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国内FXと海外FXの違い「追証制度」

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UPDATE2018.08.28

海外FXに関する基本知識

国内FXと海外FXの違い「追証制度」

2008年9月に発生したリーマンショックのときや、2015年1月に発生したスイスフランショック。あるいは、2011年3月に発生した東日本大震災を原因とする震災原発ショック。金融においてこのような急変が起こったときには、為替相場も大混乱が起こります。

国内FXブローカーは相場の急変時にロスカットが間に合わない?

例えば、記憶にも新しいスイスフランショックでは、わずか5分で1600pips、20分で4000pips近い値動きがありました。

そのとき、国内FXブローカーで取引をしていた場合、どうなっていたでしょうか。もちろん、相場が思惑の方向へと動いていたら大儲けをしていたと思います。
しかし思惑と反対の方向に相場が動いていたら、大損をしていたはずです。

ロスカットを設定していれば損失も限定されているはずだと思うでしょう。また、そのFXブローカーが設定している証拠金維持率を下回った時点で、強制ロスカットも発動しているはずです。

しかし、スイスフランショックのような相場の急変ではロスカットを設定していても大きなスリッページが発生しますし、強制ロスカットも間に合わないことが起こりうるのです。

急変時にロスカットが間に合わない

スイスフランショックでは口座がマイナスに...

通常のFXトレードでは、「取引したい数量 x 現在の為替レート x ◯% = 必要な証拠金」が算定されます。1ドル=100円と考えると、レバレッジ1倍で1万通貨取引するのに100万円の証拠金が必要となります。

現在、国内FXブローカーの最大レバレッジは25倍ですから、最大レバレッジで取引をしていたとすると、1万通貨あたり4万円の証拠金が必要となるわけです。

国内FXブローカーが強制ロスカットを執行すると決めている証拠金維持率は、FXブローカーにより異なりますが、おおむね20%~100%に設定されています。

そのため、ドルを1万通貨取引していた場合、必要証拠金が8000円~4万円を下回るとロスカットが発動し、ポジションが手仕舞いされてしまうのです。この場合、FXブローカーが定めた時間まではロスカットされませんが、必要証拠金額を割り込んだ段階で即時にロスカットが行われ、保有ポジションがすべて決済されるFXブローカーもあります。

通常の相場では、強制ロスカットの前にマージンコールがかかるので、その時点で証拠金を追加入金すれば、口座もポジションも維持されます。

しかし相場の急変時にはその強制ロスカットが間に合わず、口座の残高がマイナスになることもあります。そこで請求されるのが「追証」と呼ばれる追加の証拠金です。

口座資金がマイナスになってしまった場合の追証は借金と同じです。

トレーダーがその追証をFXブローカーに支払うまでは口座が凍結されますし、払わないままでいれば督促があります。それでも払わなければ、FXブローカー側が法的処置を講じて財産の差押えなどになることがあります。

このような仕組みは「追証制度」と呼ばれ、国内FXブローカーのほとんどで採用されています。

海外FXブローカーは追証がないゼロカット方式を採用

翻って、海外FXブローカーではどうでしょうか?それがなんと「追証制度」がありません。 「追証ゼロ」というゼロカット方式のブローカーが大半なのです。

このサービスは文字通り、追証がゼロになるというものです。相場がどんなに急激に変動したとしても確実に決済処理が行われて、証拠金残高がマイナスになりません。

国内FXブローカーでは、リーマンショックのような相場の急変動が起きた場合、例えば、週をまたいで大きく窓を開け月曜日の相場が始まったときには、残高がマイナスになる可能性があります。国内FXブローカーでは、決済できない時間帯はロスカットができないからです。

しかし海外FXブローカーでは、そんな場合でも、すべて口座残高ゼロ円でカットされるのです。もし仮に、相場の乱高下や週の頭に窓明けがあって、一時的に口座がマイナスになってもその残高をゼロに戻してくれます。

現に、スイスフランショックほどの相場の急変でも、海外FXブローカーを使って取引をしていて、思惑と反対の方向に動いてしまったトレーダーの口座はみな、口座残高ゼロで手仕舞いしてくれました。

ゼロカット方式

XM(エックスエム)ではマイナス残高の口座もゼロに戻した!

例えば、最大888倍というハイレバレッジを採用し、日本人トレーダーにも人気の海外FXブローカー XMでは、どうでしょうか?

じつはXMでは、スイスフランショックが発生した後、「XMは常にマイナス残高の自動的な保護を提供していることをお客様に再度ご案内申し上げます。」という内容のお知らせを発表しました。

そこでXMでは、スイスフランショックによる暴落の影響によりマイナス口座残高が発生したすべてのクライアントに対し、マイナス残高のリセットという対応を行いました。「もしマイナス残高がまだリセットされていないという方がおられましたら、XM.COMサポートまでお問い合わせください。」というアナウンスまでしています。

なかにはゼロカット方式を採用していない海外FXブローカーも...

しかし、海外FXブローカーが追証をしないということは、トレーダーのマイナス分をブローカー側が補填しているからです。そのため、スイスフランショックで大きな損失を出してしまい、「追証制度」を採用するようになってしまった海外FXブローカーも存在します。

その中でもっとも有名な海外FXブローカーは、FXDD(エフエックス ディーディー)です。スイスフランショックで会社自体が大きな損失を被ってしまい、その後は「マイナス残高になった口座は、できるだけ早い追加入金を促し、今後も、市場の急変により口座がマイナスになった場合は、追証を請求する方針」というように対応状況が変わってしまいました。

同時に、低スプレッドで日本人トレーダーにも人気があった Pepperstone(ペッパーストーン)も同様の対応状況を発表しています。ただし、Pepperstoneは現在、日本居住者向けのサービスは停止しています。

その他にも、ASIC(オーストラリア証券投資委員会)がFX規制を強化していることにより、オーストラリアのFXブローカーにはゼロカット方式を採用していないブローカーも多く存在します。

海外FXをやるならゼロカット方式を採用しているブローカーを選ぼう!

その逆に、キプロスやモナコ、マルタなどに拠点を持つオフショアFXブローカーには、ゼロカット方式を採用するブローカーが多く存在します。

その中にはスイスフランショックが発生した後も、「今後も追証を請求しない」という、トレーダーにとって嬉しい声明を発表しているFXブローカーが数多くあります。

例えば、有名なところだと、前述したXMをはじめ、FxPro(エフエックス プロ)や IFC Markets(アイエフシー マーケット)がこのような声明を出しています。

FX取引におけるゼロカット方式は、ハイレバレッジと共に海外FXブローカーの大きな魅力といえます。

海外FXをスタートする際、あるいは取引先の海外FXブローカーを変える際には、このゼロカット方式を採用しているか否かも選定条件に入れるようにしましょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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