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国内FXと海外FXの違い「入出金方法」

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UPDATE2019.09.21

海外FXに関する基本知識

国内FXと海外FXの違い「入出金方法」

国内FXと海外FXは入出金の方法も異なります。インターネット上でご自身の口座内のお金を使うだけの国内FXと異なり、なんと海外FXでは現金がなくともクレジットカードで入金ができてしまいます。今回はそんな海外FXの豊富な入金方法をご紹介します。

海外FXの入金方法はバラエティーに富んでいる

国内FXブローカーの場合、FX取引をするための口座に入金する方法はあまり多くありません。たいていのFXブローカーは、インターネット上で入金できる「クイック入金」か、銀行窓口やATMなどを使って実際にお金を入金する「通常入金」の2通りだけです。

そのため、現金がないと国内ではFX取引ができませんし、そもそも銀行の口座がないとFX取引は非常に不便です。

しかし海外FXでは口座への入金方法が大きく異なります。現金がなくてもクレジットカードでFX取引ができてしまいますし、銀行口座がない、または使いたくない場合もバーチャルマネーでFX取引ができます。

海外FXブローカーの多くは、上記を含めて以下のような入金方法に対応しています。

  • クレジットカード/デビットカード
  • バーチャルマネー(PAYPAL/WebMoneyなど)
  • 銀行送金(国内銀行)
  • 海外送金(海外銀行)
  • 小切手

色々な入金方法

クレジットカード/デビットカード

海外FXでもっとも便利でトレード口座への反映が早いのは、クレジットカードあるいはデビットカードによる入金方法です。クレジットカード/デビットカードを使って入金すれば、ネットショッピングを行う感覚で、トレード口座へ瞬時に残高が反映されます。

この方法は、国内FXブローカーでは取り扱っていないために不安を覚えるかも知れません。しかし、大手インターネットショッピングサイト以上に個人情報の取り扱いには厳格なルールを用いていますので心配することはありません。

なお、たいていの海外FXブローカーは、「VISA」「Master」「JCB」といったメジャーなカードブランドのほか、「AMERICAN EXPRESS」「Diners Club」といったカードブランドにも対応しています。

ただし、この入金方法の弱点はというと、クレジットカードのキャッシング枠ではなくショッピング枠を用いるため、その枠を超えての入金はできません。そのために少額でトレードをする人にピッタリの入金方法ですが、多額のトレードをしたい人には向いていないといえるでしょう。

また、デビットカードの場合は、銀行口座の残高額を超えての入金はできませんので注意が必要です。

バーチャルマネー(PAYPAL/WebMoneyなど)

「PayPal」「Skrill(旧moneybookers)」「NETELLER」「WebMoney」など、ネット上のバーチャルマネーを利用する入金方法です。各アカウントの残高を上限として、FXブローカーのトレード口座に入金することができます。基本的には手数料が無料ですが、FXブローカーによっては手数料がかかる場合があります。

これらのバーチャルマネーを利用して入金した場合、早いブローカーではリアルタイムにトレード口座に反映、遅いブローカーでも、1時間程度でトレード口座に反映されます。

このように、入金がトレード口座に反映されるスピードが比較的早いのがバーチャルマネーの特徴です。

海外サイトのネットショッピングを利用するために、すでにバーチャルマネーのアカウントを持っていれば、すでにあるアカウントをそのまま使えるので便利な方法といえるでしょう。

2016年9月いっぱいで「Skrill」「NETLLER」の利用が停止されました。便利な出入金方法だっただけに残念です。

銀行口座送金(国内銀行)

すべてではありませんが、日本のトレーダー向けの銀行口座を用意している海外FXブローカーがあります。この方法を使えば、トレード口座に反映するまで早いブローカーでは約30分、遅いブローカーでも翌営業日には反映してくれます。

なお、この入金方法には2パターンあり、海外送金でFXブローカーの口座へ直接入金する方法か、国内送金で入金可能な収納代行サービスを経由して入金する方法に分かれます。

海外送金(海外銀行)

海外FXブローカーの銀行口座に、国内銀行の窓口から海外送金する方法です。トレード口座に金額が反映されるまで2~5営業日もかかることと、送金手数料が高い(最低でも1回あたり3000円以上)ことから、あまり利用されておりません。

「クレジットカードを持っていない」という理由から利用しようと考える人もいると思います。ただ、デビットカードでしたら審査不要で作ることができますので、この海外送金(海外銀行)による入金方法はあまりお勧めができません。

小切手

国内や海外の銀行で発行された小切手を、海外のFXブローカーに郵送で送付して換金後にFX口座へと入金される方法です。入金までに2週間程かかることと、換金手数料が必要なことから、日本のトレーダーには現実的ではないでしょう。

FX口座からの出金方法は一定のルールがある

海外FXブローカーへの入金方法はバラエティーに富んでいることは分かりました。では、出金方法も同じようにバラエティーに富んでいるのでしょうか?

じつは、海外FXブローカーにおける出金方法は、原則的に「入金元と同一経路の必要がある」というルールがあります。これはマネーロンダリング対策と、クレジットカードのキャッシュアドバンス(クレジットカードのショッピング枠を現金化すること)防止の目的から実施されています。

そのほか、「入金元、FX口座、出金先のすべてが同一名義人の必要がある」というルールもあります。

これらのルールを踏まえ、入金方法を選択しないと、出金の際に慌てることになりますので気をつけましょう。

ただし、このようなルールは入金した金額までです。トレードで得た利益分については、取引をしているFXブローカーが対応している方法の中から好きな出金方法を選択できます。

クレジットカード/デビットカードへの出金はショッピングのキャンセル扱い

日本人からすると、もっとも不思議なのはクレジットカード/デビットカードへの出金です。「カードへ出金できるの?」と不思議に思うかもしれませんが、入金した金額分は入金時にはショッピングをしたことになっていますので、それをキャンセル扱いにし返金処理することで出金とするのです。

この返金処理は即座に処理されるわけではなく、FXブローカー側の処理で1営業日程度必要となり、さらにそれから実際にトレーダーのクレジットカード/デビットカードに返金されるまで、2週間程度の日数がかかります。

早急にお金が必要という人は注意しましょう。

ただ、入金額以上に出た利益分については、クレジットカード/デビットカードへの返金処理では対応できません。ではどうするのかというと、海外FXブローカーの一般的な方法としては、電信送金扱いによる銀行振込で行われます。

ただ電信送金は数千円程度の手数料がかかってしまいますので、1万円程度の少額で出金をしていると儲け分をほとんど失ってしまうことになります。

そのため、利益分はある程度まとまってから出金をするようにしましょう。

クレジットカード/デビットカードへの出金

早い出金でも即座には口座に反映されない

銀行口座からFX取引の資金を入金したトレーダーは、出金までの日数が数営業日なので、クレジットカード/デビットカードの出金よりは早く受け取ることができます。

ただし、海外送金手数料が1回あたり2000円~3000円程度(銀行により異なります)かかることは覚えておきましょう。

また、バーチャルマネー(PAYPAL/WebMoneyなど)への出金はいくつかメリットがあります。

それは、出金が反映されるスピードが比較的早いことと、バーチャルマネーのアカウントと認証コードだけで簡単に出金ができることです。さらに手数料も定額というメリットもあります。

海外FXブローカー発行のデビットカード(プリペイドカード)もお勧め

なお、海外FXブローカーの中には、海外FX口座と直結したデビットカード(プリペイドカード)を発行しているブローカーもあります。このカードを発行すれば、海外FXブローカーへの入金も出金もコンビニのATMから行うことができます。これはもう、国内の銀行が発行するデビットカードを使っているのと同じ感覚です。

カード発行手数料や月額利用料、ATM引き出し手数料などはかかりますが、その海外FXブローカーでずっと取引をしていこうと考えるのであれば、発行しておいても損はありません。

※AXIORY (アキシオリー)のデビットカード(プリペイドカード)の場合

  • カード発行手数料 18.50ドル
  • 月額利用料 1.95ドル
  • ATM入金手数料 4.50ドル
  • ATM引き出し手数料 3.45ドル

国内FXとは異なる海外FXの入出金方法の特徴は頭に入れておこう

このように、海外FXにおける入金方法、出金方法は一定のルールに則っています。

その入出金方法はバラエティーに富んでいますが、国内FXブローカーのように、即時に入金や出金が反映されず、手数料が数千円程度かかることもあります。特に出金のルールについては注意が必要です。

海外FXにおける入出金のルールを頭にたたき込んでからトレードをスタートするようにしましょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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