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海外FXで採用しているNDD方式とは何ですか?

UPDATE2023.10.20

多くの海外FX業者が採用しているNDD方式とは、トレーダーの出した注文の約定に人為的介入が行われず、自動的に約定する方式のことです。国内FX業者の多くが採用しているDD方式は、約定にディーラーによる判断が入るため、透明性の点ではNDD方式の方が優れています。


海外FX業者が採用しているNDD方式とは

NDD方式とは、ブローカーがトレーダーからの注文を受け取った後、人間のディーラーによる介入なく注文を約定させる方式です。カバー先に直接注文を流す場合、複数のレートからトレーダーにとって最も有利なレートで約定を行うことができる形にしているブローカーもあります。

NDD方式のSTPとECN取引

NDD方式の中には、さらにSTP方式とECN方式という種類があります。

簡単に説明しますと、STP(ストレート・スルー・プロセッシング)方式は、海外FX業者が一旦トレーダーからの注文を受け、その後注文をカバー先へ流すシステムです。「ストレート」という名前がついている通り、海外FX業者が一旦注文を受けるものの、人為的介入は行われず、注文はカバー先にそのまま発注されます。

一方ECN方式の場合は、注文は海外FX業者が参加している取引ネットワークへ流され、そこで反対の売買を行うことを希望している別の参加者の注文とマッチングが行われます。


国内で採用されているDD方式とは

海外FX業者はNDD方式が主流ですが、国内のFX業者が採用しているシステムは、DD方式が多いです。

DD方式とは、注文の約定にFX業者のディーラーによる判断が入る方式です。全ての注文がカバー先に流されるわけではなく、カバー先に発注するかどうかをディーラーが判断します。

このため、カバー先に流さなかった注文については、「トレーダーが損をするとFX業者が儲かる」という構図になってしまうため、取引の透明性に疑問を持たれることもあります。


NDD方式のメリット・デメリット

NDD方式の方が、注文の約定にディーラーが介入しないため、取引の透明性としては優れています。

しかし、全ての注文をカバー先に流すということは、FX業者がカバー先に支払うスプレッドのコストがかかるというデメリットがあります。

そのため、一部の注文をカバー先で流さずに自社で受けるDD方式のブローカーよりも取引コストが高くなるというデメリットがあります。


まとめ:NDD方式はトレーダーの注文を市場へ流すシステム

ここまで海外FXで多く採用されているNDD方式と、国内FXで採用されているDD方式の違いについて述べてきました。DD方式にも、スプレッドが狭くなるというメリットはあるものの、透明性の点ではNDD方式が優れています。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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