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海外FX業者が登録している金融ライセンスとは何ですか?

UPDATE2023.10.20

海外FX業者が登録している金融ライセンスとは、FXを含む金融業を運営するために必要な許可です。規制の厳しいライセンスを保有している業者は、経営状態や投資家保護の点でしっかりした運営が行われていることが期待でき、海外FX業者の信頼性を測る一つの基準となっています。


金融ライセンスとは

金融ライセンスとは、金融関係の事業を行うために必要な許可を指します。これは、それぞれの国が自国で活動する金融機関に対して発行するもので、日本の場合は金融庁が行う第一種金融商品取引業登録などが該当します。

金融ライセンスを保有しているFX業者は、その国の金融当局が定める基準をクリアしているため、経営状態や投資家保護などに関して一定の信頼を置くことができます。ただ、金融ライセンスは、発行元によって審査基準や難易度が異なりますので、信頼性を第一に海外FX業者を選びたい方は、金融ライセンスの発行元にも着目するといいでしょう。


グループ会社のライセンスもチェック

イギリスが発行しているFCAは、世界の金融ライセンスの中でも特に審査基準が厳しいことでも有名です。また、キプロスのCySecも、入金額以上の損失を負わない投資家保護の制度であるゼロカットを義務付けるなど比較的厳しい規制を行っています。

こうしたライセンスを保持する海外FX業者を使いたいというニーズもあると思いますが、日本で活動している海外FX業者は基本的に、セーシェルなどの規制の緩い国のライセンスで登録されています。

理由は、イギリスなどEU圏では日本と同様にレバレッジ規制が行われており、海外FXのメリットの1つである高いレバレッジが提供できないからです。

そのため、海外FX業者の中には、FCAやCySecなどの規制の厳しいライセンスを持っている業者が、セーシェルなどの規制の緩い国に別法人を設立して日本向けの営業を行っているケースがあります。

別法人とはいえ、グループとしてしっかりとしたライセンスを保有できる会社であるということは評価できるポイントですので、こういった点にも着目してみることをおすすめします。

それでは、以下で海外FX業者大手のXM(エックス エム)のライセンスについて紹介します。


XM

XMは、グループとして世界4カ国(ベリーズIFSC・豪ASIC・キプロスCySec・セーシェルFSA)のライセンスを保持し、世界196カ国にサービスを展開している大手FXブローカーです。

日本向けには、比較的規制の厳しいキプロスのライセンスで営業していましたが、2018年にキプロスでレバレッジ規制が始まったことをきっかけに、セーシェルのライセンスに移行して営業を続けています。


まとめ:金融ライセンスは信頼性も示す事業許可証

金融ライセンス自体は、投資家と直接関係のないものですが、資産の保護体制や経営状態などFX業者に存在するリスクを判断する上で重要な指標です。

また、日本人が口座を開設できる海外FX業者は、レバレッジの関係で比較的規制の緩いライセンスを保有していますが、グループ会社のライセンスも比較・確認して、しっかりした運営を行っている業者かどうかの参考にしてみるといいでしょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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