CFD
2018.07.12
CFD(Contract for Difference)とは、証拠金をベースとして現物株、指数、先物、通貨などを取り引きすることができる投資商品をいいます。CFD取引は直訳すると「差金決済取引」です。
取引の内容は、投資対象の現物の受け渡しを行わずに、その売買の結果として発生した差額だけをやり取りします。金融商品売買の結果生じた差額のみをやり取りするために「差金決済取引」とよばれます。
特長は取引にレバレッジをかけて少ない証拠金で高額な取引ができる点、世界中にマーケットがあるのでインターネットを通じて24時間取引できる点、買いから入るだけではなく、値下がりを見越して売りから入ることもできる点で、外国為替証拠金取引(FX)と共通しています。
銘柄選択幅の広さの点では外国為替証拠金取引(FX)以上です。レバレッジを高くすればハイリスク、ハイリターンな取引が可能です。イギリスで金融市場の3割、オーストラリアでは2割近くを占めるほどの規模に成長するなど、世界的にみてもメジャーになりつつあります。
CDFの取引を行う場合、原則としてCFD取引業者と直接取引する相対取引を行うことになります。株式などのように多くの投資家が同時に参加できる取引所のような場所でオークション方式により価格決定が行われるのではなく、CDF商品のもとになる個別株式や株価指数などに基づいて価格が決定される仕組みです。
CFD取引業者によって取引できる品目や数に違いがあるため、投資家としては投資したいCDF商品を取り扱っているCDF業者を見つけて取引を行う必要があります。
日本におけるCDF取引に関しては、取引所による取引も一部可能になっています。取引所名は、くりっく株365(株価指数証拠金取引)です。
読み方
シーエフディー・しーえふでぃー
同意語