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日銀は長短金利操作(YCC)の柔軟化を決定

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UPDATE2023.09.26
日銀は長短金利操作(YCC)の柔軟化を決定
プレスリリース

2023年7月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティにみる市場動向

当社(FXplus)は、2023年7月1日〜2023年7月31日の期間を対象とした、「重要イベント」と「主要銘柄のボラティリティ」にみる市場動向をまとめたデータを公開しました。

2023年7月は、28日の日銀による金融政策決定会合で、金利上昇のリスクに備えて柔軟化を決定したことにより当月最大のボラティリティを記録しました。

人気通貨ペアのボラティリティ動向と取引量

人気通貨ペアであるドル円(USD / JPY)、ユーロドル(EUR / USD)、ユーロ円(EUR / JPY)、ポンド円(GBP / JPY)を対象にした今回の調査結果では、7月のクロス円通貨ペアのボラティリティが先月と比較して顕著に増加していることが確認できました。この増加は7月28日の日銀金融政策決定会合における長短金利操作(YCC)の柔軟運用の決定が、主な要因になったと考えられます。

ドル円:日銀の金融政策決定会合でボラティリティが急拡大

ドル円(USD / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2023年6月・7月)

ドル円(USD / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2023年6月・7月)

6月・7月のドル円(USD / JPY)のボラティリティ推移を示す上記グラフから、7月のドル円は6月と比べてボラティリティが明確に拡大していることが確認できます。1日当たりの平均ボラティリティは、6月の113.6pipsに対して7月は152.7pipsと、約1.34倍に拡大しました。さらに1日当たりの最大ボラティリティは、6月が205.7pipsだったのに対し、7月は312.1pipsを記録しました。このボラティリティの大幅な上昇の背景には、日銀の金融政策決定会合が強く影響していると考えられます。日銀は長期金利の上限を0.5%以上と決定し、物価の上振れに対応し、金利操作を柔軟化しました。これは、政策の正常化を追求するのではなく、金融緩和の持続を優先することを意味しています。

ユーロドル:ECB政策会見のボラティリティへの影響は微少

ユーロドル(EUR / USD)のボラティリティ推移(対象月:2023年6月・7月)

ユーロドル(EUR / USD)のボラティリティ推移(対象月:2023年6月・7月)

上記グラフは、6月・7月のユーロドル(EUR / USD)のボラティリティ推移を示しています。7月のユーロドルのボラティリティは、6月と比べて大きな変化は見られませんでした。1日当たりの平均ボラティリティは、6月が74.1pipsに対して7月は77.0pipsと約3pips程度の変化です。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、6月の148.8pipsに対して7月は183.8pipsと拡大しましたが、特筆するほどの変化とは言えません。最大ボラティリティを記録した27日はECB政策記者会見があった日であり、ECBは主要政策金利を0.25%引き上げ、追加利上げの可能性も示唆しました。一方、市場では9月に利上げ停止があると予想する声も出ており、利上げが市場に与える影響を今後も注視していく必要があるでしょう。

ユーロドル(EUR / USD)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2023年6月・7月)

ユーロドル(EUR / USD)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2023年6月・7月)

上記はユーロドル(EUR / USD)の6月と7月のボラティリティと取引量の推移を示すグラフです。7月のユーロドルの取引量が最大となったのは、ボラティリティが最大となった27日ではなく、18日と19日にかけてでした。同日は米国の小売売上高の発表があり取引量が大きく増加したものの、相場に方向感は生まれなかったため、ボラティリティの拡大が限定的だったと推測できます。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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