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豪ドルにはどんな特徴がある?トレンドフォローならAUDがおすすめ!

安藤光輝

安藤光輝

プロトレーダー

当社ライター兼プロトレーダー

海外FXブローカーを駆使する、現役トレーダー兼ライター

<プロフィール>

20歳から国内FXを開始し、ほとんど全ての資金を失う。その後、独自のブレイクアウト手法を確立し、海外FX専業トレーダーに移行。各海外FXブローカーの特長を利用した取引により生計を立てる。現役トレーダー。FXplusでコラムを担当。

豪ドルにはどんな特徴がある?トレンドフォローならAUDがおすすめ!

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トレード手法関連

Updated最終更新:

数年前までスワップトレードで有名だったのがオセアニア通貨、特に「豪ドル円」です。南半球のオーストラリアで利用されている通貨ですが、日本人トレーダーにも人気の通貨で、実際にトレードしている方も多いと思います。

2021年現在、数年前とは状況が変わり、豪ドルのスワップを狙ったトレードはできなくなっています。政策金利が変わってしまい、スワップポイントが魅力的ではなくなりました。FX業者によってはマイナススワップになってしまいます。現在では、スワップよりもスプレッドに注目して海外FX業者を選ぶことをおすすめします。

オーストラリアの社会情勢は他の通貨と比較すると、非常に安定しています。つまり、ファンダメンタルズは非常に良好です。

経験則ですが、豪ドル関連の通貨ペアのトレンドは長期間続きやすいと思います。また、豪ドルは銅や鉄鉱石といった資源銘柄と相関関係があることも知られており、中国経済に為替レートが大きく左右されます。

日本時間の午前中に活発にトレードされるため、欧州時間やNY時間にトレードできないトレーダーにおすすめの通貨です。

今回は、オーストラリアの通貨「豪ドル」の特徴やファンダメンタル、おすすめの海外FX業者について紹介します。

午前にトレードできる豪ドル(AUD)

主要市場のオープン時間

FX相場で取引が最も活発になるのは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なった夜の時間帯です。1日で最も取引量が多くなり、USDやEUR、GBPを中心に大きく相場が変動します。

また、米国の経済指標も次々と発表される時間帯なので、FXトレーダーの中には夜に集中してトレードする人も多いと思います。

FXの魅力は夜の時間帯だけではありません。午前中はUSD/JPYのレンジ相場仲値トレードが一般的ですが、豪ドルトレードも取引チャンスにあふれています。

AUD相場の特徴について、調べていきましょう!


AUDはオセアニア市場でトレードされる

外国為替市場は、ニュージーランドのウェリントン市場からスタートし、オーストラリアのシドニー市場、東京市場という順番にオープンします。

主要市場が活発な時間帯

主要市場活発にトレードされる時間帯
オセアニア市場7:00~14:00
東京市場9:00~16:00
ロンドン市場16:00~1:00
ニューヨーク市場22:00~3:00

日本時間の午前中は、AUDとJPYが主にトレードされます。

AUD/USD(豪ドル/米ドル)の15分足チャートを表示してみました。オセアニア市場の取引時間帯である日本時間7:00~14:00の部分を緑枠で囲っています。

日本時間7:00~14:00のオセアニア市場

一週間分のAUD/USDチャートですが、オセアニア市場の時間帯には平均して36pips前後変動しています。また、USD/JPYの相場と異なるのは「ほぼ一方通行の短期トレンドが発生している」という点です。つまり、含み損をほぼ発生させることなく、大きく利益を狙うことができます。

具体的なトレード手法は

2章.豪ドルトレードで利益を出すで紹介します。

編集部

編集部の
コメント

豪ドルはトレンドが発生しやすいという特徴があります。午前中の相場も例外ではありません。ドル円相場とは別のトレード戦略をする方が良いでしょう。とりわけ、順張りを得意とするトレーダーには、豪ドルトレードがおすすめです。

また、夜間にトレードできない生活スタイルの方や午前中にトレードしたい&利益も狙いたいというトレーダーにおすすめです。


豪ドルのスワップトレードはできない

結論からいうと、2021年5月現在、豪ドルのスワップトレードは期待できない状況です。過去10年の日本と豪ドルの政策金利をグラフにまとめてみました。

過去10年の日本と豪ドルの政策金利

スワップポイントはどのように決まる?

FX業者によってスワップポイントは異なりますが、基準となるのは各国の政策金利です。

例えば、AUD/JPYであれば「オーストラリア(豪ドル)」と「日本(JPY)」の政策金利の差によってスワップポイントが決まります。2008年の時点では、政策金利の差が6.75%でした。そのため、AUD/JPYの買いポジションには、非常に魅力的なスワップポイントが発生していました。

過去10年の間にオーストラリアの政策金利は右肩下がりになってしまっています。2021年(A)時点では、政策金利の差は0.20%です。残念ながら、XMやTitan FXなどのAUD/JPYのスワップポイントは「マイナススワップ」になっています。

豪ドルのトレード方針は、スワップトレードから為替差益を狙うトレードに転換すべきです。

スワップトレードであれば、メキシコペソ/円(MXN/JPY)や南アフリカランド/円(ZAR/JPY)がおすすめです。

スワップトレードについては下記にまとめました。

豪ドルトレードで利益を出す【基本編】

豪ドルトレードはトレンド相場を狙うことが最大のポイントです。ドルストレート通貨ペアのAUD/USDを例に、どのように豪ドルトレードをするのか、具体的なチャート分析方法を解説していきます。


ファンダメンタル要素が変わった

まずは、大きな豪ドルの流れを確認してみましょう。

AUD/USDの週足チャートです。過去10年間の流れをチャート表示してみました。

過去10年間のAUD/USDの週足チャート

10年間で大きな下落トレンドが発生していることが分かりますね。先ほど紹介した政策金利のグラフにそっくりです。

また、A地点(2020年3月)を境に、長期下落トレンドが上昇トレンドに変わっています。これまでは政策金利の動きにファンダメンタルが大きな影響を受けていたのですが、コロナショック以降は「オーストラリアのコロナの感染状況」が相場に大きな影響を与えていることが理解できるでしょう。

世界でコロナの感染状況が落ち着いてくると、別のファンダメンタル要素になっていくと予想できます。


戻りや押し目を待ってはいけない!

AUD/USDの1時間足チャートで考えてみます。

AUD/USDの1時間足チャートで見る戻りや押し目

AUD/USDのトレンドの特徴は「一気にトレンドが進むこと」です。

ボラティリティは緩やかですが、「押し目安値や戻り高値」がほとんどありません。下落トレンドの戻り部分(A)を見ても、戻り高値と言えるような部分はありません。

USD/JPYやEUR/USDは、取引量や実需取引が多いためトレンド相場の中にも押し目安値や戻り高値が発生する確率が高いのですが、AUD/USDはトレンドがどんどん一方通行で進む傾向があります。


豪ドル米ドル(AUD/USD)の環境認識

私がAUD/USDの環境認識で活用しているのは、ドルインデックスと移動平均線です。

ドルインデックスを確認しよう

用語解説<ドルインデックス>

ドルインデックスとは、ユーロ・円・ポンド・スイスフランなど複数の主要国通貨に対する米ドルの価値を指数化したものです。ドルインデックスチャートが上昇すると、米ドルが買われて主要通貨が安くなっていることを示し、下落すると米ドルが売られていることを示します。

Titan FXではドルインデックスチャートを表示することができます。下記は15分足のドルインデックス(USDX)チャートです。

15分足のドルインデックス(USDX)チャート

AUD/USDに限らず、EUR/USDやUSD/JPYなどのドルストレート通貨ペアは、ドルインデックスの動きに影響を受けます。

ドルインデックスから判断するポジションの取り方

Aドルが売られやすい状態AUD/USDなら買いポジションを狙う
Bドルが買われやすい状態AUD/USDなら売りポジションを狙う

ドルインデックスがどのような動きをしているかを分析すれば、勝率の高いトレードができるようになります。

移動平均線の設定はどうする?

移動平均線もチャートに表示してみましょう。移動平均線は、性質上、どうしても遅行指標になってしまいます。ただ、大きな相場の方向を確認するにはピッタリの指標です。

移動平均線は「時間足ごと」に期間を分けるのがおすすめです。私は、1時間足チャートであれば480 SMA(単純移動平均線)を表示しています。

AUD/USD1h足480 SMA

1時間足の480 移動平均線は、10営業日つまり2週間の移動平均を示します。価格が480 SMAを上回っている(赤い矢印の範囲)のであれば「買いポジションのみ」、価格が480 SMAを下回っていれば(青い矢印の範囲)「売りポジションのみ」というフィルターを付けると、勝率が高くなります。

編集部

編集部の
コメント

短期トレードは、できるだけトレードの優位性(エッジ)が高い部分でエントリーすることが大切です。

ドルインデックスが上昇基調であればAUD/USDは売り目線、下落基調であればAUD/USDは買い目線と考えることができます。さらに、480 SMAを上回っているか、下回っているかを考慮すると、勝率がもっと上がるでしょう。

エントリーチャンスが少なくなってしまうので、あまりにも厳しいフィルターは逆効果になってしまいます。程よいフィルターを掛けて、エントリーを絞りましょう!

豪ドルの特徴を最大限活用しよう【実践編】

プライスアクションに注目しよう

プライスアクション

豪ドルはトレンドが一方通行に進みやすい性質がありますが、トレンド転換も驚くほど速いため、注意しましょう。

おすすめは「プライスアクション」を活用することです。豪ドルは基本に忠実な通貨なので、非常に分かりやすいプライスアクションになることが多いと思います。

用語解説<プライスアクション>

プライスアクションとは、値動き自体に着目し、チャートの動きやローソク足から投資家心理を読み解いて状況を判断する方法です。

日本での相場判断で代表的なものに酒田五法がありますが、欧米ではプライスアクションがそれにあたります。

プライスアクションの分析法は、過去の高値や安値を超えては売り買いしたくないといった心理判断による価格帯に注目します。ローソク足の形状や値動きの法則を知ることで、相場転換のきっかけをつかむことができるので、大変有利なトレードが可能になります。

豪ドルのプライスアクション

A底値圏の下ヒゲ⇒大陽線
B天井圏での上ヒゲ⇒包み足(大陰線)

天井圏や底値圏でヒゲの長いローソク足、「つつみ足」、「はらみ足」が発生したら要注意です。次のローソク足で大きく逆方向に動く可能性があります。せっかくの含み益を目減りさせてしまうのは悔しい限りです。

AUD/USDの場合、トレンドが続いていくときは、ほとんど発生しないシグナルなので、一度利益を確保するのがおすすめです。


RSIを使ったチャート分析方法【応用編】

応用のエントリー・決済方法を解説します。デイトレードの1時間足チャートの例を紹介します。

豪ドルは、トレンドが発生しやすいポイントをどのように予想するかというのが最大のポイント。そこで活用するのが、オシレータ系指標のRSIです。

デイトレードの1時間足チャーRSIの活用

AUD/USDの1時間足チャートにGMMAとRSIを表示してみました。RSIの数値は「過去の変動のうち、上昇が占める割合」を示します。詳しくは以下の記事をご覧ください。

RSIの期間は任意ですが、1時間足であればRSI=24に設定してみましょう。RSIで注目する数値は「30,50,70」です。

RSI=50による相場判断

RSI=50以上上昇の変動幅の方が大きい
RSI=50上昇の変動幅=下落の変動幅
RSI=50未満下落の変動幅の方が大きい

RSIの数値が50を超えているか、50を下回っているかで、現在の相場がどうなっているのかを判断します。

ココで注目するのは「RSIのチャート」です。

黄色の部分は「RSIが50近辺でレンジを形成」しています。そして、Aの部分でRSIのレンジ高値をブレイクしています。

青色の部分はRSI=50が支持線として機能しています。つまり、下落基調になるか、ならないかの攻防です。そして、Bの部分でRSI=50をブレイクアウトしています。

AとBの部分で対応している部分は、「トレンド相場が始まった直後」です。RSIは先行指標として機能するので、RSIのチャートの形に注目すれば、ある程度、トレンドの発生を予想できるようになります。

そして、RSI=70,30に到達したら、決済を検討しましょう。

このような方針でトレードすると、ほとんど含み損になることなく、利益を最大に伸ばすことが可能になります。

編集部

編集部の
コメント

含み損はどこまで許容するべきか

トレーダーによって異なりますが、明確にデータで示すことができます。別の記事で紹介しているMyfxbookを利用します。MyfxbookのMAE(最大逆行幅)という項目を見ると、自分がどこまでの含み損を許容するべきか、どれぐらいの含み損になったら損切りをする方がポートフォリオ的に良いのか、明確にデータで算出できます。

ぜひMyfxbookを使って自分のトレードを見直しましょう!


クロス豪ドル通貨ペアはどう?調べてみた

豪ドル関連の通貨ペアは、トレンドが一気に進みやすいという共通の特徴があります。AUD/USDよりもボラティリティが大きく、より積極的な取引をしたいトレーダーにおすすめなのがGBP/AUDです。

主要市場のオープン時間

1時間足チャートにATRを表示しました。直近のATR(1時間当たりのボラティリティ)は21.7pipsです。1時間に平均して20pips以上の変動があるということですね。トレンド相場になると、25pips~30pips前後の値動きとなります。

ATRについては以下の記事で詳しく紹介しています。

ボラティリティが大きいといわれるGBP/USDでも平均して15pips~20pips前後であることを考えると、GBP/AUDのボラティリティは最強です。

もちろん、リスクは高くなりますが、トレンドをとらえることができれば、AUD/USDよりも短時間で大きな利益が期待できます。数時間で50~70pipsの利益も狙える通貨ペアです。

豪ドル通貨ペアはトレンドが続きやすい

ここまで、豪ドルのトレードについて具体的に紹介してきました。

AUDはオセアニア市場の主要通貨なので、日本時間の午前中にトレンドが発生する確率が高いという特徴があります。スワップトレードができなくなってしまったからといって、豪ドルトレードをしないのはもったいない!

実は、「トレンドが発生&ほとんど含み損を発生させることなく利益が狙える」という魅力があります。トレンドフォロワーには非常に魅力的な通貨です。

ドルインデックスや移動平均線、通貨強弱などで環境認識を行い、エントリータイミングを見計らいましょう。RSIは先行指標として活用できるので、ぜひ試してみてください。

RSIについては以下の記事も参照してください。

私のコラムには、主要海外FX業者の比較記事やレビュー記事、海外FXの特徴を活かした独自のトレード手法、視点を変えた相場の見方など多数の記事を公開していますので、ぜひ参考にしてください。

安藤光輝

安藤光輝

プロトレーダー

当社ライター兼プロトレーダー

海外FXブローカーを駆使する、現役トレーダー兼ライター

<プロフィール>

20歳から国内FXを開始し、ほとんど全ての資金を失う。その後、独自のブレイクアウト手法を確立し、海外FX専業トレーダーに移行。各海外FXブローカーの特長を利用した取引により生計を立てる。現役トレーダー。FXplusでコラムを担当。

当社の「プロが語る海外FXコラム」に掲載の情報は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

なお、この情報は、編集時点で当社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社(FXplus)が独自に制作したものであり、当サイトに掲載されているデーターの無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、当社までご連絡ください。

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