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リフィニティブ、システム障害の原因を調査中

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New!UPDATE2021.04.12

40万人のユーザーがプライシングデータにアクセスできず

ロンドン証券取引所グループ【以下、LSEGと称す】傘下の金融情報会社Refinitiv【以下、リフィニティブと称す】は、4月8日に発生した5時間にわたるシステム障害の原因を突き止めるべく調査を行っている。[1]

4月8日午前7時30分(GMT、グリニッジ標準時)、リフィニティブが開発したプラットフォームであるEikon(アイコン)にシステム障害が発生したことを受け、40万人のユーザーが為替レートなどのプライシングデータにアクセスできなくなった模様だ。また、同社のマルチディーラープラットフォーム(MDPs)であるFXallや、金融犯罪対策支援ツールのWorld-Check Oneにおいてもシステムの不具合が発生したという。尚、同日正午頃にシステムは復旧したとのことだ。

近年、世界各国の証券取引所において、度々システム障害が発生している。例えば、欧州最大の取引所の一つであるユーロネクストはシステム障害により取引を一時停止した他、2020年10月には、東京証券取引所もシステム障害で売買を終日停止する事態に発展していた。

リフィニティブが早期にシステム障害の原因を突き止め、強靭なシステムを構築することに期待したい。

release date 2021.04.12

出典元:

ニュースコメント

競争が激化する金融データビジネス

2021年1月、LSEGは270億ドルを投じたリフィニティブの買収が完了し、グループ最大の稼ぎ頭となる金融データサービスの強化を進めている。同分野で重要な役割を担うリフィニティブは、積極的に新たなソリューションの提供を試みている。例えば、英国金融行動監視機構(FCA)がロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の公表について2021年末の停止を発表する中、リフィニティブはターム物SONIA参照金利のベータ版をリリースした。また、リフィニティブはスプレッドデータ分析機能を追加したことで、複数の業者が提示するスプレッド変動のモニタリングや比較ができるようになったという。しかしながら、金融データ分野におけるLSEGとリフィニティブ陣営の市場シェアは落ち込んでおり、買収効果が見られるまでには更なる時間や資金が必要となる模様だ。更に、S&Pグローバル(S&P Global)がIHSマークイット(IHS Markit)を買収すると発表し、世界有数の情報サービス会社が誕生する見込みである。金融データ分野で圧倒的なプレゼンスを誇るブルームバーグ(Bloomberg)を含むこれらライバルとの競争が激化する中、リフィニティブが市場シェア拡大に向けて如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。慶應義塾大学卒。

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EDITOR制作/編集 FXtopics編集部

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