Select Language

FXCM、ブルガリアに新オフィスを開設

FXCM、ブルガリアに新オフィスを開設

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.30 10:43
FXCM、ブルガリアに新オフィスを開設

update 2022.05.30 10:43

優秀な人材が供給されるブルガリアにて業容拡大を図る

まもなく設立20周年を迎える大手海外FXブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】は、同社にとって6年前からサービス提供を開始したブルガリア・ソフィアの地で新オフィスを開設した。

ブルガリア新オフィスの開設に伴い開催されたオープニングイベントには、FXCMのCEOであるBrendan Callan氏と、COOのTong Yi Tsui氏を含むシニアエグゼクティブが出席したとのことから、同社にとってブルガリアが重要な戦略拠点として位置づけられていることが伺えよう。そのブルガリアオフィスは、事業開始当初より支店長を務めるIvaylo Sekoulitchki氏によって率いられ、Savina Cherneva氏とTeodora Rangelova氏が、それぞれコンプライアンス部門のバイスプレジデントと人事部門のマネージャーに就いている。

ブルガリアオフィスは、バルカン半島で最大のショッピングモールであるParadise Centerと道を挟んだ相向かいに位置し、近くには公園や主要地下鉄駅もある恵まれたロケーションに居を構える。またオフィスには、多岐にわたる設備がフル完備されたジムや娯楽室、調査・図書室、FX専門の研修室が備えられており、現在までのところ約170名のスタッフを擁し、最大240名までのキャパシティを誇るとのことだ。

FXCMのブルガリアにおける事業は、6年ほど前に若干6名のスタッフで開始された。その後大きく躍進を遂げ、FXCMの経営陣もブルガリアの雇用市場における同社のプレゼンス向上に更なるコミットをする意向である。FXCMのスポークスパーソン曰く、ブルガリアには高度な教育を受け、且つ気力とモチベーションに溢れる優秀な人材が豊富とのことだ。また、FXCMではブルガリアの地で事業を行っていく上で求められるスキル・ノウハウを有した適格な人材を採用できたことにより、これまで躍進を遂げることができ、今後も多くの成功をおさめることを期待しているという。

ブルガリア新オフィスの開設に際し、Brendan Callan氏とIvaylo Seloulitchki氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

ブルガリアオフィスは、10名にも満たないスタッフでスタートし、我が社最大規模のオフィスになるまでには程遠いと考えられておりました。ブルガリアはこれまでにおいて、成長を続けるロンドンやニューヨークとは異なり、それほど魅力的な地とは感じず、事業拡大に踏み切れずにおりました。ただし、非常に優秀な人材の宝庫であることを認識した現在においては、新たに優れた能力を持つ人材を採用できる限り、更なる事業拡大を継続的に行っていく考えであります。またブルガリアオフィスのスタッフは、我が社の企業文化に調和した非常に高い職業倫理を有していることも魅力的であります。

Brendan Callan, CEO of FXCM - Financemagnatesより引用

まず始めに、我がチームが成し遂げてきたこれまでの功績に感謝の意を申し上げます。そして、これからも高い倫理観を有し、持てる能力を全て出し切り邁進していくことで、グローバル展開を図る我が社の中でも、最大のビジネス拠点を構築していくことを楽しみにしております。

Ivaylo Seloulitchki, branch manager of FXCM Bulgaria - Financemagnatesより引用

なおFXCMでは、現在ブルガリアオフィスにて、特にテクニカルサポートやカスタマーサービス、バックオフィスオペレーションの分野を含む約50の多岐にわたるポジションの採用を行っているとのことである。

release date 2018.12.04

出典元:

ニュースコメント

ブルガリアオフィス開設により、FXCMの業績拡大となるか

FXCMは2015年1月のスイスフランショックの煽りを受け、米国の大手投資銀行であるJefferies Financial Group Inc.【以下、ジェフリーズと称す】から約3億ドルの財政支援を受けている。一方で、2018年4月にはFXCMはジェフリーズとプライムブローカー事業で提携しており、機関投資家向けビジネスの立て直しに専念する意向を示していた。また、ジェフリーズの第3四半期決算報告書によると、FXCMは2018年の9か月間において、元本と利息合わせ1,540万ドルをジェフリーズに返済しており、債務残高は7,060万ドルとなっているという。さらに10月には顧客からの強い要望から、FXCMはビットコインCFDの取引を開始しており、11月初頭には同社の機関投資家部門であるFXCM Proのウェブサイトを再リリースするなど、事業の立て直しを図っていると言えよう。そしてこの度のブルガリアオフィスの開設と、矢継ぎ早に放たれる経営戦略を基に、いかに業績拡大につなげるか今後の動向が注目される。


Date

作成日

2018.12.04

Update

最終更新

2022.05.30

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されました。これにより、エアドロップの受け取り資格の有無を、メタマスク上で簡単にチェックすることが可能になっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。
New
update2024.04.26 21:00

仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。
update2024.04.25 20:00

セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。
update2024.04.25 19:30

Zoomexがプレイ金額杯を開催!To The Moonをプレイして総額17万円相当の賞金・特典を獲得

Zoomex(ズーメックス)が、プレイ金額杯の開催を発表しました。To The Moonをプレイしてランキングに入賞すると、総額17万円相当の賞金・特典を獲得できます。キャンペーンは、2024年4月30日午前9時(日本時間)までです。
update2024.04.23 20:00

BigBossが新規ユーザー向けの入金ボーナスを提供!最大1万3,700ドルを付与

海外FX業者のBigBossが入金ボーナスの提供を開始します。今回のボーナスプログラムでは累積入金額によって付与率が変化し、最大1万3,700ドルが付与されます。入金ボーナスの付与条件や対象、注意点などをまとめました。
update2024.04.22 20:30

ThreeTraderが3周年を記念したキャンペーンを開催!

海外FX業者のThreeTraderが、3周年を記念したキャンペーンの第一弾を開催しています。キャンペーン期間中に本人確認審査を完了、または初回入金を行うと合計20ドルのキャッシュバックを受け取れます。
update2024.04.19 21:00

Bybitの新ローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場!参加方法やPlaybuxの独自トークンについて解説

Bybitのローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場します。PBUXは、エンターテインメントWeb3.0プラットフォーム「Playbux」の独自トークンです。計測開始日時は2024年4月18日午前9時からです。
update2024.04.18 21:00

XS.comが賞金総額100万円のデモトレード大会「Lucky Contest」を開催!

海外FX業者のXS.comが、2024年4月29日よりデモトレード大会「Lucky Contest」を開催します。上位5名などには総額100万円の賞金が贈られます。
update2024.04.17 20:00

仮想通貨OMNIの将来性は?ロールアップを統合するレイヤー1ブロックチェーンについて解説

仮想通貨OMNIは、イーサリアムのロールアップを統合するブロックチェーン、Omni Networkのネイティブトークンです。Omni Networkを使用すると、イーサリアムの流動性とユーザーにアクセスできるグローバルアプリケーションを構築できます。
update2024.04.16 21:00

メタマスクにリップル(XRP)は送金できる?メタマスクの対応ブロックチェーンについて解説

メタマスク(MetaMask)は、複数の仮想通貨(暗号資産)を管理できる人気の高い仮想通貨ウォレットですが、メタマスクにリップル(XRP)は送金できるのでしょうか。
update2024.04.16 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル