MPC
2018.07.31
MPCとは、Monetary Policy Committeeの略で、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行(BOE)に設置されている金融政策委員会のことです。ちょうど、日本銀行の金融政策決定会合のような位置づけになります。
BOEの金融政策メンバーに対して使われることが多い言葉ですが、本来の意味では各国の中央銀行の政策メンバーに対して使う言葉です。
総裁1名、副総裁1名、および9名の委員によって構成され、原則として毎月第一月曜日のあとの水曜日と木曜日の2日間に亘って開催されます。開催のおよそ2週間後に議事録が公表されますが、その内容には注目が集まります。
上旬には、BOE政策金利が発表されることもあり、それに比べるとインパクトは弱くなるものの、MPC議事録も重要な経済指標であることには変わりありません。
とくに、EU離脱を決めたあと、イギリス国内ではインフレが進行しており、利上げに踏み切るのではないかという憶測も出ていることから、関心が高まっています。ポンドのポジションを持っている人は、チェックしておくべき経済指標の1つです。
また、BOEは四半期毎にインフレ・レポート(四季報、2月、5月、8月、11月のいずれも上旬)を発表しています。これは日本では日銀(日本銀行)による金融政策決定合会、アメリカではFRB(連邦準備制度理事会)のFOMC(連邦公開市場委員会)に相当します。
読み方
エムピーシー・えむぴーしー
同意語