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海外FX業者だけが導入するゼロカットは最大のメリット

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UPDATE2019.09.12

海外FXに関する基本知識

海外FX業者だけが導入するゼロカットは最大のメリット

FX取引を始めるに当たって、海外FX業者と国内FX業者のどちらを利用したらいいのか迷っている方も多いかと思います。それぞれにメリットやデメリットがありますが、今回は海外FX業者だけが導入しているゼロカットとそれに伴う「追証なし」というシステムについて説明します。ゼロカットによってFX取引におけるリスクを大幅に軽減することができることから、ゼロカットは海外FX業者を利用する上での最大のメリットと言っても差し支えないでしょう。それでは詳しく見ていきましょう。

追証の仕組みと特徴

ゼロカットの説明に入る前に、ゼロカットと関連が深い「追証(おいしょう)」から説明します。FX取引に関心がある方であれば、追証というワードを聞いたことがあると思います。追証とは追加証拠金の略語で、各FX業者は有効証拠金を最低限維持するのに必要な水準(最低維持率)を定めています。それを下回った場合に、追加で業者に証拠金を預け入れることです。

追証の仕組み

海外FX業者と国内FX業者のどちらであっても、信用取引に必要な証拠金の最低水準を定めています。それを下回ったままの状態が続くと強制的に決済がなされ取引停止になってしまうので、FX取引を継続する場合は、証拠金を追加で入金して最低水準以上にまで回復させなければなりません。この証拠金を追加で入金することを追証を入れると言います。口座残高がマイナスになっている状態は、FX業者に対して借金を抱えているのとほぼ同義です。強制的に決済がなされた後でも口座のマイナス残高が解消されない場合は、追証を入金して借金を返済しなければなりません。では、証拠金の最低維持率はどのようにして求めるのでしょうか。計算式を次で詳しく見ていきます。

海外FX業者だけが導入するゼロカットは最大のメリット

証拠金維持率の計算式

水準を下回ると追証を入れなくてはならないため、トレーダーにとって維持率を把握することはとても大切です。証拠金維持率は必要証拠金に対して有効証拠金が占める割合で、次の計算式で求められます。

・証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
有効証拠金とは、取引証拠金に取引によって生じた評価損益を加減した金額のことを指し、必要証拠金とは、FX取引を行うとき新規ポジションを持つために必要な金額をいいます。例えば、最低維持率を25%としているFX業者のケースで説明します。

有効証拠金が100万円で、必要証拠金が300万円の取引をした場合の証拠金維持率は
100万円÷300万円×100=33.3%となります。
この状態のまま建玉が値下がりし、30万円の評価損が発生してしまった場合は、その30万円が有効証拠金から差し引かれるので、
(100万円−30万円)÷300万円×100=23.3%
となり、最低維持率の25%を下回る状態となります。このケースでは、追証として5万円を追加入金すると、
(100万円−30万円+5万円)÷300万円×100=25.0%
となり、ちょうど最低維持率の25%となります。仮に追証として6万円を追加入金すると、
(100万円−30万円+6万円)÷300万円×100=25.3%
となり、最低維持率をわずかに上回ることになりますっています。

この維持率は業者によって異なっており、100%に設定している業者もあれば、20%の業者もいます。概ね国内FX業者よりも海外FX業者の方が低く設定している傾向にあります。

海外FXに追証がない理由

ただ、この追証は国内FX業者だけで発生し、海外FX業者では発生しません。それは、海外FX業者と国内FX業者との間で様々な相違点があるからです。その一例がゼロカットシステムの有無とNDD方式とDD方式というFX取引の方法の違いです。

ゼロカットシステム

冒頭で触れたように、海外FX業者はゼロカットというシステムを採用しています。これは、口座の残高がマイナスに転じた場合であっても、自分が入金している保証金以上の損失を負うことはないというシステムです。言い換えれば、海外FX業者がトレーダーのマイナスの残高部分=損失を補填するシステムです。これは海外FX業者だけが導入しているシステムで、国内FX業者で導入している会社はありません。例えば、100万円の保証金を業者に預けて、FX取引を行った結果、300万円の損失が発生したとします。ゼロカットを導入していないFX業者では、100万円の保証金がゼロになった上、マイナス残高となった200万円は借金とほぼ同義ですので、追証を入金して返済しなくてはなりません。一方、ゼロカットを導入している海外FX業者では、200万円のマイナスは海外FX業者が補填し、トレーダーの損失は保証金として入金していた100万円のみになります。

実際に発動された事例

では、ゼロカットが実際に発動された事例を見てみましょう。2015年のスイスフランショックや2018年のトルコリラの暴落では、ごく短時間のうちに大きな為替変動があり、実際に口座がマイナスになったトレーダーが多く発生したと言われています。ただ、主要な海外FX業者はしっかりとゼロカットを実施し、トレーダーの損失を補填しました。ゼロカットを採用しているとアピールするだけの業者ではなく、このように過去にゼロカットを実施した実績がある海外FX業者を選ぶことも重要となってきます。では、なぜ海外FX業者だけがゼロカットシステムを採用できるのでしょうか。

取引活性化が収益増に繋がる

多くの海外FX業者は、スプレッドによる収入を収益源としています。トレーダーに繰り返し取引をしてもらうことで、その分スプレッドの収入も増えていくという構図です。仮にスプレッドを収入の柱としている海外FX業者がゼロカットを導入していないとすれば、トレーダーは損失が発生した際の追証というリスクを避けるために取引を控えるでしょう。そうすると、海外FX業者の収入も減少することになってしまいます。それを避けるために、ゼロカットという仕組みを導入し、トレーダーに活発な取引をするよう促しているのです。一方の国内FX業者が、ゼロカットを導入できないのはなぜなのでしょうか。

国内FX業者にゼロカットが導入されない理由

法律で禁止

その理由は、海外FX業者とは違って、国内FX業者はトレーダーの損失を補填することが金融商品取引法(金商法)によって禁止されているからです。FX業者が損失補填を行ってしまうと、投資市場の公平な取引が損なわれることになり、結果的にトレーダーの投資市場に対する信頼を失ってしまい、FX取引市場自体が敬遠されることにつながりかねないと考えられているのです。

海外FX業者だけが導入するゼロカットは最大のメリット

NDD方式とDD方式

また、取引方法が海外FX業者と国内FX業者とで異なるのも理由の一つです。多くの海外FX業者が採用するのはNDD(ノーディーリングディスク)方式と呼ばれる仕組みで、国内FX業者は、DD(ディーリングディスク)方式と呼ばれる仕組みをそれぞれ採用しています。これらの詳細についてはこちらのページをご覧ください。
NDD方式:https://www.fxplus.com/useful/glossary/ndd.html
DD方式:https://www.fxplus.com/useful/glossary/dd.html

ゼロカットのメリット

FX取引を行うに当たって、海外FX業者にしかないゼロカットシステムは非常に魅力的です。では、損失が補填されることに関連して生まれるメリットを見ていきます。

ポジションを長期保有できる

ポジションを長期で保有すればするほど、急激な為替変動に見舞われる可能性も高くなります。ただ、その場合でもゼロカットを採用している海外FX業者であれば、入金した保証金以上の損失を負うことはないので、ポジションを安心して長期保有できます。

海外FX業者だけが導入するゼロカットは最大のメリット

大きなロットで取引ができる

大きなロットで取引をすると、その分リスクも上がります。万が一、損失を負ったとしてもゼロカットシステムがあれば、前述したように保証金以上の損失を負うことはありません。そのため、大きなロットで取引して大きな利益を狙うことも可能です。

ゼロカットに潜むデメリット

ここまで海外FX業者が導入しているゼロカットのメリットに焦点を当てて説明してきましたが、ゼロカットのデメリットもいくつかありますので、それに触れたいと思います

損失を軽視してしまう

ゼロカットがあることでリスクが限定されているからと、戦略もなくハイレバレッジのトレードに手を出してしまうケースもあります。その結果、損失が発生したとしても、入金した保証金以上の損失を負うことはありませんが、保証金自体を失っていることに変わりありません。損失を軽視せずに、適切なリスク管理の感覚を磨くようにする必要があります。

スプレッドが広い

ゼロカットを採用している海外FX業者は、国内FX業者よりもスプレッドを広めに設定している傾向が見られます。スプレッドが広い=手数料が高いということのためですから、スプレッドは狭い方がいいと考えるトレーダーも多くいると思います。ただ、海外FX業者はスプレッドが高いゆえに、万が一の事態に備えたゼロカットを導入する余裕があるとも言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。海外FX業者にしかないゼロカットは、FX取引をする上で最大のメリットとも言えることがお分かりになったかと思います。米中の貿易摩擦の激化など、今後も混沌とした世界情勢が続く限り、スイスフランショックやトルコリラの暴落のような急激な為替変動がないとは言えません。急激な為替変動によって口座残高がマイナスになり多額の追証が求められるというリスクを避けるためにも、ゼロカットは非常に有効な仕組みです。海外FX業者にしかないゼロカットを最大限活用して、リスクを最小限にしたFX取引を行うことが大切です。FXplusの他の記事も参考にしながら、FX取引で利益をあげられるようにしましょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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