Select Language

FXCM、ライトコインCFDを開始

FXCM、ライトコインCFDを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.26 15:24
FXCM、ライトコインCFDを開始

update 2022.05.26 15:24

仮想通貨関連サービスを強化

大手海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】が、ビットコイン(Bitcoin)とイーサリアム(Ethereum)に続き、ライトコイン(Litecoin)のCFD取引サービスを開始することが明らかとなった。

仮想通貨に関するマーケット情報を配信するCoinMarketCapによると、ライトコインは、日次取引量は12億ドルほどにのぼり、市場規模にして約28億ドルと仮想通貨ランキング5番目に位置づけている。

この度ライトコインCFDを開始することが明らかとなったことに際し、FXCMのCEOであるBrendan Callan氏は以下のようにコメントしている。

我々は市場で最も人気があり活発に取引されている仮想通貨の1つであるライトコインの取扱いを開始する決断に至りました。CFDといった形で提供することで、お客様はロング(買い)とショート(売り)のどちらでも取引を始めることができるメリットがあります。更に我が社では、仮想通貨ウォレットやコールドストレージを必要とせずに、エントリー(売買ポジションを持つ)の際のコストを抑え、少額から始められるCFDの提供を行っております。

Brendan Callan, CEO of FXCM - Globenewswireより引用

2018年10月、FXCMはビットコインCFDの提供を開始したことを皮切りに、仮想通貨業界への参入を果たしている。続く2019年1月に、FXCMはイーサリアムCFDの提供も開始すると共に、今後も仮想通貨関連商品を提供していく意向を示していた。そしてこの度、ライトコインCFDの提供を開始することが明らかとなり、FXCMが引き続き仮想通貨関連サービスを強化する見通しであることが伺えよう。

FXCMと同様、英国を拠点に活動するAdmiral MarketsやPlus500、ICM CapitalといったCFDやスプレッドベッティング取引サービスを提供するブローカーも、人気高まる仮想通貨市場へ続々と参入し収益機会を虎視眈々と狙っている状況だ。中でもFXCMの強力な競合相手であり、Forex.comとCity Indexという2つのブランドを運営するGAIN Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bendminster, NJ 07921[2])は、英国を始めとする欧州地域、オーストラリア、シンガポールの顧客に対し、低レバレッジでロング・ショートどちらのポジションにも対応した店頭(OTC)デリバティブや先物取引サービスを提供している。また他のブローカーでは、スプレッドベッティング取引による利益は非課税というメリットを活かした仮想通貨関連サービスを提供する動きも出てきている模様だ。仮想通貨CFDの投資環境は目まぐるしく変化し、ライバルとの競争も激化しているが、FXCMが仮想通貨CFD取引サービスの充実化を図ることで、顧客取引の更なる拡大に繋がることを期待したい。

release date 2019.02.27

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨CFD取引とは

CFD取引とは現物株、指数、先物、通貨などの投資対象の現物の受け渡しを行わずに、その売買の結果として発生した差額だけをやり取りを行うことで、広く「差金決済取引」と訳されており、欧州においてCFD取引は全体の30%にのぼるなど人気の高い取引手法だ。仮想通貨CFD取引も同様に、仮想通貨価格に準拠して、現物を持たずに取引が行われるため、ロングやショートなど市場の動きに合わせてポジションを持つことができ、高いボラティリティでのトレードを好むユーザーには相性がいいといえるだろう。また、現物取引の際に不可欠であったウォレットの保持に加え、誤ったアドレスへの送信ミス、ハッキングによる盗難など仮想通貨の保管に関して不安を抱えずに取引を行うことも、気軽に仮想通貨を始められるとして一部のユーザーから評価を得ている。しかしその一方で、投資家保護やマネーロンダリング、ハッキングの観点から、政府は規制を施しておりFCAと英国財務省は仮想通貨CFD取引の全面禁止を検討を発表しているなど、今後仮想通貨CFD市場がどう動いていくのか注目していきたいところだ。


Date

作成日

2019.02.27

Update

最終更新

2022.05.26

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されました。これにより、エアドロップの受け取り資格の有無を、メタマスク上で簡単にチェックすることが可能になっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。
New
update2024.04.26 21:00

仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。
update2024.04.25 20:00

セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。
update2024.04.25 19:30

Zoomexがプレイ金額杯を開催!To The Moonをプレイして総額17万円相当の賞金・特典を獲得

Zoomex(ズーメックス)が、プレイ金額杯の開催を発表しました。To The Moonをプレイしてランキングに入賞すると、総額17万円相当の賞金・特典を獲得できます。キャンペーンは、2024年4月30日午前9時(日本時間)までです。
update2024.04.23 20:00

BigBossが新規ユーザー向けの入金ボーナスを提供!最大1万3,700ドルを付与

海外FX業者のBigBossが入金ボーナスの提供を開始します。今回のボーナスプログラムでは累積入金額によって付与率が変化し、最大1万3,700ドルが付与されます。入金ボーナスの付与条件や対象、注意点などをまとめました。
update2024.04.22 20:30

ThreeTraderが3周年を記念したキャンペーンを開催!

海外FX業者のThreeTraderが、3周年を記念したキャンペーンの第一弾を開催しています。キャンペーン期間中に本人確認審査を完了、または初回入金を行うと合計20ドルのキャッシュバックを受け取れます。
update2024.04.19 21:00

Bybitの新ローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場!参加方法やPlaybuxの独自トークンについて解説

Bybitのローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場します。PBUXは、エンターテインメントWeb3.0プラットフォーム「Playbux」の独自トークンです。計測開始日時は2024年4月18日午前9時からです。
update2024.04.18 21:00

XS.comが賞金総額100万円のデモトレード大会「Lucky Contest」を開催!

海外FX業者のXS.comが、2024年4月29日よりデモトレード大会「Lucky Contest」を開催します。上位5名などには総額100万円の賞金が贈られます。
update2024.04.17 20:00

仮想通貨OMNIの将来性は?ロールアップを統合するレイヤー1ブロックチェーンについて解説

仮想通貨OMNIは、イーサリアムのロールアップを統合するブロックチェーン、Omni Networkのネイティブトークンです。Omni Networkを使用すると、イーサリアムの流動性とユーザーにアクセスできるグローバルアプリケーションを構築できます。
update2024.04.16 21:00

メタマスクにリップル(XRP)は送金できる?メタマスクの対応ブロックチェーンについて解説

メタマスク(MetaMask)は、複数の仮想通貨(暗号資産)を管理できる人気の高い仮想通貨ウォレットですが、メタマスクにリップル(XRP)は送金できるのでしょうか。
update2024.04.16 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル