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GEMFOREX(ゲムフォレックス)では、2021年8月16日にデモ口座限定でMetaTrader5(MT5)の導入を行いました。
それから半年の時を経て、2022年2月7日ついにGEMFOREXのリアル口座でMT5の利用が可能になりました。
この記事では、以下の内容を解説しています。
- MT5リアル口座の詳細
- MetaTrader4(MT4)からMT5へ移行する方法
- MT5とMT4の違い
- MT5の機能
MT5での取引を、すぐにでも開始できるような内容になっています。MT5での取引を考えている方や、MT5に興味を持っている方に読んで頂きたい内容です。
まずは、GEMFOREXのMT5口座の詳細を見ていきましょう。
GEMFOREXのMT5口座の詳細
GEMFOREXのMT5リアル口座の詳細は、以下の通りです。
口座タイプ | オールインワン | 5,000倍 | ノースプレッド |
取引手数料 | 無料 | ||
レバレッジ | 1,000倍 | 5,000倍 | 1,000倍 |
ロット数 | 0.01ロット~30ロット | ||
ロット単位 | 10万通貨 | ||
初回入金額 | 5,000円〜 | 入金上限10万円まで | 30万円〜 |
ロスカット水準 | 20% | ||
マージンコール | 50% | ||
ゼロカット | あり | ||
ボーナス | 入金ボーナス | なし | |
EA(自動売買) | 利用不可 |
オールインワン | |
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ | 1,000倍 |
ロット数 | 0.01ロット~ 30ロット |
ロット単位 | 10万通貨 |
初回入金額 | 5,000円〜 |
ロスカット水準 | 20% |
マージンコール | 50% |
ゼロカット | あり |
ボーナス | 入金ボーナス |
EA(自動売買) | 利用不可 |
5,000倍 | |
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ | 5,000倍 |
ロット数 | 0.01ロット~ 30ロット |
ロット単位 | 10万通貨 |
初回入金額 | 入金上限10万円まで |
ロスカット水準 | 20% |
マージンコール | 50% |
ゼロカット | あり |
ボーナス | なし |
EA(自動売買) | 利用不可 |
ノースプレッド | |
取引手数料 | 無料 |
レバレッジ | 1,000倍 |
ロット数 | 0.01ロット~ 30ロット |
ロット単位 | 10万通貨 |
初回入金額 | 30万円〜 |
ロスカット水準 | 20% |
マージンコール | 50% |
ゼロカット | あり |
ボーナス | なし |
EA(自動売買) | 利用不可 |
ボーナスでリスクなくトレードしたい人はオールインワン口座がおすすめです。ノースプレッド口座とレバレッジ5,000倍口座がボーナス対象外なので、唯一のボーナス対象口座となります。ただし、MT5口座はEAが利用不可となるのでその点には注意しておきましょう。
少額資金からのハイレバレッジトレードで一攫千金を狙いたいのであればレバレッジ5,000倍口座がおすすめです。上限入金額が10万円、利益は100万円までなど取引制限が厳しめですが、少額であっても大きな利益を狙うことができます。
取引コストを最重要視するのであればノースプレッド口座がいいでしょう。最低入金額が30万円以上と少しハードルは高めですが、狭いスプレッドかつ取引手数料無料という条件で取引コストの安さを実現しています。
それぞれの口座タイプについては別の記事で詳しく解説しているので、よろしければそちらもご参照ください。
GEMFOREXのMT4からMT5へ移行する方法
MT4からMT5へ移行する方法を見ていきましょう。すでにMT4口座を保有している場合でも、新たにMT5口座を開設する必要があります。
MT5の口座開設手順は3ステップです。
- MT5取引口座の開設(追加口座開設)
- MT5の導入
- MT4取引口座からMT5取引口座へ資金移動
1ステップごとに解説していきます。
MT5口座の開設(追加口座開設)
新たにMT5口座を開設する場合、追加口座開設にて行います。追加口座開設の手順は以下の通りです。
- GEMFOREXにログイン
- ユーザーマイページメニューの「追加口座お申込み」をクリック
- 「追加口座のお申し込み(MT5)(お一人様3つまで)」から口座タイプと口座通貨を選択
- 「追加口座の申込を送信します。よろしいですか?」と表示されたら「OK」をクリック
以上でMT5口座の開設は完了です。
MT5の導入
続いてMT5の導入を行いましょう。手順は以下の通りです。
- GEMFOREXの公式サイトの「プラットフォーム」>「PC対応MT5」をクリック
- 「今すぐ!GEM MT5(Meta Trader 5)PC用をダウンロード」をクリック
- ダウンロードされたファイルをインストール
以上でMT5の導入は完了です。MT5へログインする際の入力情報は、GEMFOREXから届く「口座開設完了のご案内」という件名のメール内に記載されたログイン情報を参照してください。
MT4口座からMT5口座へ資金移動
MT4口座からMT5口座へ資金移動する際の手順を見ていきましょう。
- GEMFOREXにログイン
- ユーザーマイページメニュー「保有口座一覧」をクリック
- 「移動元口座」にMT4口座、「移動先口座」にMT5口座を選択
- 「上記注意事項を理解しました」にチェック
- 「上記内容にて資金移動する」をクリック
以上でMT4口座からMT5口座への資金移動が完了します。
資金移動するとボーナスは消滅する
GEMFOREXのボーナスは、他口座に資金移動すると全額消滅します。
このルールはMT4口座からMT5口座への資金移動でも同様です。
ボーナスはあくまでも入金した口座へ付与したボーナスという事が前提となるので、資金移動する前にボーナス額を確認しておくようにしましょう。
GEMFOREXのMT5とMT4はなにが違うの??
MT5の導入が一通り完了したところで、MT5とMT4の違いを見ていきましょう。両者の主な性能は以下の通りです。
MT4 | MT5 | |
リリース | 2005年 | 2010年 |
足種別 | 9種類 | 21種類 |
分足:1分、5分、15分、30分 | 分足:1分、2分、3分、4分、5分、6分、10分、12分、15分、20分、30分 | |
時間足:1時間、4時間 | 時間足:1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、8時間、12時間 | |
日足以降:日足、週足、月足 | 日足以降:日足、週足、月足 | |
動作スピード | 遅い | 早い |
気配値で表示できる項目 | 6 | 49 |
板情報 | なし | あり |
標準インジケータ数 | 36種類 | 43種類 |
カスタムインジケータ・ EA数 | ネット上で入手可能なものを合わせるとかなり多い | 少ない |
MT4 | |
リリース | 2005年 |
足種別 | 9種類 |
分足: 1分、5分、15分、30分 | |
時間足: 1時間、4時間 | |
日足以降: 日足、週足、月足 | |
動作スピード | 遅い |
気配値で表示 できる項目 | 6 |
板情報 | なし |
標準インジケータ数 | 36種類 |
カスタムインジケータ・EA数 | ネット上で入手可能なものを合わせるとかなり多い |
MT5 | |
リリース | 2010年 |
足種別 | 21種類 |
分足: 1分、2分、3分、4分、5分、6分、10分、12分、15分、20分、30分 | |
時間足: 1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、8時間、12時間 | |
日足以降: 日足、週足、月足 | |
動作スピード | 早い |
気配値で表示 できる項目 | 49 |
板情報 | あり |
標準インジケータ数 | 43種類 |
カスタムインジケータ・EA数 | 少ない |
表を見れば一目瞭然ですが、MT5の方ができることが圧倒的に多くなっています。MT4にしか対応していない特別なインジケーターを使いたい方以外は、MT5を使ってみる価値は大いにあるでしょう。ではMT4とMT5でどのような点に違いがあるのか具体的に見ていきましょう。
MT5はMT4よりも基本性能が優れている
MT4は2005年に、MT5は2010年にリリースされていることもあり、異なる環境下で開発されました。MT4は32ビット、MT5は64ビットが主流の時代に開発・リリースされています。
ビット数が大きいほど情報の処理速度は速くなるため、64ビットが主流の現在では、MT5の方がMT4よりもパソコン性能を引き出しやすくなっています。例えば、MT4で複数の通貨ペアを表示させていた時に起こっていた動作の遅さやフリーズが、MT5を使うことで解消されるでしょう。
また、MT5では機能が追加で搭載されているため、MT4ではできなかったさらに細かい分析が可能です。閲覧可能な時間足の種類の多さを利用したマルチタイムフレーム分析や板情報によるエントリータイミングの調整といったこともできるようになっています。
板情報とは?
板情報とは、その価格で売り注文や買い注文がどれだけ入っているかを一目でわかりやすく表示をしたものです。「気配」「気配値」とも呼ばれています。
FXの板情報を見る時のポイントとしては以下のものがあげられます。
- 注文数を比較することで相場観を読み取る
- 注文数が多いところが反転位置となりやすい
ただし、板情報が市場の全てを反映しているわけではなく、それだけで判断をするのはリスクが高すぎます。
あくまでも市場全体の大まかな考え方を知るための参考にすべき情報ということを念頭において利用しましょう。
カスタムインジケーターやEAはMT4の方が多い
カスタムインジケーターやEAの数はMT4の方が多く、MT4用のカスタムインジケーターやEAは基本的にMT5では動かせません。
というのも、MT4とMT5では異なるプログラム言語が使用されているからです。
MT4は「MQL4」、MT5は「MQL5」を使用しているため、MT4のカスタムインジケーターやEAをMT5で使用するには高度な知識を要します。
したがって、取引プラットフォームを選択する際は、MT5の性能・機能か、MT4のカスタムインジケーター・EAの豊富さかのどちらかを選択する必要があります。
ただ、近年ではMT5用のカスタムインジケーター・EAも徐々に増えつつあるため、選択基準の比重は、MT5の機能に移りつつあるということができるでしょう。
MT5で出来ることは?
MT5はMT4の後継プラットフォームということもあり、機能面ではMT5の方が優れています。
MT4にはない、MT5特有の主な機能は以下の通りです。
MT5特有の機能
- 気配値
- チャートの独立ウィンドウ表示
- 通貨ペアリストの表示
- ミニチャート表示
- データウィンドウにスプレッドなどが追加
- 経済指標カレンダ
- 十字カーソル情報の追加
気配値の表示
MT5では様々な気配値の表示が可能です。気配値を表示させるには、MT4、MT5ともに、上部メニュー表示>気配値表示から行います。
MT5の気配値で表示できる項目は49項目あり、FXブローカーにより数値が提供されているものであれば、表示することができます。
また、気配値表示ウィンドウ下部のタブには「詳細」と「プライスボード」タブが追加されました。
「詳細」タブでは、以下の情報の確認が行えます。
- 買気配:買値
- 買高値:日中の買気配の最高値
- 買安値:日中の買気配の最安値
- 売気配:売値
- 売高値:日中の売気配の最高値
- 売安値:日中の売気配の最安値
「プライスボード」タブでは、以下の情報の確認が行えます。
- 現在の買値売値
- スプレッド
- スワップポイント
プライスボードからロット調整を行い、「BUY」「SELL」ボタンをクリックすれば直接発注が可能です。
また、MT4でも「ティック」タブはありますが、MT5では十字カーソルが表示されるため、十字カーソル部分の価格と時間が瞬時に確認できます。
チャートの独立ウィンドウ表示
MT5では、チャートを独立したウィンドウで表示することが可能です。すでに評価の高かったMT4によるレイアウトの自由なカスタマイズ性でしたが、MT5ではさらにその自由度を増しています。
MT4ではMT4枠内でのチャートレイアウトは自由にできましたが、枠外でのチャート表示はできませんでした。
しかし、MT5ではチャートの「ドッキング解除機能」により、枠外でのチャート表示が可能となりました。
したがって、マルチモニタ環境でのレイアウトが自由自在に行えます。複数モニタを使えば、より多くの銘柄を取引しやすいレイアウトにて監視することも可能です。
また、独立ウィンドウで表示されるチャート上部にはツールバーが表示されているため、表示変更も瞬時に行えます。
通貨ペアリストの表示
通貨ペアのリスト表示の方法が変わり、MT5ではより使いやすいレイアウトに変更されています。
それぞれの表示方法は以下の通りです。
- MT4:MT4上部メニュー表示>「通貨ペアリスト」から表示させます。
- MT5:MT5上部メニュー表示>「銘柄」から表示させます。
MT4の「通貨ペアリスト」画面では、気配値への表示、非表示設定や、詳細情報の閲覧のみが可能でした。
MT5の「銘柄」画面では、気配値の表示、非表示設定に加え、ローソク足のデータやティックデータの閲覧も可能です。
また、MT4では、詳細情報を確認する時、新たなウィンドウがポップアップするのに対して、MT5では「銘柄」ウィンドウ内の一画面で詳細情報の確認が行えます。
さらに、MT5の「銘柄」ウィンドウ内には「チャートバー」「ティック」タブが追加され、必要なデータの出力・保存をすることも可能です。
データはcsvデータとして出力されるため、様々な角度からの分析が行えます。もちろん、MT4でもデータの出力は可能でしたが、別のメニューから呼び出ししなければならず、手間がかかります。
このように、MT5はデータ操作が感覚的に行えるなど、よりユーザーに優しい設計になっています。
ミニチャート表示
MT5では、MT4にはなかった「ミニチャート」を表示させる機能が追加されました。表示方法は、MT5の上部メニュー挿入>オブジェクト>グラフィック>チャートで表示することができます。
ミニチャートは、エントリータイミングを計る際などに使える便利な機能です。
例えば、1時間足のチャートに1分足のミニチャートを表示させることで、全体の流れを把握しつつ細やかなタイミング調整が行えます。
また、値動きの似通った通貨ペアをミニチャートで表示させておけば、動き出しのタイミングの把握にも活用することができます。
さらに、ミニチャートのプロパティからは、パラメータの設定が可能です。パラメータ設定では時間足や銘柄の変更も行えるため、監視対象をスピーディーに変えることができます。
このような、細かい手間を省くことで、より柔軟かつスピーディーなトレードが可能となるでしょう。
データウィンドウにスプレッドなどが追加
MT5のデータウィンドウ内の表示項目に「スプレッド」と「ティックボリューム」が追加されました。
データウィンドウの表示は、MT4、MT5ともに上部メニュー表示>データウィンドウから行います。
スプレッド幅は一般的に、時間帯やニュース、要人発言などによる流動性の変化にともない変動します。したがって、定期的にチェックする必要があるでしょう。
スプレッド幅の確認は「SELL」「BUY」の価格差から計算すればわかることですが、データウィンドウから確認すれば、瞬時に直近のスプレッド幅を把握することができます。
また、スプレッドは取引するたびに発生し、取引回数が多くなればなるほどコストに占める割合は高くなります。
トレードを始める前に、現在のスプレッド幅を確認してからトレードを進めていきましょう。
経済指標カレンダーが追加
MT5では、経済指標カレンダーの確認が行えます。経済指標カレンダーでは優先順位、結果、予想、前回データなどの閲覧が可能です。
経済指標カレンダーを表示させるには、MT5上部メニュー表示>ツールボックスから行います。
ツールボックス下部には複数のタブが並んでいるので、「指標カレンダー」を選択します。すると、上の画像のような経済指標カレンダーが表示されます。
気になった経済指標をダブルクリックするか、右クリックメニューの「表示」をクリックすれば、経済指標の詳細情報を確認することができます。
詳細情報は「MQL5」のサイト内で閲覧することになります。「MQL5」の詳細ページでは「概要」「チャート」「履歴」「ウィジェット」タブで、それぞれの詳細情報の閲覧が可能です。
- 概要:経済指標の解説、直近データの推移をチャートで確認できます。
- チャート:経済指標の全履歴がチャート上で確認できます。
- 履歴:経済指標データの履歴を閲覧できます。閲覧できる内容は過去の経済指標の実際値、予測値、前回値です。
- ウィジェット:独自のウィジェットを作成することができます。
また、経済指標の表示を任意の通貨や国、優先順位に絞り込むことも可能です。
さらに、経済指標の発表時刻をチャート上でアイコン表示させることもできるため、「経済指標の発表タイミングを忘れていた」というような事態を未然に防止することができます。
十字カーソル情報
MT5では、十字カーソル情報がより詳細に表示されるようになりました。MT4ではドラッグした始点から終点までの情報が、以下のように表示されます。
- ローソク足本数
- 始点から終点までの価格変動幅(1point=0.1pips)
- 終点の価格
MT5では、以下のようにより詳細な情報の確認が行えます。
- 終点の価格
- ローソク足本数(bars)
- 始点から終点までの価格変動幅(1point=0.1pips)
- 始点から終点までの変動率(%)
このような情報を参考に今後の戦略を立てることも可能です。例えば、トレンド時は同じような値幅で上下動を繰り返す傾向があるため、十字カーソル情報を使いローソク足の本数と変動幅・変動率を測定します。
測定した数値に基づき、次の上下動の波を想定し、想定した数値に基づき値動きのシナリオを立てます。
値動きのシナリオをもとに戦略を立てれば、行き当たりばったりのトレードを未然に防止することが可能です。
情報は多すぎれば混乱の元になりますが、情報の使い道を明確にしておくことでより強い武器になります。
したがって、MT5を使いこなすためには、MT5で得られる情報がどのようなものなのかを理解することも大切です。
GEMFOREXのMT5リアル口座で進化したトレードを!
MT5の普及率は低いものの、性能の高さではすでにMT4を超えています。加えて、近年のパソコンの高スペック化にともない、パソコン性能を十分に活かせるMT5のメリットはさらに高まっています。
もちろん、パソコンだけに限らずスマホ版のMT5もMT4を超える性能や機能を備えています。
MT4を使っている方であれば、MT5の操作にもすぐに慣れることができるでしょう。仮に、MT4を利用したことがない方であったとしても、MT5は感覚的に理解しやすい設計になっているため、ある程度使いこなす程度であれば時間はかかりません。
GEMFOREXでは、MT4口座を保有していれば、追加口座を申し込むだけでMT5でのリアルトレードがすぐに行えます。
この機会に、GEMFOREXのMT5口座で進化したトレード体験をしてみてはいかがでしょうか。