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InterTrader、新ウェブサイトをリリース

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DATE2019.05.21

FX業者 (ブローカー)

InterTrader、新ウェブサイトをリリース

ソリューション

プロフェッショナル顧客向けサービスを強化

英国・ロンドンを拠点とし、スプレッドベッティング(為替や株価など相場の上昇もしくは下落を選択する取引手法)やCFD取引サービスを提供するInterTrader(本社:London EC2V 5DE[1])が、プロフェッショナル顧客向けにカスタマイズされた新たなウェブサイト「InterTrader Black」をリリースした。

InterTraderは新ウェブサイト上の会社ロゴを刷新したことに加え、プロフェッショナル顧客向けを中心とした多様なソリューションやサービスを提供していく意向だ。一方、執行サービスプロバイダーであるSigma Broking傘下にあり、2018年8月にInterTraderが買収したSigma TradingはInterTrader Blackへとブランド名を刷新し、プロフェッショナル顧客限定に電話もしくは電子取引プラットフォームを通じて、スプレッドベッティングやCFDといったマルチアセットクラスのデリバティブ取引サービスを提供するとのことである。

またInterTraderが2018年12月に買収したArgon Financialは、InterTrader Primeへとブランド名を刷新し、個人投資家及び機関投資家向けカストディサービス(証券保管や受渡決済などを提供)や、FFastFillとX_Trader、ブルームバーグ、フィデッサなどの取引プラットフォームを導入した株式トレーディングを含むプライムブローカレッジサービスを提供するという。InterTraderはMM方式による値付け業者としては機能せず、DMA(Direct Market Access、取引所に直接注文を出す形態)方式を採用した注文執行サービスを提供する見通しである。なお、新ウェブサイトのメインターゲットはプロフェッショナル顧客であるが、個人投資家に対しても注文執行やスプレッドベッティングサービスを提供するとのことだ。

InterTraderがプロフェッショナル顧客及びマルチアセットクラスのサービス提供に注力する決断を下したように、多くのブローカーが事業の転換を図らざるを得ない背景には、欧州証券市場監督局(European Securities and Markets Securites, ESMA)が2018年8月に導入した新規制策が影響している模様だ。足元ではSpotwareがcTrader Copyの取引手数料を無料化した他、ActivTradesがプロトレーダー限定のキャッシュバックを開始するなど、ブローカー各社は欧州当局による新規制の影響を受けないプロフェッショナル顧客へのサービスを強化している状況である。InterTraderのCEOであるShai Hefetz氏が、新たな規制環境に適応しなければならないとコメントしているように、押し寄せる規制の波に柔軟に対応し、高い収益性が見込まれるプロフェッショナル顧客向けサービスを充実化させることで、同社の業績拡大に繋がることに期待したい。

official release 2019.05.21

出典元:

ニュースコメント

ESMA規制で分かれる対応策

InterTraderは、MetaTrader4や独自のWebプラットフォームを介してスプレッドベッティングとCFDを提供している市場中立型ブローカーのひとつである。ロンドン証券取引所の上場企業のうち時価総額が上位の銘柄100社で構成される「FTSE100」に選出されており、2019年5月現在の時価総額は約40億ポンドにのぼる。2018年にESMAが導入した新規制策によって欧州各国のブローカーがさまざまな対応策を講じているが、InterTraderも規制の対象外となるプロフェッショナル顧客の需要を増やす方針をとったようだ。ESMAの規制への対応策として、各ブローカーがオフショア市場へのシフトを進めているが、より良い取引条件が享受できる反面、比較的金融ライセンスの信頼性が低い国へのシフトは、約定力や口座の安全性においてリスクを抱えることとなる。また、バヌアツの規制強化によりオフショア市場としての魅力が低下するなど、オフショア市場へのシフト策はオフショア国の政策に左右されやすい点がデメリットといえる。規制対象外のプロフェッショナル顧客の獲得に向けた取り組みは、ブローカー自身の安全性を保障しつつ、収益性の高い新規顧客層を獲得することができる、規制対応策のひとつのパターンとなっていると言えよう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

DATE最終更新:

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