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ロシア中銀、デジタルルーブル発行に向けて協議を開始

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UPDATE2020.12.03

仮想通貨関連

ロシア中銀、デジタルルーブル発行に向けて協議を開始

ブロックチェーン

Sberbankを含む複数の企業が懸念を表明

ロシア連邦中央銀行(Central Bank of Russia)が、中央銀行発行の独自仮想通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】であるデジタルルーブルの実現可能性を検証するために協議を開始し、関連する企業やユーザーからフィードバックを収集していることが明らかになった。[1]

今月1日、ロシア連邦中央銀行は複数の銀行や金融機関の代表者との電話会議を行なったが、複数の参加者がデジタルルーブルに懸念を抱いていることをほのめかしたという。Sberbankの副会長であるAnatoly Popov氏は、当局がユーザーアカウントを管理する中央集権型のシステムとしてデジタルルーブルを立ち上げることを危惧しており、それが実現すれば、市中銀行が中央銀行と競合することになると言及している。これに対してロシア連邦中央銀行の副総裁であるSergey Shvetsov氏は、デジタルルーブルが現金や電子決済の代わりではなく、第3の形態のお金となることから競争が発生する可能性を認めた。一方、Shvetsov氏はデジタルルーブルに利息を支払うシステムがないなど、いくつかの点で市中銀行にアドバンテージがあると主張している。

最近、Sberbankはステーブルコイン発行を計画しているのに加え、仮想通貨取引プラットフォームの構築を目指していることを発表した。しかしながら、一般投資家に対しロシア中銀は仮想通貨購入を制限する法案を起草しており、来年1月に施行される新しい法律で仮想通貨による決済を禁止する方針を示しているようだ。これに関してShvetsov氏は、デジタルルーブルが決済に利用可能な唯一の仮想通貨になると説明している。

現時点でデジタルルーブルの設計は固まっておらず、中央集権型のシステム構築に向けたアプローチと市中銀行の役割を考慮したいくつかのモデルが検討されているという。Shvetsov氏は考えられるシナリオのひとつとして、市中銀行が中央銀行のプラットフォーム上で顧客口座を開設するハイブリッドモデルが存在すると言及し、それが既存のユーザーベースを維持しながら競争を促す方法だと語っている。いずれにせよ、当局はデジタルルーブルを一元的に管理するモデルを支持しているようだ。

加えて、別の懸念点としてデジタルルーブルの金銭的なインセンティブが明確でないことが挙げられた。RTS(Russian Trading System)の会長であるRoman Goryunov氏は、コストを引き下げるために規制を変更して一部の要件を削除するか、手数料を人為的に削減する必要があるとコメントしている。また、投資会社であるFINAMのVladislav Kochetkov氏は、多くの市中銀行が閉鎖される可能性があると警告すると同時に、イノベーションが市場全体に大きな負担を強いないことが重要だと伝えた。ロシア中銀は2021年末にCBDCを試験的に運用開始することを見据え、12月31日までデジタルルーブルに関するフィードバックを収集して最終的な判断を下す計画のようだが、どのような展開を見せるのか、今後も同国での動きを見守っていきたい。

official release 2020.12.03

出典元:

ニュースコメント

ロシア金融業界のイノベーションを牽引するSberbank

ロシア最大のリテール銀行であるSberbankは、積極的に仮想通貨やブロックチェーン技術の取り込みを図っており、競合他社に先駆けた動きを見せている。SberbankのCEOであるHerman Gref氏によると、最近、同行は米大手投資銀行のJPモルガンと協業し、ハイパーレッジャーファブリック(Hyperledger Fabric)を用いたステーブルコインの開発を進めているという。その他にもSberbankは大手通信会社であるMTS向けの債券をブロックチェーン上で発行して国内初となるユースケースを確立しており、金融業界におけるイノベーションを促進しているようだ。ロシアにおける人口の70%を顧客に持つSberbankは、オンラインバンキングで約1,400万人、スマホアプリで4,800万人のユーザーにサービスを提供しているだけに、仮想通貨やブロックチェーン技術の統合に成功すれば、その影響は計り知れないものになると言えるだろう。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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