Select Language

LMAX Global、CB Capital Businessを買収

LMAX Global、CB Capital Businessを買収

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.06 11:36
LMAX Global、CB Capital Businessを買収

update 2022.07.06 11:36

南ヨーロッパと中東地域でのプレゼンス拡大を模索

LMAX Exchange Group【以下、LMAXと称す】傘下の海外FXブローカーであるLMAX Global(本社:Yellow Building, 1A Nicholas Road London W11 4AN, United Kingdom[1])は、キプロスを拠点とする投資サービス会社であるCB Capital Business Ltd【以下、CB Capitalと称す】の買収に関し、同国の金融監督当局であるキプロス証券取引委員会(Cyprus Securities and Exchange Commission, CySEC)より認可を受けたことを発表した。

2018年1月、LMAXは新ブローカー事業LMAX Globalを立ち上げたことを明らかにしていた。そして今回、CB Capitalの株式譲渡などの買収手続きが完了した後、同社はLMAX Global傘下にてLMAX Broker Europe Ltdへと会社名を刷新し、ブローカーや法人向けにオーダードリブン型の高い流動性供給を行うことで、キプロス1国だけでも200を超えるブローカーが存在する南ヨーロッパと中東地域でのプレゼンス拡大を図る意向だ。

CB Capitalの買収に際し、LMAXのチーフエグゼクティブであるDavid Mercer氏は以下のようにコメントしている。

CB Capitalの買収は、南ヨーロッパや中東地域などの法人のお客様へのサービス提供を試みる我が社にとって非常に大きな前進となります。アジアと米国におけるビジネスは順調に拡大を続けていることから、南ヨーロッパと中東地域を次のターゲット市場として明確に定めております。今回の買収によって、ブレグジットの動向が我々のサービス提供に影響を与えることはなく、新たな市場開拓の機会を獲得したと考えております。また、既存のお客様に対するサービスを向上させると共に、ターゲット市場にて新規ビジネスを展開していくことを楽しみにしております。そして、向こう数年間でグローバルに市場拡大を図り、目覚ましい成長を遂げることで、FX業界で最も優れたブローカーの一つになることを目指しております。

David Mercer, Chief Executive of LMAX - LMAXより引用

なお、LMAXは英国や米国、欧州、アジア太平洋地域などに11のオフィスを開設し、100ヶ国を超える国々で顧客にサービスを提供しているほか、機関投資家向けの仮想通貨取引所LMAXデジタルを開始するなど、これまでも積極的なビジネス展開を行ってきた実績がある。今回のCB Capital買収をきっかけとして、LMAXがターゲットとする南ヨーロッパと中東地域で如何なるソリューションを提供するか注目される。

release date 2019.07.18

出典元:

ニュースコメント

買収は新市場の開拓とブレグジット対策の意味合いも

LMAXは2010年に設立され、英国に本拠地を置きグローバルにサービスを展開するFXブローカーとして活躍している。設立以来数多くのアワードを受賞するなど、高品質でリクイディティの高い取引環境を特徴としており、中・上級者トレーダーから支持を得ている。英国に拠点を置くブローカーでは、今後ハードブレグジットが行われる可能性が高まっていることを背景に、EU圏内に新たな事業拠点を設置する流れが活発となっており、三菱UFJ証券がアムステルダムに現地法人を設立したことは記憶に新しい。今回LMAXが買収したCB Capitalはキプロスの金融監督当局であるCySECから許認可を得ていることから、LMAXのブレグジット後のEU圏内事業基盤として期待されていることは間違い無いだろう。CB Capitalがこれまで注力してきた中東地域ではFX市場の拡大が加速しており、数多くの有力ブローカーが現地拠点を開設するなど、有望な市場へと成長しつつあり、LMAXの誇る高品質なサービスとCB Capitalが築いてきた顧客基盤が合わさる事で絶大なシナジー効果が発揮されることが期待されている。躍進的なグローバル展開を続けるLMAXの今後の動向に注目したい。


Date

作成日

2019.07.18

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SUI(スイ)に対応したウォレットの作り方|ウォレットの種類や機能も解説

Mysten Labsが開発するレイヤー1ブロックチェーン「Sui Network」上では、さまざまなWeb3アプリが開発・提供されています。アプリを利用する際に必要となるのが、SUIウォレットです。主なSUIウォレットの種類や機能、作り方、SUIウォレットのリスクなどを解説します。
update2024.04.12 20:00

仮想通貨SAGAの将来性は?Web3開発者向けプラットフォームの評判や仕組みを解説

仮想通貨(暗号資産)SAGAは、レイヤー1プロトコルSagaのネイティブトークンです。Sagaは、開発者がWeb3プロジェクトを簡単にローンチできるプラットフォームとして機能します。
update2024.04.11 20:00

Titan FXが上限額なしのGW無限キャッシュバックキャンペーンを開催!

Titan FX(タイタンエフエックス)が2024年4月22日から「GW無限キャッシュバック」キャンペーンを開催します。入金額と取引量の条件を満たしたユーザーが、期間内であれば条件を満たす度に何度でも、上限額なしで無制限にキャッシュバックを受け取れるという内容です。
update2024.04.05 21:00

Mantle Rewards Stationとは?MNTステーキングの仕組みやmShardsについて解説

Mantleが「Mantle Rewards Station」というキャンペーンを開催しました。ユーザーは仮想通貨MNTをステーキングすると、mShardsというレシートトークンを獲得でき、将来的に仮想通貨ENAと交換できます。
update2024.04.05 20:30

IS6FXがウェルカムボーナスをリニューアル!

IS6FXが、新規ユーザーを対象とするウェルカムボーナスのリニューアルを発表しました。従来のウェルカムボーナスとは異なり、リニューアル後は初回から3回目の入金までボーナスが付与されます。
update2024.04.05 20:00

TradingViewで複数条件のアラート設定は可能?活用例を紹介

TradingViewで「2つ以上の条件を同時に満たした時に通知するアラートを設定する」にはPineスクリプトの編集が必須です。一方で「いずれかの条件が当てはまる場合のアラート通知」は、プランのアップグレードで対応可能です。
update2024.04.05 19:00

利下げ期待の高まりで上値が重くなる展開!現役トレーダーポンドマンが4月のポンド相場を予想!

現役トレーダーのポンドマンが、4月のポンド相場を解説します。円安圧力と介入警戒から、ポンド円はレンジ予想です。また上値が重いポンドと底堅いドルにより、ポンドドルはレンジまたは下落すると予想しています。
update2024.04.04 21:00

バイナンスジャパンのシンプルアーンとは?仮想通貨の運用方法や各銘柄の利率を解説

国内取引所のバイナンスジャパンでは、シンプルアーンと呼ばれる仮想通貨(暗号資産)の運用サービスを利用できます。当記事では、シンプルアーンの特徴や取扱い銘柄、利用方法などを解説します。
update2024.04.04 19:30

Land Primeが春の100%SPボーナスを開催!

Land Primeが、2024年4月1日から春の100%SPボーナスを開催します。キャンペーン期間は5月31日までの2ヶ月間です。期間中にボーナス対象口座へ入金すると、100%のクレジットボーナスを最大100万円まで受け取れます。ただし、ボーナスの申請には条件があります。
update2024.04.03 20:30

仮想通貨(暗号資産)関連のセミナーは怪しい?詐欺手口や被害に遭わないための対策を解説

近年、仮想通貨関連の詐欺が増えており、セミナーに参加させて仮想通貨への投資を勧誘する事例もあります。この記事では、セミナーを利用した詐欺手口や事例、詐欺に遭わないための対策、詐欺に遭ってしまった場合の対処法を解説していきます。
update2024.04.03 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル