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ESMA、新型コロナウイルス関連のアクションプランを公表

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UPDATE2020.03.16

ライセンス・規制

ESMA、新型コロナウイルス関連のアクションプランを公表

ESMA

金融機関はコンティンジェンシープランの導入準備を進める必要性

欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】は、猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)に関連したアクションプランを公表した。[1]

ESMA及び各国規制当局(National Competent Authorities)【以下、NCAsと称す】は、新型コロナウイルスが欧州域内の金融市場に与える影響を注視している。ESMAの監督局理事会(Board of Supervisors)にて足元の市場環境などを討議した後、同局は各金融機関に対し、ビジネスの継続性確保を目的として、規制に対応したコンティンジェンシープラン(緊急時対応)を導入する準備を促す決定を下した。

またESMAは発行体に対し、市場濫用規則(Market Abuse Regulation, MAR)に基づく透明性義務を遵守すべく、自社のファンダメンタルズや将来見通し、または財務状況に影響を与える新型コロナウイルス関連の重要情報を速やかに開示するよう求めている。発行体は2019年の年度末決算において、ビジネス活動や財務状況、経済環境面に与える新型コロナウイルスに対する実際の影響及び潜在的リスクを定性評価しなければならないという。更にアセットマネージャーに関しては、徹底したリスク管理を実践する必要があるとのことだ。ESMAとNCAsは新型コロナウイルスの影響を受ける市場動向のモニタリングを続けると共に、秩序と安定性ある金融市場の確保及び投資家保護のため、権限を行使する準備を進めている模様である。

世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスはパンデミックといえるとの認識を示した。テドロス事務局長によると、同ウイルスは公共の健康危機のみならず、全ての業界に影響を与える危機であることから、業界及び個々人が立ち向かわなければならないという。尚、一部の金融機関や大手フィンテック企業、及びその顧客は業務を3つに分断し始めている模様だ。つまり、従業員の3分の1は自宅で業務を行い、次の3分の1はオフィスで業務を続け、残りは勤務先の災害復旧部門で業務を遂行するという。特に、同部門は緊急事態時に通常通りの業務を行うために必要になるとのことである。

新型コロナウイルスの大流行を受け、大混乱をきたす金融市場下において個人投資家は今まさにリスク及び資金管理を徹底する必要がありそうだ。

official release 2020.03.16

出典元:

ニュースコメント

パンデミック対策に奔走する各国当局

世界保健機関は過去にコロナウイルスが流行した際、パンデミックと評価を下した事例はないことからも、新型コロナウイルスが世界的に大流行していることがうかがえる。複数の専門家は同ウイルスの影響は比較的短期的なものになり、数か月以内に景気が回復するとの見通しを示していた。そのため、新型コロナウイルスが与える影響は限定的なものになると見られていたが、足元では世界各国のFX市場が混乱をきたしている状況だ。NYダウが過去最大の下げ幅を記録するなど金融市場の緊急事態を受け、米FRB(連邦準備制度理事会)が緊急利下げを実施したほか、ECB(欧州中央銀行)も追加の金融緩和策を発表するなど、グローバル当局が市場の安定性確保に奔走している。他方で、海外FXブローカー動向に目を移すと、FXCM ProがYour Bourseと提携し、流動性供給サービスを強化している。今後も、ボラティリティの高止まりが予想されるなか、安定性ある取引サービスの提供に繋がるソリューションを開発する海外FXブローカーに注目したい。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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