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eToro、上場に向けた届出書の草案を提出

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update 2022.04.20 12:27
eToro、上場に向けた届出書の草案を提出

update 2022.04.20 12:27

SPACとの合併手続きは2021年第3四半期までに完了する予定

ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.【以下、eToroと称す】は6月2日、ブランク・チェック・カンパニーとも呼ばれる特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Company)【以下、SPACと称す】のFinTech Acquisition Corp. V【以下、FTVと称す】との合併を通じた株式上場に向け、米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission, SEC)に証券登録届出書(Form F-4)の草案を提出した。[1]

2021年3月、eToroは上場計画を発表した。FTVの株主による承認を含む通常の取引完了条件に従うと共に、非公開の上場申請に関する規制当局の審査完了後、eToroはナスダック(Nasdaq)へ上場する計画である。eToroとFTVの合併は、同年第3四半期までに完了すると見込まれており、両社が合併して運営するeToro Group Ltdの株式価値は、約100億ドルと見積もられている。2021年の米国IPO市場は、フィンテック企業の当たり年になるとの期待が高まっている状況だ。既に、コインベース(Coinbase)が仮想通貨(暗号資産)関連企業としては最大規模の上場を果たした他、ロビンフッド(Robinhood)も非公開の形で上場申請を行っており、多くの投資家から高い注目を集めている。

尚、eToroが強みとするソーシャルトレーディングは、投資家需要の高まりに伴い、サービス強化を図る海外FXブローカーが散見されている。例えば、5月24日より創業12周年キャンペーンのグランドフィナーレを開始したFBSは、コピートレードアプリであるFBS CopyTradeで友達紹介プログラムを開始した他、同アプリにカードスキャナー機能を搭載させることで、更なる利便性向上を実現している。

eToroの上場に向けた手続きが進捗する中、今後公表されるIPO(イニシャルパブリックオファリング)の目論見書を通じ、投資家は同社のビジネス動向に関する様々なインサイトを得ることができそうだ。

release date 2021.06.07

ニュースコメント

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新規顧客の獲得ペースが加速するeToro


eToroの快進撃が止まらない。同社が発表した2020年の総売上高は前年比147%増の6億500万ドルとなり、取引高は前年比233%増の2億1,000万ドルに達した。良好な決算発表に際し、eToroの共同創業者兼CEOを務めるヨニ・アッシア氏は、2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)のロックダウンを受け、新たに投資の世界に参入した個人投資家とのエンゲージメントが拡大した年になったと言及している。またeToroはラグビー豪代表との契約延長を実施した他、eToroは英独サッカー12クラブと提携するなど、積極的なスポーツマーケティングを実践しており、投資家向けのメディアに露出する機会が増加したことも、取引の活性化に繋がった模様だ。2021年に入っても同社の勢いは止まらず、同年第1四半期には310万人の新規ユーザーを獲得し、直近のユーザー数は2,060万人に上るという。2020年第1四半期に新規ユーザーが100万人増加したことに鑑みると、新規顧客の獲得ペースが加速していることがうかがえる。最近では、eToroはドージコイン(Dogecoin)などの仮想通貨関連サービスを強化している他、更なるブランド力の向上に向け、競馬を主催するRacing Leagueと提携した。業容拡大に向けた様々な取り組みを推進しているeToroは、更なる顧客取引の増加が期待できそうだ。


Date

作成日

2021.06.07

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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