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コインベース、プライムブローカレッジサービスのTagomi買収を発表

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UPDATE2020.05.29

仮想通貨関連

コインベース、プライムブローカレッジサービスのTagomi買収を発表

Coinbase

仮想通貨取引やカストディを含む機関投資家向けの製品群を強化する狙い

米大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:100 Pine Street Suite 1250 San Francisco, CA 94111[1])【以下、コインベースと称す】は、今年後半までに仮想通貨分野のプライムブローカーであるTagomiを買収することを正式に発表した。[2]

今月27日の発表によると、コインベースは機関投資家向けのサービスを強化することを目的に、Tagomiの買収を決定したという。これに関してコインベースは、機関投資家向けの製品群が完成し、単一のプラットフォームから仮想通貨取引およびカストディを含むプライムブローカレッジサービスに加え、株式市場や外国為替市場で期待されるようなシームレスで強力なトレーディング体験を提供できるようになったとコメントしている。昨年11月、コインベースがTagomiを1億5,000万ドルで買収するとの噂が広がったが、両社は詳細な条件を明らかにしていない。

Tagomiは元ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)のGreg Tusar氏および元Union Square VenturesのJennifer Campbell氏によって設立された。スタートアップメディアのCrunchbaseによると、Tagomiは設立から2年の間にPantera CapitalやParadigm、Dragonfly Capital Partnersなどのベンチャーキャピタルから2,800万ドルの資金を調達することに成功しているという。Tagomiはプライムブローカーとして複数の取引所における流動性を集約し、統一的な注文を介してより良い価格での仮想通貨取引を実現しており、コインベースも同社の将来性を高く評価しているようだ。

これまでコインベースは、取引所およびウォレットサービスプロバイダーとして仮想通貨関連事業を拡大してきたほか、仮想通貨カストディやデータオラクル(スマートコントラクトなどに利用される信頼性の高いデータ配信)サービスなどの領域にまで進出している。これに関してコインベースは、仮想通貨経済を構築することを使命に事業を推進していきたいと述べているが、このTagomiの買収がどのような成果を生むのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

official release 2020.05.29

出典元:

ニュースコメント

機関投資家向け事業に注力するコインベース

これまでコインベースは、個人の仮想通貨トレーダーや投資家に焦点を当てて事業を拡大してきたが、2019年頃からより多くの機関投資家を仮想通貨市場に取り込むことに注力し始めているようだ。実際にカストディやOTC(店頭取引)を優先するために、コインベースはシカゴ拠点を閉鎖し、責任者を含む30名の従業員を解雇している。今年に入っても欧州でのカストディ事業強化を目的にコインベースは新法人を設立するなど、一貫した方針の下、着実に歩みを進めている様子がうかがえる。他にもコインベースはJPモルガンチェースの銀行サービスを受ける仮想通貨業界初の企業となり、その地位を確固たるものとしつつある状況だ。今回、コインベースがTagomiを買収したことは同社にとって重要なステップになり得るが、仮想通貨コミュニティはこれをどのように評価するのか、今後もその動向を見守っていきたい。

Zero(ゼロ)
筆者:Zero(ゼロ)
著者詳細

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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