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Liquid、Hummingbotとのパートナーシップ締結を発表

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update 2021.08.31 15:29
Liquid、Hummingbotとのパートナーシップ締結を発表

update 2021.08.31 15:29

ボットを活用した仮想通貨取引ソリューションを統合

Quoine株式会社(本社:東京都中央区京橋二丁目2番1号[1])【以下、Quoineと称す】が運営する仮想通貨取引所であるLiquid(リキッド)は、仮想通貨取引ボットを開発するHummingbotとパートナーシップを締結したことを明らかにした。[2]

発表によると、Liquidは同社のプラットフォームにHummingbotのソリューションを統合し、全てのクライアントに高頻度取引を含むボットを活用した仮想通貨のアルゴリズム取引機能を提供するという。これを利用するクライアントは、プラットフォーム上でアービトラージやマーケットメイキング、ミラーリングの戦略に適した3種類のボットが構築可能となる。

2017年に設立されたHummingbotは、Bain Capital Venturesやスタンフォード大学のStartX Fundから350万ドルの投資を受けており、これまで仮想通貨市場向けアルゴリズム取引ソリューションの開発に尽力してきた。Hummingbotは、自社のソリューションに関するコードをオープンソースとして公開し、マルウェアの監査やチェックをコミュニティ全体で実施することを可能にしている。Hummingbotに関してLiquidは、仮想通貨分野におけるヘッジファンドのニーズを満たすと同時に、簡単で使いやすいシステムを開発する企業だと高く評価しているようだ。

日本の大手フィンテック企業であるQuoineの子会社として設立されたLiquidは、2014年に仮想通貨取引サービスを開始して以来、仮想通貨取引所をつなぐグローバルネットワークへのアクセスを実現するなど、継続的に事業を拡大して時価総額が10億ドルを超えるユニコーン企業にまで成長している。また最近、Liquidは最大レバレッジ100倍のBitcoin Perpetualsと呼ばれる仮想通貨デリバティブ商品をローンチし、仮想通貨市場における投資家の多様なニーズに対応している状況だ。昨年、Liquidはグラムトークンの販売を開始するなど、積極的に新しい試みを進めているだけに、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2020.02.06

出典元:

ニュースコメント

ボット流行の陰でアルゴリズム取引の危険性が露呈

ボットを活用したアルゴリズム取引は、株式市場では利益を上げるために有効な手段として投資銀行やヘッジファンドなどの機関投資家に広く利用されているが、仮想通貨市場でもそのテクノロジーが浸透し始めているようだ。昨年、仮想通貨取引所のCEX.IOも自動取引機能を追加しており、ドラッグ&ドロップで操作可能な取引戦略ツールを基礎に、個人投資家でもアルゴリズム取引を利用できる環境を構築している。同じくオランダの仮想通貨デリバティブ取引所であるDeribitも、アルゴリズム取引を可能にする機能を実装したものの、それが原因で同取引所のビットコイン市場でフラッシュクラッシュが発生するなど、結果的にボット技術の危険性を露呈する形となった。この事件はDeribitがフラッシュクラッシュ被害の補償を自己資金で負担することで収束に向かっているが、アルゴリズム取引が抱える課題を明示する象徴的な出来事になったと言えるだろう。


Date

作成日

2020.02.06

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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