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海外FXの基礎知識

国内FXと海外FXを併用するメリットとは?トレード面と税金面で上手く使い分けよう

伊藤亮太

監修者:伊藤亮太

ファイナンシャルプランナー

当社監修者兼ファイナンシャルプランナー

FXに関する知見が豊富なファイナンシャルプランナー

<プロフィール>

慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。在学中にCFPを取得する。その後、証券会社にて営業、経営企画、社長秘書、投資銀行業務に携わる。FX事業の立ち上げにも参画した経験あり。
2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。著書も多数あり。

国内FXと海外FXを併用するメリットとは?トレード面と税金面で上手く使い分けよう

海外FX初心者

Updated最終更新:

FX取引では、国内FXと海外FXの業者を併用しているトレーダーは数多くいます。また、今はどちらか片方しか利用していなくても、いずれは両方試してみたいと考えている人も少なくないのではないでしょうか?

しかし、国内FXと海外FXには大きな違いがあります。それを知らずにただ漠然と使っているだけだと、せっかくのメリットを得られないばかりか、気づかないうちに思わぬ損をしてしまっている可能性さえ考えられます。

今回は、そのような国内FXと海外FXの併用について、トレード面と税金面におけるメリット・デメリットを明らかにし、より効率的に組み合わせていく方法をお伝えしたいと思います。

この記事はこんな方におすすめします

  1. 国内FXと海外FXの違いを知りたい

  2. トレード面での併用メリットを知りたい

  3. 税金面での併用メリットを知りたい

国内FXと海外FXの違いとは?

そもそも、国内Fと海外FXにはどのような違いがあるのでしょうか?ざっと挙げられるのは、以下のようなポイントです。

  国内FX 海外FX
安全性 全て金融庁に登録 海外のライセンスを取得
レバレッジ 最大25倍 倍率が無制限
スプレッド 原則固定 原則変動
ボーナス 基本ボーナスなし 豊富なボーナスを提供
口座開設 マイナンバー必須 マイナンバー不要
取引プラットフォーム 業者ごとの独自のプラットフォーム 共通プラットフォーム(MT4/MT5)
入出金 基本無料で処理もスムーズ 入金手数料がかかる場合もある
税制面 優遇措置あり 優遇措置なし
資金管理体制 信託保全が義務化 信託保全が義務化されていない
安全性
国内FX 全て金融庁に登録
海外FX 海外のライセンスを取得
レバレッジ
国内FX 最大25倍
海外FX 倍率が無制限
スプレッド
国内FX 原則固定
海外FX 原則変動
ボーナス
国内FX 基本ボーナスなし
海外FX 豊富なボーナスを提供
口座開設
国内FX マイナンバー必須
海外FX マイナンバー不要
取引プラットフォーム
国内FX 業者ごとの独自の
プラットフォーム
海外FX 共通プラットフォーム(MT4/MT5)
入出金
国内FX 基本無料で処理もスムーズ
海外FX 入金手数料が
かかる場合もある
税制面
国内FX 優遇措置あり
海外FX 優遇措置なし
資金管理体制
国内FX 信託保全が義務化
海外FX 信託保全が
義務化されていない

国内FX業者の最大のメリットは、何といっても安全性にあるでしょう。全ての国内FX業者は日本の金融庁の認可を受けているので、悪徳業者が潜んでいたり、詐欺まがいの行為が横行するようなことを心配をする必要はありません。信託保全も義務付けられているので、仮にブローカーが倒産してしまったとしても、ユーザーの預けた資金は確実に守られます。

一方、海外FX業者のメリットは、ユーザビリティの高さにあります。取引プラットフォームは、基本的にMetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)が採用されているので、どのFX業者を選んでも慣れ親しんだツールにてスムーズに操作を行うことができます。また、新規口座開設時や入金に対して多額のボーナスや、場合によっては現金がプレゼントされるので、より元手資金を抑えてに取引を始めることもできるでしょう。

国内FXと海外FXを併用をする際には、これらお互いのメリットをうまく活用していくことがキーポイントとなります。

編集部

編集部の
コメント

多くの海外FX業者が導入しているMT4、MT5は、MetaQuotes社によって開発された、名実共に業界トップの人気を誇る取引プラットフォームです。MT5はMT4の次世代版であり、まだインディケータやEAの数は少ないですが、MT4より時間足が増え動作スピードは速くなっています。海外FXでは、取引プラットフォームがMT4かMT5で共通しており、スマホで取引を行う場合、そのアプリをスマホにインストールしておけば、どの業者でも使うことができて非常に便利です。

国内FXと海外FXを併用するメリット・デメリット

国内FXと海外FXを併用する時に、先ず第一に考えるのは、「トレード面」そして次に、「税金面」でどのようなメリット、デメリットがあるかになると思います。


国内FXと海外FXを併用するメリット

トレード面

国内FX業者と海外FX業者にはレバレッジやスプレッド、ボーナス制度なとあらゆる違いがあります。トレード面ではそれぞれが補い合うように、お互いの長所と短所を組み合わせる

メリット1.安定運用と大胆なトレード、両方できる

メリット2.取引コストを抑えることができる

メリット3.資産を分けて運用効率を向上できる

税金面

国内FX業者と海外FX業者で得られた利益は、税金面ではそれぞれ全く異なる扱いとなります。そのため、2つを使い分けたとしても、あまりメリットが得られるようなケースはありません。しかし、特定の条件下では節税対策になる場合もあります。

メリット4. 節税対策になる


国内FXと海外FXを併用するデメリット

トレード面

トレード面では、国内FXと海外FXでお互いの長所と短所を補いあうことができるので、併用するデメリットといえば、保有口座が増えるため、資金が分散されるといった点位ではないでしょうか。資金が分散されると1つの口座に入れられる資金が少なくなり、一度に多くのポジションを持ちたい場合などは少し不便です。但し、分散投資をする前提であればそこまでは問題にならないでしょう。

税金面

国内FX業者と海外FX業者を併用する際に、税金面で気を付けたいのが、損益通算することができないという点です。

損益通算

損益通算とは、ある利益を別の損失で相殺して、課税額を減らすことができる仕組みのことです。国内FX業者同士であれば、この損益通算が適用されますが、国内FX業者と海外FX業者では、税区分が異なるため適用されません。

例えばFX取引で、A社では100万円の利益、B社では50万円の損失が出たとします。この場合、100万円-50万円=50万円が課税対象となり、大幅に税金を減らすことができます。

国内FXの損益通算

ところが、A社=国内FX業者、B社=海外FX業者とすると、この損益通算が成り立たず、100万円の利益にはそのまま税金がかかってしまうことになります。

国内FXと海外FXの損益通算

このように、国内FX業者と海外FX業者を併用していると、知らず知らずの内に税金面でデメリットが生じているケースがあるので注意が必要です。

【トレード面】国内FXと海外FXを併用するメリット

それでは、トレード面における国内FXと海外FXを併用するメリットについて更に詳しくみていきましょう。どのようなメリットがあり、効率よく利益を上げていくにはどのようにして併用すればよいのでしょうか。


メリット1.安定運用と大胆なトレード、両方できる

FX取引では、大きなリスクを取らずに安定した運用をしたいという方も多いかと思いますが、相場状況によっては、時に大胆な取引もしたくなるものです。但し、国内FXだけだと、最大レバレッジが25倍では物足りなかったり、FX口座に入金した以上の損失が発生するリスクを考えてしり込みしてしまう...なんてこともあるのではないでしょうか。そのような場合に、国内FXとは異なる性質を持った海外FX口座を併用することで、国内FXでは安定運用、海外FXでは一攫千金を狙った大胆なトレードと使い分けることができます。両極端なトレードスタイルですがリスクを軽減した上で両立することができるのです。

レバレッジの違いを活用

トレード面で最も大きな違いとなるのが、レバレッジの倍率です。

国内FX業者では2011年以降、より安全な取引ができるようにと、金融庁による規制でレバレッジに制限が加えられるようになりました。そのため、どの国内FX業者もレバレッジは最大25倍までしか設定することができません。一方、海外FX業者にはそのような規制がないため、制限なしで100倍や1,000倍という遥かに高いレバレッジをかけることができます。

ここのポイント

レバレッジ無制限の口座がある?

海外FX業者の中には、Exness(エクスネス)やLand Prime(ランド プライム)のような特定の条件下で無制限レバレッジを提供しているブローカーも存在します。

レバレッジ無制限ともなると、小資金でも大きな取引ができたり証拠金維持率を気にせず取引することができます。

小資金から一気に利益を上げられる可能性がある一方、資金に見合わない高レバレッジで取引してしまうと、資金を一瞬で失ってしまう可能性もあるため取り扱いには注意が必要です。

そのため、大きな利益を上げるために大胆なトレードをしたい場合、ハイレバレッジを活用して、小さな元手資金で大きな資金を動かすことができる海外FX業者を選んだ方が、理にかなっているといえるでしょう。但し、高いレバレッジをかけると、利益だけではなく損失も大きくなるという点には注意が必要です。

ゼロカットシステムの違いを活用

海外FX業者の多くは、ユーザーに負債が発生しないようにゼロカットシステムを採用しています。そもそも、ユーザーに負債が発生するというのはどのような状態なのでしょうか。

FX取引では、ポジションに含み損が出ると証拠金からマイナスして計算します。そして、そのマイナスによって証拠金が一定の割合を下回ると、それ以上の損失を出さないように強制決済されてしまう「ロスカット」というシステムがあります。ロスカット自体は、むしろ負債を防ぐためのシステムなのですが、相場の変動が激し過ぎると機能が上手く働かず、ロスカットが入るタイミングがずれて、証拠金を上回る損失が発生してしまうことがあります。

ゼロカットシステムというのは、このようにして生じた負債をすべてFX業者側がカバーし、ユーザーに借金を背負わせないようにするためのシステムです。これは、ハイレバレッジでよりロスカットが発生しやすい海外FXだからこそ考えられた措置といえるでしょう。

海外FXのゼロカットシステム

ちなみに、国内FXでは同じような補償を行うと法律に違反してしまうため、どこも導入していません。海外FXでは入金額以上の負債を抱える心配がないので、よりアグレッシブな取引ができます。


メリット2.取引コストを抑えることができる

国内FX業者と海外FX業者では、それぞれの取引方式が異なり、それに伴いスプレッドも異なります。そのスプレッドの違いを活かすことで、取引コストを削減することもできます。

スプレッドの違いを活用

国内FX業者では、多くがDD(ディーリングデスク)方式による原則固定スプレッドを採用しています。DD方式というのは、FX業者が投資家と金融機関の間で売買する方式のことで、その際に価格を独自に決めることができます。スプレッドも自由に設定することができ、より狭い固定スプレッドを提供できる反面、ユーザーにとって不利な操作が行われていない保証はないため、透明性が低いとも言われています。

DD方式

一方、海外FXでは、NDD(ノン・ディーリングデスク)方式による変動制スプレッドを採用している業者がほとんどです。こちらは、FX業者はあくまで仲介を務めるだけで、注文は機械的に処理され、インターバンクに発注されます。注文は機械的に行われるため、市場価格がそのまま反映され、スプレッドも変動しやすくなる反面、FX業者による価格操作がないため透明性が高いと言われています。

NDD方式

一般的に、スプレッドは国内FX業者では狭く、海外FX業者では広くなる傾向にあると言われますが、実際、Myforexのリアルタイムスプレッドを見てみると、日本人がよく取引する通貨では国内FXのスプレッドの方が狭い傾向にありますが、それ以外の通貨ペアでは海外FXの方が有利なこともあるようです。また、海外FX業者によっては、メジャー通貨ペアでも、国内FXと同等のスプレッドを提供している業者もあるので、一概に海外FXの方がスプレッドが広いという訳ではないようです。そのため、銘柄によって国内FXと海外FXを使い分けることで、取引にかかるコストの削減に繋げることもできます。


メリット3.資産を分けて運用効率を向上できる

3つ目のメリットとして、資産の運用効率を向上することができます。取引資金を1つの口座にまとめるのではなく、海外FX口座と国内FX口座に分けて運用することで、海外FX特有のボーナスを最大限に活用した上で効率よく資金を運用することができるのです。

ボーナスを活用

国内FXにはない海外FXだけの大きな特徴の1つが、魅力的なボーナスです。口座開設するだけで1万円~2万円ものボーナスがもらえたり、入金額に応じて100~200%のボーナス、中には現金(キャッシュバック)をもらえる場合もあります。ボーナスを活用することで、実際の入金額以上に元手資金を増やすことができるので、その分大きな取引をすることができます。

そして、各業者が提供するボーナスにはそれぞれボーナス付与の上限額が決められています。例えば、XMの2段階入金ボーナスの場合、ボーナス付与額の上限は10,500ドルです。ある一定額をFX投資に回そうとしている場合、上限の10,500ドルが付与される金額まではXM口座に資金を入れて、最大限にボーナスをもらった上で、残りは国内FXで運用するという併用もできます。そうすることで、自分の中で定めた投資額をより効率よく運用することができ、取引スタイルに応じて使い分けることもできます。

【税金面】国内FXと海外FXの併用について

トレード面の次に気になるのは、国内FXと海外FXを併用した際の税金面のメリットではないでしょうか。詳しい説明に入る前に、まずはそれぞれの税制の違いについて理解しておきましょう。


国内FXと海外FXの税制について

税制の違い

国内FXか海外FXかに関わらず、FX取引によって得られた利益は税制上どちらも同じ「雑所得」の区分となります。但し、国内FX業者で得た利益は「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」に該当するため、他の所得とは区別して独自に課税が行われることになります。これを「申告分離課税」といいます。他にも、CFDや商品先物によって得られた利益も、その対象となります。

申告分離課税の税率は以下の通り、所得額に関わらず常に一定となります

所得税(15%)+住民税(5%)+復興特別所得税(0.315%)=20.315%

一方、海外FXの利益は他の所得と合わせた「総合課税」となり、以下のように通常の所得税の対象となります。

所得税(5〜45%)+住民税(所得額×10%)+復興特別所得税(所得税×2.1%)

尚、所得税は累進課税なので、海外FXの場合、所得額に応じて以下のように税率が上がっていきます。

所得金額 所得税率 控除額
1,000〜194万9,000円 5% 0円
195万〜329万9,000円 10% 9万7,500円
330万〜694万9,000円 20% 42万7,500円
695万〜899万9,000円 23% 63万6,000円
900万〜1,799万9,000円 33% 153万6,000円
1,800万〜3,999万9,000円 40% 279万6,000円
4,000万円〜 45% 479万6,000円
1,000〜194万9,000円
所得税率 5%
控除額 0円
195万〜329万9,000円
所得税率 10%
控除額 9万7,500円
330万〜694万9,000円
所得税率 20%
控除額 42万7,500円
695万〜899万9,000円
所得税率 23%
控除額 63万6,000円
900万〜1,799万9,000円
所得税率 33%
控除額 153万6,000円
1,800万〜3,999万9,000円
所得税率 40%
控除額 279万6,000円
4,000万円〜
所得税率 45%
控除額 479万6,000円

税金の計算例

全く同じ金額の利益が出た場合、国内FX業者と海外FX業者では税金にどれ位の差が出るのか見ていきましょう。

ここでは、課税所得500万円のサラリーマンを例にします。給与所得のみで所得税と住民税、復興特別所得税を合算した全体の課税額を計算すると、以下の通りとなります。

  1. 所得税:(500万円×20%)-42万7,500円=57万2,500円
  2. 住民税:500万円×10%=50万円
  3. 復興特別所得税:57万円2,500円×2.1%=12,022円
  4. 給与所得に対する全体の課税額:108万円4,522円

【100万円の利益を出した場合】

国内FX業者のみで利益を出した場合、課税額は以下の通りとなります。

  1. 申告分離課税(国内FXの利益):100万円×20.315%=20万3,150円
  2. 全体の課税額:108万4,522円+20万3,150円=128万7,672円

一方、海外FX業者のみで100万円の利益を出した場合は、全体の所得が600万円となり、所得税率20%、控除額42万7,500円となります。

  1. 申所得税:(600万円×20%)-42万7,500円=77万2,500円
  2. 全体の課税額:77万2,500円+(600万円×10%)+(77万2,500円×2.1%)=138万円8,722円

つまり、このケースでは国内FXのみで利益を出した時の方が、10万円近く税金が安くなることが分かります。税制が全く異なるため、一見、税金面では国内FXと海外FXを併用するメリットがあまりなさそうですが、節税対策になる場合もあります。


メリット4.節税対策になる

国内FXと海外FXの税制の違いをうまく組み合わせることで、特定の条件下では節税対策にも利用することができます。その詳しい方法を、紹介していきます。

年収のラインで切り替える

海外FXで得た利益は累進課税なので、所得額がある一定ラインよりも低いと、税率が国内FXの申告分離課税の税率(20.135%)を下回るケースもあります。そのラインとなるのが、年収329万9,000円のラインです。

つまり、年収と海外FXでの利益を合わせた金額がこのラインを越えそうになったら、そこで国内FXに切り替えると、税金コストを軽減できるようになるという訳です。

繰越控除を活かす

国内FXの利益には、「繰越控除」という税制優遇措置が適用されます。これは、その年に生じた赤字分を翌年以降、最大3年間にわたって繰り越し通算することができるという制度です。

例えば、1年目に100万円の赤字が出てしまったとします。すると、翌年に50万円の利益が出たとしても、50万円分を相殺してゼロ。更に翌々年に30万円の利益が出たとしても30万円分でゼロ、その次の年に20万円の利益が出たとしても20万円分をゼロにすることができるようになる訳です。

繰越控除

したがって、もし国内FXで大きな損失が出てしまった場合には、少なくともその後3年間を海外FXはお休みにして、国内FXで取引を行っていくことで節税対策になります。

ここのポイント

法人口座なら海外FXでも繰越控除が適用される?

海外FXの法人口座であれば、最長10年間の損失繰越が認められています。法人口座の場合、FXの利益だけではなく、法人全体で赤字があった場合に利用できる「欠損金繰越控除」という制度を利用して損失繰越を行うことができます。

国内FX個人口座とは異なり、海外FX個人口座では損失繰越が認められていない点が海外FXのデメリットでしたが、法人口座を作れば、海外FXであっても損失繰越の制度を利用することができます。但し、法人口座の開設には、会社の登記簿謄本など別途指定された書類の提出が必要のため、誰でも開設できるという訳ではありません。法人を持っている場合などはこのことも頭に入れておくと良いでしょう。

法人口座を開設メリットに関する詳細は下記リンク先をご参照ください。

海外FXで法人口座を開設するメリットは?法人化の際に知っておきたい注意点

国内FXと海外FXを併用する際の注意点

国内FX業者と海外FX業者を併用する際には、常に所得と税率の関係にも注意するようにしましょう。

国内FX業者で得た利益については税率が一定なので、どれだけ増えても気にする必要はありません。しかし、海外FX業者で得た利益はすべて通常の所得として扱われてしまうので、あまり利益を上げすぎると、その影響で所得税率が高くなってしまう可能性があります。

例えば、所得が900万円を超えると、それまでの23%から税率が一気に33%まで上がってしまいます。すると、その後の収入はFXの利益だけではなく、ボーナスや臨時手当、退職金や利子にいたるまで、全てその税率で課税されることになってしまうのです。

そのような損をしないように、例えばポジションの決済を翌年に持ち越したり、あるいは含み損のポジションをあえて決済してから再び購入したりといった工夫をして所得額を調整していくことも必要となります。

まとめ

国内FXと海外FXの併用は、大きくわけてトレード面と税金面で考えることができます。

トレード面については、どちらもそれぞれメリット・デメリットがあるので、上手く補い合うようにして併用していけば、より効率よく利益を上げていくことができるようになるでしょう。

一方、税金面では課税の方式がそれぞれ全く違うので、思わぬ損をしないように節税などで対応していく考えが重要になります。

「海外FXと国内FXのメリット・デメリットを徹底比較!」なども参考に、国内FXと海外FXの違いをよく理解して、更なる資産運用のレベルアップを図っていきましょう。

海外FX初心者

Updated最終更新:
梶原ヒロ
筆者:梶原ヒロ

FXや株など幅広い投資経験を持ち、トレーダー兼ライターとして活躍中。XMで中長期トレードを専門に行いながら、投資をする上で賢くFX会社を利用する方法を発信している。

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伊藤亮太

監修者:伊藤亮太

ファイナンシャルプランナー

当社監修者兼ファイナンシャルプランナー

FXに関する知見が豊富なファイナンシャルプランナー

<プロフィール>

慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。在学中にCFPを取得する。その後、証券会社にて営業、経営企画、社長秘書、投資銀行業務に携わる。FX事業の立ち上げにも参画した経験あり。
2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。著書も多数あり。

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