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海外FX業者は両建て禁止?バレる?両建てのメリットや注意点を徹底解説

安藤光輝

安藤光輝

プロトレーダー

当社ライター兼プロトレーダー

海外FXブローカーを駆使する、現役トレーダー兼ライター

<プロフィール>

20歳から国内FXを開始し、ほとんど全ての資金を失う。その後、独自のブレイクアウト手法を確立し、海外FX専業トレーダーに移行。各海外FXブローカーの特長を利用した取引により生計を立てる。現役トレーダー。FXplusでコラムを担当。

海外FX業者は両建て禁止?バレる?両建てのメリットや注意点を徹底解説

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「海外FXは両建て禁止」と聞いて不安になっている人もいるかもしれません。ゼロカットやボーナスが理由で、複数口座間の両建てなど一部の両建てが禁止されている場合もありますが、同一口座内での両建てはほとんどの業者で認められています。ルールを守って利用すれば、不安になる必要はありません。

この記事では、海外FX業者の両建て禁止のルールや、両建てのメリット・デメリットについて解説していきます。

知りたい情報 TOP3(ここを読めば解る)

  1. 海外FX業者で両建てが禁止されているって本当?

  2. 各海外FX業者の対応の違いは?

  3. 両建て取引のメリット・デメリットは何?

海外FX業者の両建ては注意が必要

そもそも両建てとは

両建てとは、同じ通貨ペア・銘柄の買いポジションと売りポジションを同時に保有することです。相場がどちらの方向に動いたとしても、利益と損失が相殺されて、プラスマイナスゼロになります。

両建て手法というのは、昔から禁じ手とされており、「両建ての両損(りょうぞん)」という格言もあるぐらい日本の相場師も扱いが難しく感じていたのでしょう。最近は、以前と比較すると両建て取引に対する抵抗も少なくなってきたように感じています。

両建てには、保険をかけてリスクを軽減させるという使い方もあります。ただし、ゼロカットシステムやボーナス制度を採用している海外FX業者では、これらが不正利用されないよう、複数口座間や異業者間での両建て取引を利用規約で禁止している場合があります。

用語解説<ゼロカットシステム>

相場が急変動して強制ロスカットが発動せず、トレーダーの口座がマイナスになってしまった場合、海外FX業者が損失を補てんして追証を請求しないという仕組みのこと。


両建てが禁止される理由

両建ては、大きく3タイプに分かれます。

  1. 同じ口座内での両建て
  2. 同じFX業者の複数口座間の両建て
  3. 異なるFX業者間の両建て

このうち、同じ口座内での両建てはほとんど全ての海外FX業者で認められていますが、同じFX業者の複数口座間の両建てや、異なるFX業者間の両建ては、禁止しているFX業者もあります。

両建てが禁止されている主な理由は「ゼロカットとボーナス」です。とりわけ、複数口座間および異なる海外FX業者間の取引を禁止しているのは、ボーナスが豊富な業者に多く見受けられます。

ゼロカットやボーナスと両建て取引がどのように関わっているのかを、「同じFX業者の複数口座間の両建て」を例に調べてみましょう。

ゼロカットと両建ての関係

海外FX業者では、1人のトレーダーが複数の口座を開設できるようになっています。

複数口座を利用することによって自動売買システム(EA)を複数運用したり、トレードスタイルを変えたりなど使い方は様々ですが、一部の業者では複数口座間の両建てを禁止しています。これは、ゼロカットシステムが口座ごとの適用になっているためです。

同じFX業者の口座Aと口座Bで両建てをして急激な価格変動が起きた場合、口座Aの利益は増え続けます。一方、口座Bは、ゼロカットシステムによって損失は口座残高のみに限定されます。

これを具体的な数字で見てみましょう。

A口座でUSD/JPYの買いポジション、B口座で売りポジションの両建て。それぞれ口座残高は50万円、ポジション量は1ロット、価格レートは110.50。

フラッシュクラッシュによって価格レートが900Pips変動して101.50になった。

強制ロスカットは間に合わなかった。

この場合の損益は、このようになります。

ポジション 価格変動の損益 ゼロカット適用分 実際の損益
買いポジション
(A口座)
マイナス90万 40万円 マイナス50万円
売りポジション
(B口座)
プラス90万 - プラス90万円

買いポジションの損失は、ゼロカットが適用されるのでマイナス50万円となる一方、売りポジションは利益がそのまま得られるのでプラス90万円となっていますね。両建てした結果、トータルでプラス40万円の利益が得られることになります。

ゼロカットシステムは、口座残高を上回るトレーダーの損失をFX業者が負担する制度ですので、差額の40万円はFX業者が負担することになります。

このような事態になると、FX業者には過度な負担となりますので、ゼロカットシステムを採用している一部の海外FX業者は複数口座間・異なるFX業者間の両建てを禁止しています。

ボーナスを提供している海外FX業者の場合も同様で、ゼロカット適用分をボーナスに置き換えて考えると、同じようにFX業者の負担となってしまいます。

こうした両建てを禁止している海外FX業者の場合、違反すると口座凍結や利益の取り消しとなる可能性もあります。

編集部

編集部の
コメント

複数口座間・異なるFX業者間の両建てが認められている業者もあります。両建てがしたい場合、そのようなFX業者のみを利用するなど、各海外FX業者の規約を守って利用しましょう。

両建て禁止・OKの海外FX業者

海外FX業者の両建て可否一覧

当サイトで紹介している海外FX業者の両建て可否について、表にまとめてみました。

各海外FX業者の両建て可否

海外FX業者 同一口座 複数口座 異なるFX業者間
xem × ×
tfx × ×
trv
tdt

どの業者も同じ口座内の両建ては認めてられていますが、複数口座が異なるFX業者間の両建ての対応には違いがあります。

Tradeview(トレードビュー)、Traders Trust(トレーダーズ トラスト)は両建てに関する制限を設けていません。

複数口座間や異なる業者間で両建てをする場合、TradeviewやTraders Trustなら不安なく利用できますね。


「バレなければ大丈夫」ではない!

海外FX業者を利用するときは、利用規約を守ることが大切です。

両建てだけでなく、利用規約に違反した行為がバレてしまうと、ペナルティが課せられます。例えば、違反行為をして稼いだ利益の取り消しや悪質な場合は口座の凍結ということもあります。

特に、異なる海外FX業者間の両建ての場合、「どうせバレないだろう」と考える人が少なからず存在します。

海外FX業者が規約違反をどのようにチェックしているのか、具体的な内容は公表されていません。監視方法を公表してしまうと、弱点を突いた行為をされる危険性があるためです。しかし、実際には、規約違反の両建てを発見する様々な方法があるといわれています。

禁止されている方法で両建てをするのではなく、海外FX業者のルールに沿って気持ちよく利益を増やしていきましょう。

両建てのメリットとデメリット

両建てで利益を確保する

同じ口座内での両建ては、ほとんどの業者で認められているので、同じ口座内であれば、トレードの戦略として両建てを活用するのはOKです。

両建ては、トレードの「保険」として使用することができます。ここで紹介するのは、「利乗せの両建て」という手法です。利益が出ているときに同じポジション量で両建てをすれば、買いと売りの両方のポジションの損益が相殺されるため、利益は固定されます。

つまり、決済しなくても利益を確保できるということです。週末にイベントが予定されているが、ポジションを保有し続けたい場合などに用いられます。

両建てした時点で利益を確保し、その後トレンドが継続することを確認してから両建てを解除すれば、利益を伸ばすことができます。

イベントがある場合の両建て取引

USD/JPYの買いポジション1ロット(107.500円)を保有。現在の価格109.500円で200pipsの含み益

金曜日に米国雇用統計があり、相場の乱高下が予想される。だが、今後もドル高円安方向を予想しているため、ポジションを保有し続けたい。

109.500円で1ロットの売りポジションでエントリーする。
→月曜日に改めてポジションをどうするのかを検討する。この時点で、利益は200pips分確保されている。

更に、今後の値動きがどうなるか分からないが、ポジションは決済したくないという場合にも両建てを利用できます。ですが、保有し続けてしまうと、利益を減らしてしまうことにつながるので、両建てポジションを保有する期間を決めるようにするのがおすすめです。

今後の値動きが分からない場合の両建て取引

USD/JPYの売りポジション1ロット(110.00円)を保有。現在の価格109.000円で100pipsの含み益。

109円は節目の価格であり、ファンダメンタルズ的にみれば下落する可能性もあるが、テクニカル的にみると一時的に上昇する可能性がある。

109.000円で1ロットの買いポジションでエントリーする。
→両建て取引をすることで、100Pipsの利益幅を固定でき、相場の様子を見守るというトレード計画が立てられる。

あんこの両建て

昔の先物取引などでは、含み益を美味しい「あんこ」に見立てて、あんこの両建てとも呼ばれていました。和菓子の最中のようなイメージで、利益の部分を包むイメージですね。昔のトレーダーも上手に両建てを利用していたのですね。


マイナススワップに注意

両建てポジションを長期間保有してしまうと、スワップポイントがマイナスになってしまうため、本体の利益を減らしてしまうことになります。マイナー通貨つまり流動性が少ない通貨ペアはマイナススワップが高額に設定されている場合が多いため、注意が必要です。

例)Titan FXでAUD/JPY(豪ドル円)の両建てをする場合(2020年3月現在)

買いスワップ 169円
売りスワップ -533円

両建てをすると、差額のマイナス364円が毎日利益から引かれます。そのため、両建てを長期間保有するのは注意が必要です。

更に、ボラティリティが高くなっている相場では、スプレッドが極端に拡大し、両方のポジションがロスカットされる可能性もあります。そうなってしまうと、場合によっては損失が2倍になってしまいます。


損切りしたくないときの両建ては危険

損益がマイナスになってしまったときに、これ以上損失を膨らませないように両建て取引をする場合もあります。しかし、これは冷静に相場を分析すること、更に、ポジションを解消するタイミングが非常に難しくなります。

損切りを難しく感じている人であれば、ポジションを解消するタイミングが分からなくなってしまいます。両建てをした時点で損失幅が固定され、どちらの方向に動いてもマイナスになってしまうからです。

どちらか一方を決済したとしても、結局もう一方のマイナスポジションが残ってしまいます。そのため、損失が出ているときの両建ては極力避けて、一度ポジションを決済することをおすすめします。

編集部

編集部の
コメント

ポジション管理の難しい両建ては上級者向けのトレード手法なので、その場の思い付きで利用してしまうと損失になる可能性が高くなります。ポジションを建てる前にあらかじめトレード計画を練っておきましょう。

まとめ

ここまで海外FX業者の両建てについて解説をしてきました。一部の海外FX業者では、複数口座間および異なる業者間の両建てが禁止されています。海外FX業者には「1つの業者で複数の口座を開設できる」「ゼロカットシステム」という魅力があります。「決してバレない」などと不正ギリギリの両建てを考えるよりも、その特徴を活かしたトレードを楽しみましょう。

オーダー・約定に関連したよくある質問(FAQ)

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安藤光輝

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