FxPro

FSCのライセンスを利用し新たなサービスを開始
2006年に創業したFxPro(エフエックスプロ)は世界173カ国に向けてサービスを展開しています。2023年2月からモーリシャス金融サービス委員会 (FSC)のライセンスを利用して、日本居住者向けに新たなサービスを開始しました。
FSCを取得したことにより、グループ全体で5つの金融ライセンスを保有することになります。
日本居住者向けのサービスをこれまで管理してきたのは、キプロスライセンス(CySEC)を保有する「FxPro Financial Services Limited」とバハマライセンス(SCB)を保有する「FxPro Global Markets Limited」という2つの会社でした。
今後はFxPro Global Markets Ltdのホワイトラベルとなる「Prime Ash Capital Limited(FSC保有)」が新たに管理会社となりサービスを提供することになります。
この記事では、安全性を高く評価されてきたFxProの新しいサービス内容を紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめします

この記事の目次
FxProの安全性や企業規模について
2006年にロンドンで設立されたFxPro(エフエックスプロ)は、15年以上の歴史を持ち、ヨーロッパで高い知名度を持つ海外FXブローカーです。
資本金はおよそ1億ドル、従業員数は200名を超え、世界173カ国で合計2,188,592口座以上が開設されており、世界的に安全性が高いと評判のブローカーです。
FxProグループは、FCA(英国金融行動監視機構)やCySEC(キプロス証券取引委員会)を含む5つの金融ライセンスを保有しており、信頼性は業界屈指の高さを誇ります。プリンシパル取引を採用することで取引の透明性が高く、安全性に優れた企業として評価されています。
プリンシパル取引とは
プリンシパル取引とは、顧客から注文を受けた際に、会社自身が取引相手となり、自己の勘定で取引を行うことです。プリンシパル取引を行う金融機関やブローカーは、自己資本を使用して取引を行っているため、顧客の信頼性が向上します。また、金融機関やブローカーは、顧客と直接取引を行っているため、顧客のニーズに応じたサービスを提供することが可能です。
グループで5つの金融ライセンスを保有
2023年現在、FxPro(エフエックスプロ)は世界に展開するグループ全体で、5つの金融ライセンスを保有しています。
その中でも、日本居住者向けに新たに取得されたされたモーリシャスライセンスは、2023年2月からサービスの提供が開始されています。
これにより、以前のバハマライセンスと合わせて、日本居住者は「FxPro Global Markets Ltd」と「Prime Ash Capital Ltd」の2社から口座を開設し、自由度の高いサービスを受けることができるようになりました。
FxProの保有するライセンス一覧
グループ会社名 | 金融ライセンス詳細 |
---|---|
FxPro UK Ltd | 英国金融行動監視機構(FCA) - 509956 |
FxPro Financial Services Ltd | キプロス証券取引委員会(CySEC) - 078/07 |
FxPro Financial Services Ltd | 南アフリカ金融サービス委員会(FSCA) - 45052 |
FxPro Global Markets Ltd | バハマ証券取引委員会(SCB) - SIA-F184 |
Prime Ash Capital Ltd(※1) | モーリシャス金融サービス委員会(FSC) - GB21026568 |
FxPro UK Ltd |
---|
英国金融行動監視機構(FCA) - 509956 |
FxPro Financial Services Ltd |
キプロス証券取引委員会(CySEC) - 078/07 |
FxPro Financial Services Ltd |
南アフリカ金融サービス委員会(FSCA) - 45052 |
FxPro Global Markets Ltd |
バハマ証券取引委員会(SCB) - SIA-F184 |
Prime Ash Capital Ltd(※1) |
モーリシャス金融サービス委員会(FSC) - GB21026568 |
- 通常はPrime Ash Capital Ltdとの契約となります。バハマライセンス管理下のFxProGlobalMarketsへの切り替えも可能ですが、最大レバレッジ(1,000倍から200倍へ)とロスカット水準が変更(20%から50%に)になり、入出金手段も制限されます。
顧客資産の分別管理が徹底している
FxPro(エフエックスプロ)では資金管理方法として、分別管理が採択されています。
分別管理とは?
分別管理とは、ブローカーが顧客の資金と自己資本を別々に管理することです。分別管理がされていることで、顧客資金が金融機関やブローカーの資金とは別の口座で管理されるため、顧客資金が不正利用されたり、ブローカーの損失に巻き込まれるリスクが低くなります。
FxPro UK Limitedは、イギリスの財政サービス補償プログラム(FSCS)に加盟し、FxPro Financial Services Limitedはキプロスの投資者補償基金(ICF)に加盟しています。このことから、資金の補償整備は万全とみられ、他の海外FX業者と比較して信頼性が高いと言えます。
また、FxProは、大手金融グループであるバークレイズやクレディ・スイス、1兆ドル以上の総資産を持つメガバンクのロイヤルバンク・オブ・スコットランドなどと提携しています。これらの提携先を通じて、顧客資産の管理が行われていることが公式ホームページで公表されています。
さらに、世界四大会計事務所の1つであるPwC(PricewaterhouseCoopers)と提携し、会計監査業務を行っている点からも、経営の透明性は世界トップレベルだと言えるでしょう。
F1や競技チームのスポンサーである
スポンサー契約は、企業の財政面での安全性や信頼性を示す指標の一つとなります。FxPro(エフエックスプロ)は、さまざまな有名競技団体とスポンサー契約を結んでおり、企業としての財政面での信頼性が高いことが示されています。
FxProは現在3つの企業とスポンサー契約を結んでおり、F1のプロチームであるマクラーレン、Yacht Club de Monaco、Beda Sailing Teamに協賛しています。また、過去には以下のような有名競技団体ともスポンサー契約を結んでいました。
過去にスポンサーを務めた団体や企業
- イングランドのプロサッカーチーム「ワトフォードFC」
- イングランドのプロサッカーチーム「アストンヴィラFC」
- イングランドのプロサッカーチーム「フルハムFC」
- フランスのプロサッカーチーム「ASモナコFC」
- F1チーム「ヴァージン・レーシング」
- F1チーム「BMWザウバー」
- WRC(世界ラリー選手権)
- IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)
- AFCチャンピオンズリーグ
- スーパーラグビー
スポンサーとしての投資総額は1億8千ドルに及ぶことから、企業としての財政面においても高い信頼性があることが伺えます。このようなスポンサー契約を通じて、FxProは自社のブランド力を向上させるとともに、顧客に対して信頼性のあるサービスを提供しています。
FxProの良い評判とメリット
FxPro(エフエックスプロ)はいわゆるBtoB(ブローカー対ブローカー)方式を採用している海外FXブローカーです。
顧客注文をLPを経由せず、証券会社が取引相手となって注文から決済までを行うこの取引は「プリンシパル取引」とも呼ばれています。プリンシパル取引の特徴としては約定率が高く、リクオートが少ないなどの利点が挙げられます。
また取扱い商品数は2,215銘柄と多く、海外FXブローカーでは採用している会社が少ない取引ツール、cTraderが使える点もメリットといえるでしょう。cTraderは、使いやすさや高度な注文機能を備えており、多くのトレーダーにとって魅力的な取引ツールとなっています。
出金処理が迅速
FxPro(エフエックスプロ)は取得の難しい金融ライセンスを保有しており、入出金に関しても抜群の信頼性を誇ります。
出金の安定性はTitan(リアルタイム)、XM(当日)、FxPro(休日にかかわらず翌日)、MyfxMarkets(翌営業日)のような結果になった。XMとFxProは老舗の大手でTitanはPepperStoneが作った日本人向け業者、同様にMyfxMarketsもAxitraderが作った日本人向け業者だ。やはりそれぞれ歴史を持った所が安心なのかな。
引用:Twitter
高速な出金処理で評判が良く、遅くても翌日には着金するケースが多いようです。FxProは出金申請を受け付けてから数時間以内に処理を行っているため、FxProの営業時間内であれば当日中の着金も実現可能です。
より高速に出金を行いたい場合は、オンラインウォレットや仮想通貨を利用すると良いでしょう。
最大1,000倍のレバレッジ
これまでFxPro(エフエックスプロ)では、以前まで最大レバレッジが200倍と、海外FXブローカーの中では低い数値でしたが、取引環境の見直しがあり現在では最大で1,000倍のレバレッジが利用できます。
また、通貨ペア以外のレバレッジも大きく改訂され、貴金属(ゴールド・シルバー・プラチナ・パラジウム)銘柄で最大888倍のレバレッジを利用できるようになっています。
アルミ・銅・鉛・亜鉛などの銘柄は最大レバレッジが40倍
FxProでは、アルミニウム・銅・鉛・亜鉛など珍しい金属ペアを取り扱っていますが、これらの銘柄は最大レバレッジ40倍となっているため、取引には注意が必要です。
FxProは、信頼性の高さや取引銘柄数の多さから魅力的なFX業者でしたが、最大レバレッジの大幅な引き上げによって、さらに有力な選択肢となりました。最大レバレッジの低さから敬遠されていた方も、現在のスペックを見ると、他のFX業者に引けを取らない魅力的なブローカーとなっていることでしょう。
大口取引向けのレバレッジ制限
FxPro(エフエックスプロ)は保有ロットでレバレッジが変動する「ダイナミックレバレッジ」を採用しています。
ダイナミックレバレッジとは?
ダイナミックレバレッジ(Dynamic Leverage)は、取引のポジションサイズに応じてレバレッジを自動的に調整する仕組みです。ダイナミックレバレッジを採用しているブローカーでは、ポジションサイズが大きくなるにつれてレバレッジが低くなるように設定されています。
同様のダイナミックレバレッジを採用している海外FXブローカーには、Traders Trust(トレーダーズ トラスト)やFXGT(エフエックスジーティー)がありますが、FxProのダイナミックレバレッジの設定は下記の通り、他社と比較して条件面が緩く設定されていることがメリットです。
FxPro ダイナミックレバレッジ制限一覧表
保有ロット数 | 最大レバレッジ |
~60 | 1,000倍 |
60.01~80 | 888倍 |
80.1~100 | 700倍 |
100.01~120 | 600倍 |
120.01~150 | 500倍 |
150.01~200 | 200倍 |
200.01~300 | 100倍 |
300.01~500 | 50倍 |
500.01~ | 33倍 |
保有ロット数 | 最大レバレッジ |
~60 | 1,000倍 |
60.01~80 | 888倍 |
80.1~100 | 700倍 |
100.01~120 | 600倍 |
120.01~150 | 500倍 |
150.01~200 | 200倍 |
200.01~300 | 100倍 |
300.01~500 | 50倍 |
500.01~ | 33倍 |
Traders Trust ダイナミックレバレッジ制限一覧表
保有ロット数 | 最大レバレッジ |
0~1 | 3,000倍 |
1,01 ~ 5 | 2,000倍 |
5,01~10 | 1,000倍 |
10,01~20 | 500倍 |
20,01~50 | 200倍 |
50,01~100 | 100倍 |
100,01~300 | 50倍 |
300,01~500 | 33倍 |
500.01~ | 25倍 |
保有ロット数 | 最大レバレッジ |
0~1 | 3,000倍 |
1,01 ~ 5 | 2,000倍 |
5,01~10 | 1,000倍 |
10,01~20 | 500倍 |
20,01~50 | 200倍 |
50,01~100 | 100倍 |
100,01~300 | 50倍 |
300,01~500 | 33倍 |
500.01~ | 25倍 |
FXGT ダイナミックレバレッジ制限一覧表
証拠金額(USD) | 最大レバレッジ |
0 - 300,000 | 1,000倍 |
300,000 - 1,000,000 | 500倍 |
1,000,000 - 2,000,000 | 200倍 |
2,000,000 - 3,000,000 | 100倍 |
3,000,000 - 5,000,000 | 50倍 |
5,000,000 | 20倍 |
証拠金額(USD) | 最大レバレッジ |
0 - 300,000 | 1,000倍 |
300,000 - 1,000,000 | 500倍 |
1,000,000 - 2,000,000 | 200倍 |
2,000,000 - 3,000,000 | 100倍 |
3,000,000 - 5,000,000 | 50倍 |
5,000,000 | 20倍 |
FxProは150ロットまで500倍のレバレッジで取引を行うことが出来ます。USDJPY150ロットを基準にすると、Traders Trustではレバレッジ50倍、FXGTではレバレッジ20倍に制限されてしまうため、FxProのレバレッジ制限がいかに寛容かが分かります。
ロスカット水準20%
モーリシャスライセンス取得前のFxPro(エフエックスプロ)は、ロスカット水準が50%と扱いにくいものでしたが、現在は20%に緩和されています。これにより、トレーダーはよりリスク管理がしやすくなり、取引の幅が広がりました。
ロスカット水準とは、証拠金維持率が一定の割合を下回った場合、自動的にポジションが強制決済される割合を指します。この割合が低くなるほど、トレーダーはよりハイリスクハイリターンな取引を行うことが可能になります。
ロスカット水準は低ければ低いほどギリギリまで含み損に耐えることができるため、ハイレバレッジと相性の良い数値と言えるでしょう。
cTraderが1,000倍のレバレッジで利用可能
cTraderは、Spotware社が提供する高機能な取引プラットフォームです。FxPro(エフエックスプロ)のcTrader口座では、片道3.5ドルの取引手数料で取引することができます。
cTraderは取り扱っているブローカーが限られているため、cTraderを利用できるだけでも他社と大きなアドバンテージがあります。
通常、cTraderを提供しているブローカーではレバレッジが最大500倍であることが一般的ですが、FxProでは1,000倍のレバレッジで取引を行うことができます。この点において、FxProは業界でも希少なブローカーの1つと言えます。
cTraderを使用したいトレーダーにとって、FxProの利用は非常に有力な選択肢となるでしょう。
約定率が高くリクオートが起こりにくい
FxPro(エフエックスプロ)ではプリンシパル取引を採択していることから、約定率が高くリクオートが少ないとされています。
Fxproは約定めちゃくちゃ速いしTickの更新もブローカー最大ぐらいに細かいし出金も問題なさそうだが、レバ小さくスプレッドは広い。約定は30msぐらい、Tickの更新頻度は他社の5倍以上はある。スプレッドさえ改善されればもっと使うのにな。
引用:Twitter
FxProは取引サーバーにEQUINIX社のデータセンターを導入しています。EQUINIX社は通信業界最大手の会社で、現在では国内外を問わずほとんどのFXブローカーが同社のデータセンターを利用していることで知られています。
また、顧客注文の決済情報などをまとめたデータを公表している点もFxProの強みの一つとして挙げられるでしょう。
公式ホームページでは「2022年の顧客注文に対し、リクオート無しが98.59%と高い約定率を誇っている」というデータを公表しています。
リクオートとは?
リクオート(Requote)とは、主に外国為替(FX)取引やCFD取引など、金融市場での取引を行う際に、注文した価格と実際に取引が成立する価格が異なることを指します。リクオートは、市場の流動性が低い時や価格変動が激しい時に発生しやすい現象です。
他のFXブローカーではリクオート発生率を公表することはほとんどなく、同社の安全性を垣間見ることができます。
さらに「0.013秒以下での約定をしている」と公式ホームページでは公表しており、この約定速度も業界最速クラスです。
取引銘柄が豊富
新たにモーリシャスアカウントで日本居住者向けにサービスを開始したFxPro(エフエックスプロ)では現在、2,215種類の銘柄を取引することができます。
どこの業者でどの銘柄の取引ができるのか全銘柄チェック中。世界中の株式を取引したいならFXPro一択。米国だけでなく、イギリス、オランダ、スイス、フランス、ドイツ、ベルギー、ポルトガルの株式の取引が可能。スプレッド未調査なので実際に使えるかどうかはまだ不明。とりあえず取引自体はできる。
引用:Twitter
通貨ペアは71種類、株式CFDはこれまで採用していた独自ブラットフォームのみでの取引を止め、MetaTrader4(MT4)で169銘柄、MetaTrader5(MT5)で2,021銘柄の取引が可能となっています。
FxProの取引銘柄一覧
銘柄 | 銘柄数 |
メジャー通貨ペア | 70通貨ペア |
マイナー通貨ペア | |
貴金属(ゴールド・シルバー・プラチナ・パラジウム) | 13銘柄(現物12銘柄、先物1銘柄) |
ゴールド先物 | |
貴金属(アルミニウム・銅・鉛・亜鉛) | |
メジャーインデックス | 29銘柄(現物18銘柄、先物11銘柄) |
マイナーインデックス | |
インデックス先物 | |
エネルギー(現物・先物) | 7銘柄(現物3銘柄、先物4銘柄) |
仮想通貨CFD(BTC・ETH) | 28ペア |
仮想通貨CFD(LTC・XRP・MATIC・ADA・DOT) | |
仮想通貨CFD(その他) | |
先物CFD | 8銘柄 |
株式CFD | 2,021銘柄 |
銘柄 | 銘柄数 |
メジャー通貨ペア | 70通貨ペア |
マイナー通貨ペア | |
貴金属(ゴールド・シルバー・プラチナ・パラジウム) | 13銘柄(現物12銘柄、先物1銘柄) |
ゴールド先物 | |
貴金属(アルミニウム・銅・鉛・亜鉛) | |
メジャーインデックス | 29銘柄(現物18銘柄、先物11銘柄) |
マイナーインデックス | |
インデックス先物 | |
エネルギー(現物・先物) | 7銘柄(現物3銘柄、先物4銘柄) |
仮想通貨CFD(BTC・ETH) | 28ペア |
仮想通貨CFD(LTC・XRP・MATIC・ADA・DOT) | |
仮想通貨CFD(その他) | |
先物CFD | 8銘柄 |
株式CFD | 2,021銘柄 |
FxProは、海外FX業者で最多と言っても過言ではないほどの銘柄数を取り揃えているため、取引ペア選びに不足することはないでしょう。
FxProの悪い評判とデメリット
FxPro(エフエックスプロ)には2,215種類という取引銘柄の豊富さや、リクオート無しが98.59%という高い約定率、0.013秒以下での約定という他社にはないメリットがあります。
しかし、メリットばかりではないゆえに、デメリットも理解した上で利用することが重要となります。FxProのデメリットは、以下の通りです。
ボーナスがない
FxPro(エフエックスプロ)は過去にボーナスを実施していないため、今後も実施する見込みはありません。
各種ボーナスを提供するためにはさまざまな予算が必要ですが、施策を行うごとに細やかな会計監査を行わなくてはなりません。世界四大会計事務所の一角であるPwC (PricewaterhouseCoopers)と提携を結び、外部監査制度を導入している面からも、厳しい監査基準が設けられていることが分かります。
海外FXを利用する際には各種ボーナスプログラムがあることを当たり前のように捉えがちですが、上記のように財政面でも安全性が高いことを知ると、ボーナスがない点も理解できます。
日本語対応スタッフが日本人ではない
日本居住者向けにサービスを提供している海外FX業者では、専門の日本人サポートを用意している会社が少なくありません。このような中で、FxPro(エフエックスプロ)には日本人のサポートがいない点が大きなデメリットといえるでしょう。
FxProは、過去に日本でのサービス提供を行っていましたが、一度撤退し、日本人スタッフを解雇しています。
そのため、現在のFxProには日本人スタッフが不在ですが、日本語を話せる外国人スタッフがきちんとした日本語で対応してくれるため、英語で問い合わせる必要はありません。また、難しい質問であっても最後まで真摯に対応してくれるため、安心してサポートを受けることが出来ます。
以下はサポートセンターの対応時間の一覧となっています。必要な際には、確認してセンターに問い合わせをしてみましょう。
FxProのサポートセンター対応時間
対応方法 | 日本語対応時間 | スピード |
ライブチャット | 平日 15:00 ~ 24:00 | 即時 |
メール | 平日 15:00 ~ 23:00 | 1営業日以内 |
電話 | 平日 15:00 ~ 23:00 | 予約制 |
ライブチャット | |
日本語対応時間 | 平日 15:00 ~ 24:00 |
スピード | 即時 |
メール | |
日本語対応時間 | 平日 15:00 ~ 23:00 |
スピード | 1営業日以内 |
電話 | |
日本語対応時間 | 平日 15:00 ~ 23:00 |
スピード | 予約制 |
モーリシャスライセンスは信託保全の対象外に
FxPro(エフエックスプロ)は、グループ内での再編成に伴い、サービス内容に何度か変更を加えてきました。その中でも最も重要な変更の1つは、信託保全サービスの提供です。
信託保全サービスとは?
信託保全サービスとは、顧客から預かった証拠金や取引による損益、またスワップポイントなど、顧客の資産とブローカーの資産を分別して信託銀行に信託し、管理することです。
キプロスアカウントがサービス提供を担っていたころは、もしFxProが倒産しても、日本人居住者は最大2万ユーロまでの補填を受けることができました。
しかし、現在日本居住者に向けてサービスを提供しているバハマ・モーリシャスアカウントでは信託保全が義務化されていないため、FxProが万が一倒産しても、補填を受けることはできません。
日本にサービスを提供してきた三社の特徴
会社名 | 金融ライセンス詳細 | 信託保全 |
FxPro Financial Services Ltd | キプロス証券取引委員会(CySEC) - 078/07 | 一部対象外あり (最大2万ユーロ) |
FxPro Global Markets Ltd | バハマ証券取引委員会(SCB) - SIA-F184 | なし |
Prime Ash Capital Ltd | モーリシャス金融サービス委員会(FSC) - GB21026568 |
FxPro Financial Services Ltd | |
金融ライセンス 詳細 | キプロス証券取引委員会(CySEC) - 078/07 |
信託保全 | 一部対象外あり (最大2万ユーロ) |
FxPro Global Markets Ltd | |
金融ライセンス 詳細 | バハマ証券取引委員会(SCB) - SIA-F184 |
信託保全 | なし |
Prime Ash Capital Ltd | |
金融ライセンス 詳細 | モーリシャス金融サービス委員会(FSC) - GB21026568 |
信託保全 | なし |
平均的なスプレッドがやや広め
他社と比較すると、FxPro(エフエックスプロ)のスプレッドはやや広めに設定されています。とはいえ、扱いにくいほど極端にスプレッドが広いわけではなく、低スプレッド業者と比較すると広く感じる程度です。
FxProのスプレッド
通貨ペア | スタンダード | プロ | Raw+口座 | Titan FX スタンダード |
USDJPY | 1.6pips | 1.3pips | 1.25pips | 1.3pips |
EURUSD | 1.4pips | 1.1pips | 1.1pips | 1.1pips |
AUDUSD | 2.2pips | 1.3pips | 1.3pips | 1.0pips |
GBPUSD | 1.8pips | 1.47pips | 1.2pips | 1.7pips |
XAUUSD | 3.1pips | 2.4pips | 1.94pips | 2.2pips |
USDJPY | |
スタンダード口座 | 1.6pips |
プロ口座 | 1.3pips |
Raw+口座 | 1.25pips |
Titan FX スタンダード口座 | 1.3pips |
EURUSD | |
スタンダード口座 | 1.4pips |
プロ口座 | 1.1pips |
Raw+口座 | 1.1pips |
Titan FX スタンダード口座 | 1.1pips |
AUDUSD | |
スタンダード口座 | 2.2pips |
プロ口座 | 1.3pips |
Raw+口座 | 1.3pips |
Titan FX スタンダード口座 | 1.0pips |
GBPUSD | |
スタンダード口座 | 1.8pips |
プロ口座 | 1.47pips |
Raw+口座 | 1.2pips |
Titan FX スタンダード口座 | 1.7pips |
XAUUSD | |
スタンダード口座 | 3.1pips |
プロ口座 | 2.4pips |
Raw+口座 | 1.94pips |
Titan FX スタンダード口座 | 2.2pips |
また、バハマアカウントでは固定スプレッドの口座もありますが、モーリシャスアカウントでは全口座タイプにおいて、変動制スプレッドが採用されています。
スプレッドとは?
スプレッドとは、金融取引において、買値(Bid)と売値(Ask)の差のことを指します。ブローカーやディーラーは、スプレッドを利益の一部として取得し、その幅が狭いほど取引コストが低く、顧客にとっては有利になります。
FxProで取引を始めよう
どのようなブローカーの場合でもそうですが、利用方法をあらかじめ確認しておくと、いざ取引を開始する際に慌てなくてもよくなります。
スムーズに取引を開始するためにも、取引ツールの確認や入出金方法など、FxPro(エフエックスプロ)の基本的な使い方を把握しておくことが大切です。
デモトレードから入るのが理想的
現在、FxPro(エフエックスプロ)では3種類の取引ツールを利用することができます。取引を始める前に、MT4/MT5、cTraderが使えることを確認し、自身に合ったツールを選ぶようにしましょう。
MT4/MT5はどこのFXブローカーでも採用しているため、初心者でも扱いやすく、ネットを探れば利用方法は簡単に分かるプラットフォームです。
cTraderは採用している海外FXブローカーが少なく、情報を調べても日本語で書かれた説明書はあまり多くありません。
それぞれにデモ口座が用意されているので、まずはデモトレードを行って自身に合った取引ツールと口座タイプを確認しましょう。
デモ口座を利用する際には、「開設から180日間で期限が切れる」ことも念頭において利用してください。
ネットアカウントとヘッジアカウント
FxProのMT5口座はネッティングとヘッジングの2種類から選択することが出来ます。ヘッジングとは海外FXで一般的に採用されている建玉管理方式で、同じ通貨ペアに対して複数のポジションを持つことができるため、リスク管理や戦略の多様化が可能です。一方、ネッティングとはBinanceやbybitなど主に仮想通貨取引所に採用されている方式で、同じ通貨ペアに対するポジションが相殺されるためポジション管理がシンプルになりますが、同時に複数のポジションを持つことによるリスク管理や戦略の多様化が制限されます。
入金方法は5種類
FxPro(エフエックスプロ)の入出金方法は、クレジットカードおよびデビットカード、オンラインウォレットのbitwallet、海外銀行送金、仮想通貨各種の5種類が用意されています。
各入金方法の概要は以下の通りです。
FxProの入金方法一覧
入金方法 | 最低入金額 | 口座反映時間 | 入金手数料 |
銀行送金(※1) | $100 | 3~5日 | 無料 |
クレジット/デビットカード | $100 | 即時 | |
bitwallet(※2) | 5,000円 | ||
STICPAY | $20 | ||
仮想通貨(USDT・BTC・ETH・LTC) | 指定なし |
銀行送金(※1) | |
最低入金額 | $100 |
口座反映時間 | 3~5日 |
入金手数料 | 無料 |
クレジット/デビットカード | |
最低入金額 | $100 |
口座反映時間 | 即時 |
入金手数料 | 無料 |
bitwallet(※2) | |
最低入金額 | 5,000円 |
口座反映時間 | 即時 |
入金手数料 | 無料 |
STICPAY | |
最低入金額 | $20 |
口座反映時間 | 即時 |
入金手数料 | 無料 |
仮想通貨(USDT・BTC・ETH・LTC) | |
最低入金額 | 指定なし |
口座反映時間 | 即時 |
入金手数料 | 無料 |
- 銀行送金には、国際送金手数料が別途発生します。
- bitwalletへの入金に際しては、最大8.5%の入金手数料が発生します。
FxPro Wallet経由で取引口座に入金する
FxProで入金手続きを行う際は、開設した取引口座ではなく、まずFxPro Walletに資金が入金されます。その後、FxPro Walletから各プラットフォームへ資金移動を行う必要があります。
出金方法は5種類
FxPro(エフエックスプロ)の出金方法は入金方法と同様に、銀行送金、クレジットおよびデビットカード、bitwallet、STICPAY、仮想通貨各種の5種類が用意されています。
FxProから利益などを出金をする際には、入金方法と同じ経路をまず利用して、入金額と同額になるまで出金した後に、別途の出金方法を選べるようになります。
FxProの出金方法一覧
出金方法 | 最低出金額 | 口座反映時間 | 出金手数料 |
銀行送金 | $6 | 3~5営業日 | 無料(※1) |
クレジット/デビットカード | $0.01 | 3~5営業日(※2) | |
bitwallet | 24時間以内 | ||
STICPAY | $20 | ||
仮想通貨(USDT・BTC・ETH・LTC) | $10 |
銀行送金 | |
最低出金額 | $6 |
口座反映時間 | 3~5営業日 |
出金手数料 | 無料(※1) |
クレジット/デビットカード | |
最低出金額 | $0.01 |
口座反映時間 | 3~5営業日(※2) |
出金手数料 | 無料(※1) |
bitwallet | |
最低出金額 | $0.01 |
口座反映時間 | 24時間以内 |
出金手数料 | 無料(※1) |
STICPAY | |
最低出金額 | $20 |
口座反映時間 | 24時間以内 |
出金手数料 | 無料(※1) |
仮想通貨(USDT・BTC・ETH・LTC) | |
最低出金額 | $10 |
口座反映時間 | 24時間以内 |
出金手数料 | 無料(※1) |
- 出金方法によっては、別途受取手数料が発生することがあります。
- カード会社の決済のタイミングによって受取の期間が変わる可能性があります。
クレジット/デビットカードによる出金の制限
クレジット/デビットカードによる出金は、同カードによる入金履歴がある場合のみ利用が可能です。カードによる入金履歴がない場合は、他の出金手段を利用してください。
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