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Bitwise、運用資産残高が5億ドルに到達

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update 2021.08.31 15:31
Bitwise、運用資産残高が5億ドルに到達

update 2021.08.31 15:31

仮想通貨関連商品に機関投資家の資金が流入

仮想通貨管理会社であるBitwise Asset Management, Inc.(本社:300 Brannan Street Suite 201 San Francisco, CA 94107[1])【以下、Bitwiseと称す】は、同社の運用資産残高(AUM)が5億ドルに達したことを発表した。[2]

今回、Bitwiseは時価総額上位10銘柄の仮想通貨を対象とした10 Crypto Index Fundの運用資産残高が4億ドルを超えたことに加え、ビットコイン(Bitcoin)およびイーサリアム(Ethereum)向けのインデックスファンドの需要が増加していると述べた。実際に、Bitwiseは機関投資家による需要の高まりに恩恵を受ける形で、2020年第4四半期に記録的な資金流入を経験したという。これまで、Bitwiseは個人投資家向けに仮想通貨関連商品を提供してきたが、それをOTC(店頭取引)市場で公開し、米国内で広く投資を募ることに成功したようだ。

Bitwiseの共同創設者兼CEOであるHunter Horsley氏は、仮想通貨市場が拡大していることに関して次のようにコメントしている。

現在、プロの投資家が仮想通貨に移行しているがそのスピードは驚くべきものです。仮想通貨はひとつの資産クラスとして受け入れられ、ポートフォリオにおける役割が急速に拡大しています。我が社は一般的な仮想通貨、特にBitwise Fundsを通じて投資するリスクに留意するよう全ての投資家に警告しています。

Hunter Horsley, Co-Founder & CEO of Bitwise - Bitwiseより引用

グレースケールが仮想通貨インデックスファンドを米国で初めてOTC市場にリスティングするなど、競合他社もBitwiseと同様に投資家の需要を取り込んでいるようだが、今後もこれら企業の動向に注目していきたい。

release date 2021.01.06

出典元:

ニュースコメント

ビットコインETFの誕生に期待がかかる2021年

ここ数年、Bitwiseは仮想通貨市場へのアクセスを拡大することを念頭に活動しており、2019年にはBitwiseがビットコインETFをSECに申請するなどの動きに出ている。当時、米SECはビットコインETFに関する回答を延期するなど、仮想通貨関連商品に関して難色を示していたが、昨年いっぱいで米SECの委員長であるJay Clayton氏が辞任したことからその状況が変化しつつあるようだ。実際に大手資産運用会社のVanEckは過去に申請を退けられたにも関わらず、VanEcK Bitcoin Trustと呼ばれるビットコインETFの申請を米SECに再度提出したという。ETF Storeの代表であるNate Geraci氏は、ビットコインETFの認可が次期委員長に誰が指名されるかにかかっているとコメントしているが、米SECはどのような判断を下すのか、今後も米仮想通貨市場での動きを見守っていきたい。


Date

作成日

2021.01.06

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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