顧客確認
2018.07.31
顧客確認(KYC)とは、顧客確認を意味し、新しく銀行口座を開くときに銀行側から求められる本人確認とそれに伴う書類手続きのことです。
金融機関が、口座を開設する顧客の身元確認を徹底する事により、マネーロンダリングのような国際的な犯罪を防止し、対策するための措置です。
確認事項は、身分証明書の提出のほか、投資する資金ので出所、個人が保有している金融資産の内訳、国内で従事している職業や会社に属している場合はその業種やポジション、住所、連絡先などのほかに、投資属性そのものがリスクに見合っているか等まで含まれることがあります。
マネーロンダリングなどの国際的な犯罪を防ぐため、確認事項の内容が多岐にわたっているのです。さらにバーゼル銀行監督委員会は、KYCは銀行の健全性を保つためにも必要な作業であると基準を定めています。
また最近では、深刻化するマネーロンダリング等の犯罪防止のために、秘密主義が原則であるスイス銀行でさえ、必要であれば口座開設者情報を開示する動きすらあり、顧客確認の重要性が認識されています。
読み方
コキャクカクニン・こきゃくかくにん
同意語