オルタナティブ投資
2018.06.18
オルタナティブ投資とは、「既存のものに代わる、慣習にとらわれない」といった意味のオルタナティブ(alternative)から発生し、投資信託、譲渡性預金、株式、債券、不動産といった伝統的な投資対象ではなく、代替的な投資対象への投資をいいます。
具体的な投資対象としては、未公開株式、ヘッジファンド、プライベート・エクイティ・ファンド(ベンチャーキャピタル、買収ファンド、再生系ファンド他)、証券化商品(ABS、MBS他)、不動産、コモディティ(現物、先物)、デリバティブ(金融派生商品)などがあります。
昨今は、個人投資家向けにもオルタナティブファンドなどが販売されており、REIT(不動産投資)、商品指数連動ETF、金、商品先物取引、CFD取引などを活用し投資を行うことができます。
オルタナティブ投資の特徴は、株式や債券といった従来の投資対象との相関性の低さにあります。不動産や金といったオルタナティブ投資対象をポートフォリオに組み込むことによって、リスクを分散させる効果が見込めます。
また一般の投資家が直接投資できないベンチャーキャピタルや買収ファンドなどに対して間接的に投資できる点も、オルタナティブ投資のメリットです。
一方で商品内容が複雑であるために収益構造がわかりにくい、投資回収に時間がかかる、コストが一般的な投資手法に比べて高くなることがあるといったデメリットも存在します。一般的にはあまりなじみがありませんが、投資信託や年金の運用においてもリスク分散のために用いられています。
読み方
オルタナティブトウシ・おるたなてぃぶとうし
同意語