プライマリーバランス
2018.07.09
プライマリーバランスとは、国や地方自治体などの基礎的な財政収支のことをいいます。国家や地方自治体の財政における財政上のバランスのことを指しています。
一般会計において、税収・税外収入などの歳入の総額から国債等の発行(借金)による収入を差し引いた金額と、歳出総額から国債費等を差し引いた金額のバランスを見たものです。政策的に必要な経費をその時点で確保している税収などで、どれくらいまかなえているのかを示す指標となっています。
プライマリーバランスがプラスということは、国債の発行に頼らずにその年の国民の税負担などで国民生活に必要な支出がまかなえている状態を意味します。つまり、財政的に黒字の状態であり健全な財政運営ができているのです。
その一方で、プライマリーバランスがマイナスということは、財政赤字の状態であり、国債などを発行しなければ収支のバランスがとれないことを意味しています。
財再再建を目指すときに多く使われる言葉であり、増税や歳出削減の根拠となる1つの指標です。
読み方
プライマリーバランス・ぷらいまりーばらんす
同意語