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American Express、仮想通貨取引プラットフォームFalconXに出資

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update 2021.08.31 15:31
American Express、仮想通貨取引プラットフォームFalconXに出資

update 2021.08.31 15:31

パートナーシップを介して仮想通貨関連サービス提供の機会を模索

米大手クレジットカード会社のAmerican Expressが、子会社のAmerican Express Venturesを通じて機関投資家向けの仮想通貨プラットフォームであるFalconXに出資したことが明らかになった。[1]

発表によると、American ExpressはFalconXとのパートナーシップを介して、仮想通貨関連サービスを提供する機会を模索しているという。1850年に創設されたAmerican Expressは米国で最も歴史ある金融会社のひとつだが、仮想通貨に対する需要の高まりに対応すべく、FalconXへの投資を含めて仮想通貨市場参入に向けた取り組みを加速させているようだ。

American Express VenturesのHarshul Sanghi氏は、今回の投資に関して次のようにコメントしている。

FalconXは価格発見などの機能を一手に提供するプラットフォームを通じ、ますます複雑化する仮想通貨分野にシンプルさをもたらすことに貢献しています。American Express Venturesは、新たな決済エコシステムをよく理解する方法としてスタートアップ企業に投資しており、仮想通貨分野でのイノベーションを牽引するFalconXをサポートできることを嬉しく思います。

Harshul Sanghi, Global Head of American Express Ventures - BusinessWireより引用

FalconXはAmerican Expressの他、Accelが主導するシードラウンドでCoinbase Ventures、Flybridge Capital Partners、Lightspeed Venture Partners、Fenbushi Capital、AvonVenturesなどの企業から合計1,700万ドルを調達しており、期待の仮想通貨関連企業となっている。FalconXのCEO兼共同創設者であるRaghu Yarlagadda氏によると、機関投資家の間でインフレのリスクヘッジとして仮想通貨の需要が高まったことを背景に、同社は今年5月以降に収益を350%増加させているようだが、American Expressとの協業がどのような効果を発揮するのか、今後も両社の動きに注目していきたい。

release date 2020.12.21

出典元:

ニュースコメント

新興テクノロジーの取り込みを図るクレジットカード企業

金融業界では仮想通貨やブロックチェーン技術が普及しており、大手クレジットカード企業もこれら新興テクノロジーの取り込みを図っている。例えば、マスターカードは仮想通貨決済関連の特許を取得し、従来のクレジットカードに仮想通貨決済機能の統合を目指しているという。また、競合のVISAは企業間クロスボーダー決済システムであるVisa B2B Connectをリリースするなど、国際銀行間決済市場へ革新をもたらすことに取り組んでいるようだ。一般消費者向けのサービスとしては、中国の大手クレジットカード会社であるUnionPayが仮想通貨対応のバーチャルカード発行を計画している。今回、American ExpressがFalconXに投資したことはこの流れを加速すると考えられるが、今後もこれら企業の動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.12.21

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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