コインベース、仮想通貨のインデックスファンドの提供を開始

米国大手の仮想通貨取引所を運営するCoinbase, Inc.（本社：548 Market St #23008 San Francisco, CA94104）【以下、コインベースと称す】は、米国在住の公認投資家を対象に、仮想通貨のインデックスファンドの提供を開始したことを発表した。

インデックスファンドとは、特定のインデックスと同じ値動きをするように運用される投資信託の一つである。コインベースのインデックスファンドは、同社が運営する仮想通貨取引所であるGDAXに上場する仮想通貨のインデックスと連動しており、ビットコイン61.47％、イーサリアム 27.17％、ビットコインキャッシュ 8.22％、ライトコイン3.14％の割合で構成されている。構成はGDAXに新しい仮想通貨が上場されるたびに見直されることになっており、今後数か月以内の上場が予定されているイーサリアムクラシックの取扱い開始後に再調整されることになる。なお、インデックスファンドの最低投資金額は250,000ドル、投資上限金額は2,000万ドルで、年間の管理手数料は2％となっている。

コインベースは、3月6日にインデックスファンドの提供について発表を行っているが、コインベースアセットマネジメントのプロダクトリーダーであるReuben Bramanathan氏は、発表後の投資家の関心は相当高いと述べている。

コインベースは、今後、対象を米国のすべての投資家に拡大し、資産クラスとしてより幅広い仮想通貨への投資を可能とすることを目指しており、将来的には世界的にインデックスファンドを提供したいとしている。なお、コインベースは、インデックスファンドについて、積極的な運用が行われる投資ファンドとは異なり、ファンドマネージャーは積極的な資産運用や特定の資産配分を目的としていないと述べている。

release date 2018.6.14