviewはスワップが他社の2倍近く優れている
Tradeview(トレードビュー)が提供するスワップポイントの特色として、大きな乱高下を伴うことなく、安定かつ秀逸なスワップポイントを提供しています。次の表は、2023年8月時点でのスワップポイントです。
主要通貨ペアのスワップポイント一覧(ショート / ロング)
通貨ペア | 2023年8月 | 2023年7月 | 2023年6月 | 2023年5月 |
USDJPY | -26.4 / 17.6 | -25.4 / 16.3 | -25.6 / 15.5 | -24.9 / 14.7 |
EURUSD | 2.75 / -7.30 | 2.84 / -7.38 | 3.36 / -7.91 | 3.78 / -8.32 |
GBPUSD | -3.46 / -4.80 | -3.46 / -4.80 | -1.91 / -6.34 | -1.39 / -6.87 |
USDJPY | |
2023年8月 | -26.4 / 17.6 |
2023年7月 | -25.4 / 16.3 |
2023年6月 | -25.6 / 15.5 |
2023年5月 | -24.9 / 14.7 |
EURUSD | |
2023年8月 | 2.75 / -7.30 |
2023年7月 | 2.84 / -7.38 |
2023年6月 | 3.36 / -7.91 |
2023年5月 | 3.78 / -8.32 |
GBP/USD | |
2023年8月 | -3.46 / -4.80 |
2023年7月 | -3.46 / -4.80 |
2023年6月 | -1.91 / -6.34 |
2023年5月 | -1.39 / -6.87 |
スワップポイントに大きく変動がある業者は、収益計画を立てにくいことからスワップ運用に不安感が伴います。
ロング・ショートともに安定したスワップポイントを提供しているTradeviewは、長期的なトレードを行うのに最適です。
各業者のスワップポイントを徹底比較
次の表では、スワップ運用の取引対象になることが多いエキゾチック通貨ペアを主に比較してみました。プラススワップに注目してみましょう。ほとんどの銘柄でTradeview(トレードビュー)のスワップポイントが最も優れていることがわかります。
2023年8月のスワップポイント一覧(ショート / ロング)
二番手に当たるMYFX Markets(マイエフエックス マーケット)は、USDJPYにおいてTradeview以上のプラススワップが計測されましたが、エキゾチックペアの取扱いが少ない点が残念です。
スワップ運用と短期トレード、どちらも行いたいのであればバランスの取れたThreeTrader(スリートレーダー)もおすすめです。多くの銘柄で業界最高峰の低スプレッドを記録し、短期トレードにマッチした取引口座を提供する業者です。
中にはHF Markets(エイチエフ マーケッツ)のようにスワップフリーを導入している海外FX業者もありますが、スワップフリー対象外の通貨ペアにおいてプラススワップとなるペアがありません。このような業者ではエキゾチック通貨には手を出さず、スワップフリーを活かした主要通貨の取引を行うと良いでしょう。
スワップポイントは業者毎に大きく異なります。長期的なスワップ運用をする際には、自身の取引したい銘柄で最も高いスワップポイントを提供しているブローカーを選ぶようにしましょう。
スワップポイントの計算方法
各業者とスワップポイントを比較してみましたが、実際にいくら貰えるのかピンとこない方もいるでしょう。
そこで、1ロット10万通貨の取引をした際に、1日で貰えるスワップポイントについて、計算方法を紹介します。
ThreeTraderポイントの獲得数
スワップポイント評価額(円)=
(最小ポイント数)×(取引通貨数)×(スワップポイント)×(円/1通貨あたり(※))
仮にTradeview(トレードビュー)のUSDZAR(南アフリカランド)を上記の計算式に当てはめてみると、1日に付与されるスワップポイントは以下のようになります。
ThreeTraderポイントの獲得数
【買いスワップ】0.00001 × 100,000 × 94.1 × 7.65527 = 約720(円)
【売りスワップ】0.00001 × 100,000 × (-2.30) × 7.65527 = 約-9.95(円)
Tradeviewにおけるロングポジションのスワップポイントは「94.1」、一方、ショートポジションのスワップポイントは「-2.30」となっています。円に関しては「1」として計算されますが、南アフリカランドに対する円の価値は、現行価格で7.65527となっています。
通常、円を除く通貨ペアの「最小ポイント数」は、0.00001を基準としています。この値を使用することで、付与されるスワップポイントの評価額を正確に算出することができます。
クロス円の通貨ペアなどは、1として計算
スワップ運用は儲かるの?実際の運用例を紹介
ここでは実際にスワップ運用を行った場合のシミュレーションをしてみましょう。以下の表は、2023年8月時点のプラススワップを日本円で表記したものです。
1日あたりのスワップ金額(1ロットあたり)
メジャー通貨ペアであるUSDJPYでも、このように比較するとスワップ金額に大きな差があります。特に、USDTRYのショートスワップはXMTrading(エックスエム)とTradeview(トレードビュー)で約9倍の差があります。USDTRYのスワップ運用はなんとしてもTradeviewで行いたいですね。
それでは、USDJPYで長期間スワップ運用を行った場合一体いくらになるのか「Tradeview」「ThreeTrader」「XM」の3社で比較してみましょう。以下の表は2023年8月時点のスワップにおける、1ロットの運用例です。
USDJPYのスワップ運用
30日の運用期間だけを見ても、TradeviewとXMの間で約1.7倍のスワップ金額差が存在します。この差は、保有ロットの増加や運用期間の延長とともにさらに大きくなります。
スイングトレードが主体のトレーダーは、Tradeviewを利用することでさらなる追加利益を生み出す可能性があります。プラススワップを追求するポジションを持つ際に、Tradeviewの利用を再検討してみましょう。
Tradeviewのスワップを活かそう!運用のコツを解説
FX取引を行う上で、スワップポイントは無視できない収益の一部となっています。スワップポイントを最適に活用する3つに焦点を当て、より効果的なFX取引を目指す方法を解説します。
リスク管理を怠らない
スワップポイントを目的とした取引を行う方は、大半が長期的な視野での取引となります。しかし、長期取引であるからといって、チャートのチェックを怠るべきではありません。
特に新興国の通貨は、流動性が低くなることから予期せぬ急激な価格の変動が発生するリスクが高まります。そのため、日常的にチャートを確認し、市場の動きを把握することは必須となります。
また、長期的なポジション保有を行う際にも、以下の点に注意し、リスク管理の対策を万全にすることが重要です。
スワップ運用のリスク管理
ストップロスの見直し | 市場の動きに応じて適切な位置にストップロスを設定し、定期的に位置を見直しましょう。 |
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利益の確定 | 一定の利益が出た段階でその利益を確定するか否かを検討し、資産の保全と増加を図りましょう。 |
ストップロスの見直し |
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市場の動きに応じて適切な位置にストップロスを設定し、定期的に位置を見直しましょう。 |
利益の確定 |
一定の利益が出た段階でその利益を確定するか否かを検討し、資産の保全と増加を図りましょう。 |
スワップ運用の落とし穴は、「まだ増えるかも」という期待から利確と損切りをせず、ずるずると長期保有を行い利益を飛ばしてしまう事です。
トレーダーは利益を持ち帰らなければなりません。ある程度の利益が出たらその利益を確保する事も重要です。徐々にストップロスのラインを上げていくなど、損をしない工夫をしましょう。
スワップポイントを追求するだけでなく、適切なリスク管理を行いながら取引を進めることで、より安定した運用が可能となります。
低レバレッジでロスカットを避ける
ロスカットは、スワップ運用の目的に照らし合わせると最も避けるべきリスクの一つです。短期的な欲望に駆られ、計画を持たずに取引を行うと、スワップ収益を追求するあまり取引のロット数が増えてロスカットに遭う危険があります。
スワップ運用の本質は、安定して長期間にわたり堅実に利益を積み上げていく方法にあります。過度な投機やリスクを追求する行動は、スワップ運用の趣旨に反します。また、過当投機はスワップ運用の意義を損なうだけでなく、資本の損失を招く可能性も高まります。そのため、常に次のことを念頭に置いておきましょう。
スワップ運用の計画
計画的な取引 | 無計画な取引は暴走のもとになります。開始から終了までの取引計画を明確にし、それに沿って行動することが大切です。 |
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ロット数の管理 | 短期的な収益を追求するあまり、過度なロット数にならないように注意する必要があります。 |
計画的な取引 |
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無計画な取引は暴走のもとになります。開始から終了までの取引計画を明確にし、それに沿って行動することが大切です。 |
ロット数の管理 |
短期的な収益を追求するあまり、過度なロット数にならないように注意する必要があります。 |
スワップ運用において、ロスカットや資本の損失のリスクを最小限に抑えるためには、冷静かつ戦略的な判断が求められます。人間である以上、自身の欲に対して抗うことは多くの人が困難を極めます。綿密な取引計画は、いわば自身をコントロールするためのものです。
計画的に、そして適切なリスク管理の下でポジションを持続することが長期的な成功への鍵となります。
ドルコスト平均法も有効
ドルコスト平均法は、一般的に市場の上下動に関係なく、一定の間隔で一定金額を投資する戦略として知られています。この手法の最大の利点は、市場の短期的な変動に一喜一憂することなく、長期的な視野で資産の積み立てを行うことができる点にあります。
特に、新興国通貨のような高いボラティリティを持つ資産に関しては、一度に大きな投資を行うのではなくドルコスト平均法を活用することで、価格の変動リスクを分散させることができます。ドルコスト平均法により平均取得単価を有利にする効果が期待できるため、長期的なリターンを目指すことができます。
ボラティリティの高い通貨や資産に関しては、この手法の採用が特に推奨されます。テクニカル分析や相場の読解が困難な層の多いスワップ運用には相性の良い戦略です。
スワップ運用にはTradeviewがおすすめ!
今回の調査でTradeview(トレードビュー)はスワップ運用において優秀であることが明らかになりました。
しかし、より高額なスワップを追求するだけが正解ではありません。スワップ運用を成功へと導くための鍵は知識と正しい選択です。
最大の利益を追求し、リスクを最小限に留めるためには、策定された投資戦略の適用が絶対条件です。Tradeviewを活用することで、投資戦略をより現実的なものにするステップは低くなります。ただ、その基盤としての戦略の存在を忘れてはなりません。
長期的な成果を求める投資家にとって、スワップポイントの運用は無視できない要素です。
スワップ運用を行う業者の選択肢として、Tradeviewは信頼と実績を兼ね備えています。Tradeviewはスワップ運用における有力な選択肢といえるでしょう。