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機能不全のFX業界に求められるブローカーの変革

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DATE2019.05.24

ライセンス・規制

機能不全のFX業界に求められるブローカーの変革

ASIC, CySEC

柔軟な規制対応と徹底的な事業再構築の必要性

キプロスにて開催された金融業界最大のB2B展示会iFX EXPOのパネルディスカッションにて、イスラエルを拠点とするレグテック(フィンテックを活用して規制対応に関する課題解決を図る技術)関連企業Cappitech(本社:2 HaMenofim St. Herzliya Pituach 4672553 Israel[1])の業務開発部に所属するRon Finberg氏は、FX業界が5年前に機能不全に陥ったのは、監督当局の規制による影響ではなく、FXブローカーの好まれざる慣行と粗悪なマーケティング活動によるものであることを明らかにした。

また、金融規制やコンプライアンス関連のサービスプロバイダーであるOSS Consult LtdのCEO兼創業者であるRod Martenstyn氏も、FX業界の機能不全の背景として、規制当局を非難するのではなく、ブローカー自身が長年に亘り形成してきた不適切な経営体質によるものだと主張している。加えて、当局による規制は効果的であり、ブローカーは困難な局面に対峙している今こそ自社のビジネスモデルを再考し、規律ある経営体制の構築と新たな規制システムへの対応を図るべきであるとコメントしている。

他方で2018年には、欧州監督当局が投資家保護と業界の是正されない慣行を取り締まることを最優先事項に掲げ規制を強化したことを受け、欧州FX業界を取り巻く市場環境は一変している状況だ。ブローカー各社はビジネスモデルの転換を図らざるを得ず、新たに導入された規制に対応するためコンプライアンス部門への投資拡大も求められる難しい経営のかじ取りを余儀なくされている。直近ではInterTraderが新ウェブサイトをリリースするなど、多くのブローカーが新規制の影響を受けないプロフェッショナル顧客へのサービスを強化する他、FXに加えCFDや個別株式、インデックスなど商品ラインナップの拡充により顧客維持・獲得を図らなければならない状況に追い込まれている。

また欧州当局の規制強化の網を掻い潜るべく、オフショア市場へシフトするブローカーも出てきている。Martenstyn氏は特徴の異なるオフショア市場を2つに区分することを推奨しており、一つはシンガポールやオーストラリアなどの定評ある市場、そしてもう一つはイギリス諸島やセーシェル、バハマ、マーシャル諸島、バヌアツなどが該当する。特に後者のオフショア市場に事業拠点を設けるブローカーは近視眼的であり、英国やその他の地域で銀行口座を開設できないなど事業運営上のリスクが高い厳しい現実を無視している傾向にあると指摘している。また、金融システムが確立し比較的緩い規制策を敷いていたオーストラリアは定評があり人気のオフショア市場であった。

しかしながら、オーストラリア証券投資委員会(Australian Securities and Investments Commission)【以下、ASICと称す】が、中国を始めとする海外顧客へのサービス提供を規制し始めたことから、足元ではその魅力もなくなりつつある。実際に、IFGMが海外顧客口座を閉鎖し、Vantage FXも海外顧客へのサービスを停止しており、当局の規制強化に対応せざるを得ない状況だ。なおFinberg氏は、特に中国人顧客へのサービス動向を注視するオーストラリア当局の規制スタンスの変化に関して、米国と中国の貿易摩擦の影響を指摘すると共に、ASICが欧州証券市場監督局(European Securities and Markets Authority, ESMA)の新規制策に追従し、レバレッジ制限など更に厳格な規制策を導入する可能性があると見ている。

世界的に規制強化が推し進められる中、ブローカー各社は継続的に充実した金融サービスを提供するためにも、長期的視点に立ちコンプライアンスを遵守すると共に事業の再構築を図る必要がありそうだ。

official release 2019.05.24

出典元:

ニュースコメント

厳しい規制の中、顧客重視型のサービス展開へ

近年の世界的なFX業界に対する規制強化の影響により、ブローカーは日々更新される規制内容に対応せざるを得ない状況下で、トレーダーはハイレバレッジでの取引ができなくなるなど、トレーダー、ブローカー双方を取り巻く環境は厳しさを増している。ブローカーはこれまでオフショア市場へ拠点を移転することにより、自由な取引環境の確保に努めてきた。移転先には、もともと地理的、経済的に恵まれない国が多く、国力の弱いオフショア市場の国々は世界的な規制強化の圧力に逆らうことができず、これまで多くのブローカーが拠点を設置してきた、バヌアツのオフショア市場としての魅力が低下する事態となっている。同じく有力なオフショア拠点とされてきたキプロス共和国では、金融監督当局であるCySECが専門スタッフを3倍に拡充する計画を発表し、FX取引のみならず、仮想通貨市場の規制及びモニタリングを強化することを表明しており、今後益々世界規模での金融規制強化が続いていく見込みだ。ブローカーにとってオフショア市場へのシフトが合理的な選択肢とはいえなくなって来ている中、GBE Brokersが新ブランドdiscountFXを始動したように、ブローカーが顧客のニーズを徹底的に反映させたサービスを提供することで利益を確保しようとする動きが活発となってきている。規制強化の波に負けることなく、ブローカーのサービスの革新により市場が活性化されることに期待したい。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

DATE最終更新:

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