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ICEフューチャーズ・アブダビ、CTFCより海外取引所としての承認を取得

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UPDATE2020.11.11

FX業者 (ブローカー)

ICEフューチャーズ・アブダビ、CTFCより海外取引所としての承認を取得

ソリューション

2021年第1四半期末にサービスを開始する意向

グローバル証券取引所や清算機構などを運営するIntercontinental Exchange, Inc.(本社:5660 New Northside Drive NW 3rd Floor Atlanta, GA 30328[1])【以下、ICEと称す】が支援する中東産のエネルギー取引所であるICE Futures Abu Dhabi【以下、ICEフューチャーズ・アブダビと称す】は、米商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission)【以下、CTFCと称す】より海外取引所(Foreign Board of Trade)【以下、FBOTと称す】としての登録申請の承認を取得した。[2]

これにより、ICEフューチャーズ・アブダビは米国を拠点とする投資家に対し、電子売買注文や取引マッチングシステムに直接アクセスできる取引サービスを提供することが可能となった。同社は、CFTCが指定契約市場(Designated Contract Market)に適用する監督水準と同等となる、自国の規制当局による包括的な監督を受けるという。

ICEフューチャーズ・アブダビは、アラブ首長国連邦(UAE)の国営石油会社が生産したマーバン原油(Murban Crude Oil)を原資産とする先物取引サービスを提供する計画だ。ICEにとっては中東市場における初の取り組みとなり、ロンドンを拠点とする清算機関を通じて取引の清算がなされるという。ICEフューチャーズ・アブダビは2019年、アブダビグローバルマーケット(Abu Dhabi Global Market, ADGM)に設立された。同取引所の設立にはICEに加え、BPやシェル(Shell)、国際石油開発帝石(INPEX)、GSカルテックス(GS Caltex)など、世界のエネルギー大手9社が参画し、各規制市場のライセンス取得を目指しているとのことだ。

ICEフューチャーズ・アブダビが2021年第1四半期末にサービス提供の開始を目指す中、グローバルベースでコモディティ取引の更なる活性化が期待できそうだ。

official release 2020.11.11

出典元:

ニュースコメント

グローバル顧客の獲得に向けた動きを強める各国証券取引所

ドット・フランク法(DF)が制定されて以降、ICEフューチャーズ・アブダビは、市場監視局(Division of Market Oversight)の助言を基にCFTCの承認を受けた22社目のFBOTになるという。米国外を拠点とする証券取引所が同委員会から承認を取得していない場合には、スワップ取引の清算業務に一定の条件が設けられたノーアクションレターを取得するか、登録免除決定を受けることになる。ICEフューチャーズ・アブダビとしては、CFTCにFBOTとして承認されたことで、グローバル投資家により付加価値の高い取引サービスの提供が可能となった。他方で、世界各国の証券取引所もグローバル顧客の獲得に向けた動きを強めている状況だ。直近では10月のFX取引が大幅拡大したDGCXが、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルなどのローリング・フォワードを上場したことで、オフショア市場での取引が活発化しているという。またSIXがテーマ型ETFを上場した他、CMEが金先物商品をリリースし、需要が高まる商品の投入によってグローバル投資家の囲い込みを図っている。グローバルベースで顧客獲得競争が激化する中、証券取引所各社がニーズにマッチした革新的なソリューションを提供することに今後も期待したい。

プラナカンカン
筆者:プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。慶應義塾大学卒。

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EDITOR制作/編集 FXtopics編集部

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