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FX用語解説集

中古住宅販売件数

UPDATE2018.06.28

中古住宅販売件数とは、全米不動産業者協会(NAR)が毎月発表する、米国で販売された集合住宅を含んだ中古住宅の内、所有権移転が完了した販売件数(季節調整済・年率換算)をいいます。全米不動産業者協会が毎月25日に発表している指標となります。

これは、全米、並びに四つの地域別(北東部、中西部、南部、西部)の中古一戸建て住宅の販売件数・販売価格・在庫に加え、コンドミニアムと共同住宅を含めた数字です。

一般に米国では中古住宅販売の規模が新築住宅販売の規模より大きく、成熟して厚みがあるため住宅指標の先行指数として注目されます。また、個人(消費者)の景気見通しが反映されると共に、消費やリフォーム等の関連需要にも繋がるため景気動向の先行指標としても注目されます。

それにより、所得状況やローン金利動向などに影響を受けやすく、特に金利上昇期には将来的なローン金利上昇を見込んだ駆け込み需要が増加することもあります。

サブプライムローン問題が表面化した2007年末ごろから景気の判断材料として注目を集めはじめ、発表後にドル相場が大きく乱高下することも珍しくありません。

中古住宅販売件数は販売契約後、さらに所有権の移転が完了したものの件数であるため、最新のデータが集計されてから発表されるまでに時間がかかることに注意が必要です。ただ、データ数が多いため、個人消費や雇用統計をはじめとする景気動向の先行指標として有効性があるといわれています。

中古住宅販売件数についてのメリットとデメリットを踏まえたうえで分析を行うことが大切です。

読み方

チュウコジュウタクハンバイケンスウ・ちゅうこじゅうたくはんばいけんすう

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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