大統領サイクル
2018.06.26
大統領サイクルとは、アノマリーの一種で、大統領が交代する周期(4年周期)と、株価(S&P500等の米国株価指数)や為替相場(ドル相場)との間に相関関係があるとの考え方(経験則)をいいます。大統領とは一般的に米大統領を指し、大統領サイクルはアメリカ市場の相場を表します。
大統領サイクルでは、中間選挙のときに米国の株価が底値になり、大統領選挙のときに上昇するという理論が代表的です。大統領選挙の年には国民の支持を集めるために、株高政策やドル高政策を取る傾向があります。そのため、大統領選挙と為替相場や株価の動きに関連性があるように見えるのです。
ドルの勢いが弱いと有効な政策が取れていないように思われ与党の印象が悪くなり、選挙に影響を与えることがあります。
また為替(ドル円相場)については大統領選挙の年とその翌年は円安ドル高が進み、反対に中間選挙の年とその翌年は円高ドル安に振れるという傾向があります。
なお、アノマリーとはマーケット(相場)において、はっきりとした理論的な根拠を持つわけではないが、よく当たるかもしれないとされる経験則のことをいいます。
読み方
ダイトウリョウサイクル・だいとうりょうさいくる