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FCA、LIBORの公表を2021年末に停止

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UPDATE2021.03.10

その他

FCA、LIBORの公表を2021年末に停止

FCA

ドル建ては2023年6月30日まで一部継続公表

英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】は3月5日、ロンドン銀行間取引金利(London Interbank Offered Rate)【以下、LIBORと称す】の運営機関であるICE Benchmark Administrationなどとの協議の結果、多くの通貨及び期間においてLIBORの公表を2021年末に停止することを発表した。[1]

FCAは英ポンドとユーロ、スイスフラン、日本円の全期間に加え、米ドルの内1週間物と2ヶ月物の公表を2021年末に停止するという。ベンチマークの停止・移行に伴う混乱を回避すべく、ドルの残りの期間に関しては、2023年6月30日に公表を終了するとのことだ。同機構のCEOを務めるNikhil Rathi氏は、パネル行(リファレンス・バンク)によるレート呈示の終了と同時に、多くのLIBORの公表も停止する予定であり、市場参加者は移行計画を完了させなければならないと言及している。

銀行間無担保借入コストを示すLIBORを巡っては、複数の金融機関による不正操作が発覚したことを受け、FCAが同金利の廃止と、より透明性の高い金利指標への移行を推進している。グローバル各国当局も、銀行やアセットマネージャーなどの市場参加者に対し、LIBORの利用を停止するよう求めている状況だ。イングランド銀行(Bank of England)の総裁を務めるAndrew Bailey氏はFCAによる今回の発表について、2017年に開始したLIBORの廃止及びより健全な金融システムの構築に向けたプロセスの最終章として位置付けられると言及している。また、残された時間は限られており、各企業は直ちに対応を進め、2021年末までに移行計画を完了する必要があるという。

FCAが正式にLIBORの公表停止時期を示したことで、今後は代替指標とするポンド翌日物平均金利(Sterling Overnight Index Average, SONIA)に関連したソリューションの提供が活発化することに期待したい。

release date 2021.03.10

出典元:

ニュースコメント

新興フィンテック企業の利用に傾くトレーダー

度重なる不祥事を受け、伝統的金融機関の信用が失墜する一方、画期的なソリューションを提供する新興フィンテック企業が急速に顧客基盤を拡大している。例えば、市場で存在感を増すミレニアル世代から圧倒的な支持を受けるロビンフッドは2ヶ月で600万人のユーザー 獲得に成功した。ロビンフッドではシステム障害 が度々発生しているが、顧客獲得動向には大きな影響を及ぼしていない模様であり、ゲーミフィケーションを導入した取引サービスは多くの投資初心者に選好されている状況だ。また、欧州でサービスを拡充するレボリュートは、既に1,500万人以上の顧客基盤を有し、最も価値の高いフィンテック企業と評されるまでに急成長を遂げている。同社は伝統的金融機関との差別化を図るべく、両替や株式取引手数料を無料とするサービスを提供しており、多くのユーザーから好評を博している模様だ。これら新興フィンテック企業による攻勢が続く中、伝統的金融機関が顧客からの信頼回復に向けて如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。慶應義塾大学卒。

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EDITOR制作/編集 FXtopics編集部

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