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IBM、ブロックチェーンベースの体調管理システムを立ち上げ

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UPDATE2020.10.15

仮想通貨関連

IBM、ブロックチェーンベースの体調管理システムを立ち上げ

ブロックチェーン

暗号化された情報をIBM Blockchainに記録して活用

米国の大手IT企業であるIBM(本社:1 New orchard Road Armonk, New York 10504-1722 United States[1])が、ブロックチェーンベースの体調管理システムを立ち上げたことが明らかになった。[2]

ヘルスケア分野向けの製品を開発するIBM Watson Healthは、Digital Health Passと呼ばれる体調管理システムをローンチし、これによりオフィスや学校、飛行機、スタジアムなどのパブリックスペースにおいて、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した人物のアクセスを制限することが可能になると発表した。Digital Health PassはIBM Blockchainのネットワークを利用して個人の検査結果や体温を記録し、特定の基準に照らし合わせて入場の可否を判断することができる。IBM Watson Healthによると、ユーザーはスマホのウォレットアプリを介して暗号化された情報を管理するだけでなく、自身の健康状態を示す検査結果を確認することが可能だという。

IBM Watson HealthのゼネラルマネージャーであるPaul Roma氏は、このような体調管理システムに対する需要が拡大していると前置きした上で、ユーザーのプライバシーを保護することが重要であると言及した。その点、Digital Health Passは高度な暗号化技術を使用しており、個人情報が関係者以外の第三者に漏洩しないよう設計されている。

マイクロソフトがAzure Blockchain Tokenをリリースするなど、ブロックチェーン分野における競合他社の動きが流動的になる中、IBMは存在感を示すことができるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

official release 2020.10.15

出典元:

ニュースコメント

ヘルスケア分野でブロックチェーンのユースケースが拡大

これまでブロックチェーンは主に金融業界で利用されてきたが、最近では様々な分野で汎用的なプラットフォームとして採用され始めている。特にヘルスケア分野ではその可用性と信頼性の高さが評価されており、医療機関がデータ管理やサプライチェーンマネジメントにブロックチェーンを活用するなど新しいユースケースが生まれている状況だ。個別のプロジェクトとしては、歌手のエイコン(Akon)が手がける仮想通貨プロジェクトのAkoinがアフリカ諸国で医療データのデジタル化を試みている。その他には、人材採用でブロックチェーン開発を促進するFacebookが将来的に数十億人規模のユーザーに向けてヘルスケア関連サービスを展開することを模索しているという。今回、IBMが同分野でブロックチェーンベースのソリューションを立ち上げたことは印象的な出来事となったが、業界はどのように変化していくのか、今後もその動向を見守っていきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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