レバレッジ
2018.07.11
レバレッジとはFXや株の信用取引などで、自己資金以上の金額で取引ができる投資手法です。また、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること、その高まる倍率を指すこともあります。
FX(外国為替保証金取引)では、このレバレッジを使うことによって小額の資金を運用できることが特徴の1つです。
語源となった言葉は英語の「てこ(Lever)」で、少ない労力で大きな力が発揮できることが理由となっています。
たとえば、10万円の保証金を預け入れて1万ドル相当の外貨を売買したとします。そのとき1ドル=110円だとすれば、10万円の元手で110万円相当のドルを運用できるわけです。
この場合、元手に対して11倍に相当する資金を運用しており、11倍のレバレッジをかけていることになります。日本のFX会社では最大2500万円分の取引が可能ですので、25万通貨まで売買できます。
注意点としては、高いレバレッジをかけることにより相場が思惑と同じ方向に動いたときには元本に対して一度に高い割合の利益を得られることがありますが、逆に相場が思惑とは反対に動けば元本に対して高い割合の損失が出ることもあります。
そのため、日本では法律でレバレッジの上限は25倍までと決められています。ただし、金融庁では規制強化の動きもでてきており、レバレッジの上限を10倍にまで下げることが検討(2018年4月現在)されています。
レバレッジが効く取引としては、外国為替証拠金取引や、商品先物取引、株式の信用取引などがあります。
読み方
レバレッジ・ればれっじ