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FX初心者でも使える!「節目」を狙ったスキャルトレード

Shu Fujiyasu(シュウ フジヤス)

当社ライター兼プロトレーダー

FX歴10年の現役トレーダー

<プロフィール>

FXや商品先物が電話取引だった時代から経験のある現役トレーダー。裁量トレードをメインにしているが、自動売買も手掛ける。お客様から資金を預かり、トレードを代行するMAMトレーダーの経験もあり。ファイナンシャルプランナー。

FX初心者でも使える!「節目」を狙ったスキャルトレード

トレード手法関連

Updated最終更新:

今回は、「節目(ふしめ)」の価格を狙った逆張り系のスキャルピング手法について解説します。

市場価格には転換点となるきりのよい「節目」がありますが、これは世界中の投資家が常に意識しているレベルです。節目スキャルピングトレードとは、この市場が特に反応しやすい節目を使って逆張りで利益を狙う短期売買手法です。この手法は、実は初心者にも分かりやすく、様々な通貨ペアにも使える基本的で強力なトレード手法なのです。

それでは、節目を活用したトレード手法の特徴、実践的な手順、注意点について解説していきます。

知りたい情報 TOP3(ここを読めば解る)

  1. 節目って何?

  2. 節目トレードが勝てる理由が知りたい

  3. 節目トレードのやり方が知りたい

チャートの「節目(ふしめ)」とは何か

チャートの「節目」とは、転換点となるきりのよい価格のことです。世界中の投資家が常に意識しているレベルであるため、価格の値動きの予測がしやすいです。節目には様々なものがありますが、ここでは3つ紹介します。


ラウンドナンバー

ニュース番組で、「ドルが110円を割り込んだ」とか「ユーロが120円を超えた」というような説明を聞いたことがあると思います。このようなキリのよい価格レートのことをラウンドナンバー(Round number)といいます。

トレーダーはそれぞれ見ている時間足やインジケータが違っているため、注目している価格もバラバラですが、こうしたキリのよい価格レートは、私たち個人トレーダーだけでなく、世界中のファンドや金融機関などの大口投資家にも意識される価格です。つまり、このラウンドナンバーは世界中のトレーダーが共通して意識している価格レートと言えます。

例えば、ドル円相場は50銭ごとの水準が意識される傾向があり、ユーロドルは20Pipsごとの水準が意識されやすいと言われています。実際のチャートでも、ラウンドナンバーの価格ラインがレジスタンスライン(抵抗線)やサポートライン(支持線)になっていることが多いのです。


Pivot(ピボット)

Pivot(ピボット)とは、前日の価格をもとに今日のサポートラインやレジスタンスラインを算出したテクニカル指標で、主に短期トレードで使われます。基本的には前日の高値、安値、終値を合計して3で割った価格をPivotとして、上位にはR1(レジスタンスライン1)やR2(レジスタンスライン2)、下位にはS1(サポートライン1)やS2(サポートライン2)といった形で表示します。

ピボットポイント

Pivotの各ライン

R3(レジスタンス3)
R2(レジスタンス2)
R1(レジスタンス1)
Pivotポイント
S1(サポート1)
S2(サポート2)
S3(サポート3)

チャート上ではこのような順番で表示されます。Pivotポイントを中心として、R1(S1)よりR3(S3)の方が離れているので、そのラインに届いたときに反発する確率が高いと言えます。

また、これを応用して年(年足)や月(月足)、週(週足)の単位で算出することもあります。

Pivotにはいくつも種類があります。代表的なものとしてはClassic Pivot、フィボナッチPivot、Camarilla Pivot、Woodie Pivotなどがあります。


フィボナッチ

フィボナッチとは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが研究した「フィボナッチ比率」をもとに、チャート上のサポートラインやレジスタンスラインの水準を導出するテクニカル分析のひとつです。

「フィボナッチ・リトレースメント」が有名ですが、この他にMT4には「タイムゾーン」「ファン」「アーク」「エキスパンション」と呼ばれるフィボナッチラインを表示させることができます。

「フィボナッチ・リトレースメント」は、直近の任意の高値(安値)と安値(高値)を結んでフィボナッチ比を基準に38.2%、50%、61.8%の値幅で線を引き、「戻り」の目標値を算出する手法です。

一般的な考え方としては、チャートの方向に対して強いトレンドの場合は38.2%まで戻り、弱いトレンドの場合は61.8%まで戻ります。50%は半値戻しの現象です。

今回紹介する節目スキャルピングトレードでは、「フィボナッチ・リトレースメント」を使います。

節目の特徴を理解しよう

仕掛けと損切りが入り交じる価格帯

ラウンドナンバーやフィボナッチの節目を目標として、利食い(利益を確定するための注文)や損切り(ストップロス注文)を入れるトレーダーが大勢います。

事前に予測できるラウンドナンバーやフィボナッチで表されたレートは、仕掛けや損切りのレートに選ばれる可能性が高いといえます。


「反発」、「もみ合い」、「抜ける」

「この節目価格を上抜けたから、これからチャートは伸びるかな」

「もうすぐ節目価格に近づくから、反発するかな」

など、節目価格付近ではトレーダーたちの思惑が交差して価格がもみ合うことがあります。また、最終的には買いか売りかのどちらかが優勢になって、節目価格を大きく抜けたり、逆に反発したりします。

節目トレードが強力である3つの理由

理由1:ルールがシンプル

移動平均線やMACDなどのインジケータを利用する場合、期間などの変数を変えると、トレーダーによって見ているチャートが異なってしまいます。

例えば、移動平均線にしても5日、25日、200日など、その人のトレードスタイルによって使う数値が異なります。一時期、20EMAが流行しましたが、1時間足で使ったり、5分足で使ったりとトレーダーによって様々です。

また、日足で見ると「買い」を示していても、1時間足では「売り」を示す場合もあります。

一方、節目、特にラウンドナンバーを使ったトレードでは、世界中のトレーダーが同じように意識する価格です。

どのような時間足を使っても、どのようなインジケータを使っても、100円は100円ですし、120円は120円ですね。Pivotも計測する時刻の設定をしておけば同じになります。

ですので、全世界のトレーダーや投資家が同一の価格を意識することになり、必然的に取引量が多くなる価格ラインとなります。

節目トレードは、この特徴を活かした強力な手法なのです。


理由2:大口投資家たちも意識している

国際的な大手金融機関で取引されるインターバンク市場では、普通でも数百万ドルから数千万ドル単位で取引されています。例えば、オプションといわれる大口の金融取引で、NYカットと呼ばれる価格には、1つの価格帯に100億ドルから1,000億ドルなどという大きな金額で攻防戦が繰り広げられます。

また、これらの節目を意識した大口投資家が、この価格を抜けないように大量の資金を動かします。

このような大きな金額が、ラウンドナンバーの価格レートに集まりやすいのです。私たちのような個人トレーダーは、この波に乗っていくしかありません。

FXでは、60%~70%がヘッジファンドや投資銀行による大口取引だと言われていますので、この波に逆らっては勝ちようがありません。


理由3:勝率が高い

ラウンドナンバーやPivot、フィボナッチなどの単体でも、トレードの指標とすることができます。

それらの節目の付近で実際に何が起きるのか、反発するのか、ブレイクするのかは正確に予測するのは難しいですが、おおよそ1回目のタッチでは反発する可能性が高い傾向があります。つまり、節目となる価格やラウンドナンバー付近で逆張りエントリーすれば、利益を得る可能性が高くなるのです。

実践!節目スキャルピングトレードの3つの秘訣

ここからは、節目スキャルピングトレードの実践的な手法を紹介します。


秘訣その1:複数の「節目」の重なりを狙え!

この手法では、ラウンドナンバー、Pivot、フィボナッチ・リトレースメントの3つの節目のうち、いずれかのライン同士が近い価格レートを狙い、逆張りをします。強いインジケータ同士の重なりで、さらに勝率が高くなります

節目スキャルピングトレードは勝率重視の超短期トレードです。いわば居合抜きのように一太刀で勝負します。

節目は、下記3つのカスタムインジケータを利用して表示させます。これらのカスタムインジケータは、MT4/MT5の開発会社であるメタクオーツ社が運営するコミュニティサイト、MQL5から無料で入手できます。入手方法や設定方法の詳細はこの節の最後に紹介します。

節目スキャルで利用するインジケータ

  1. ラウンドナンバー「WaltSoft RN」
  2. Pivot「Pivot Timeframe
  3. フィボナッチ・リトレースメント「Waddah Attar Weekly Fibo Indicator

インジケータで表示させるラインの設定は下記のように行ってください。

節目スキャルのライン設定

  1. ラウンドナンバーは50Pipsごとに表示させる
  2. Pivotは週足(1Week)、「classic(クラシック)」を使う
  3. フィボナッチは週足を使う

では、具体的なトレード手法のルールを紹介します。

  1. 3種類のラインのうち、2つ以上が接近している価格帯を狙う
  2. 初回のタッチを狙う

1.3種類のラインのうち、2つ以上が接近している価格帯を狙う

複数の節目のラインが接近していることにより、そこで反発する可能性が高まります。

また、ライン同士が少し離れている場所が狙い目で、間隔は5~10Pips以内が望ましい形です。

節目の重なる場所を狙う

1つ目のラインでチャートの勢いが減速し、2つ目のラインで止まることを想定します。

特に、ラウンドナンバー付近でよく見かけますが、「ストップ狩り」という現象が発生しやすい傾向にあります。価格ラインを少しオーバーさせて、わざと損切りを狙いに行くという方法です。トレーダーからすると、この後反転するのかブレイクアウトするのか迷うことになり、結果的に損切りが遅くなる可能性に繋がります。このような状況を避けるために、5~10Pipsの間隔で複数のラインがある場所を狙うことで、十分な減速が期待できます。

2.初回のタッチを狙う

同じレートでも、何回もチャレンジしている価格帯は大きく抜ける可能性があるので注意しましょう。

下記の画像でも、1回目は反発していますが、2回目は大きく抜けてしまっていますね。

初回タッチを狙う

節目スキャルピングトレードは、この2つのルールでエントリーするシンプルな手法です。

節目として表示させるインジケータの設定も重要ですので、ここから入手方法や設定方法を解説していきます。

ラウンドナンバー「WaltSoft RNB」

106円、106.50円、107円など、キリのいい数字を表示させるためのインジケータです。お好みの色設定にしてください。

MQL5入手ページ

カスタムインジケータをインストールする方法

ラウンドナンバーインジケータ

デフォルトだと106円、107円など円単位のラインしか表示されませんので、インジケータの設定で「Show Halves」を「true」に変更してください。この手法に必要な50Pips単位のラインが表示できます。

ラウンドナンバーインジケータ設定

Pivot「Pivot Timeframe」

Pivotを表示させるインジケータはたくさんありますが、週単位のPivotが表示させることができれば他のインジケータでもOKです。

MQL5入手ページ

カスタムインジケータをインストールする方法

ピボットインジケータ

このインジケータを利用する場合、インジケータの設定で「PivotFomula」の欄を「Method_Classic」に、「Applied_TimeFrame」の欄を「1 Week」に変更すれば、週足のPivotを表示することができます。

ピボットインジケータ設定

フィボナッチ・リトレースメント「Waddah Attar Weekly Fibo Indicator」

このインジケータは、週単位のフィボナッチラインを自動で表示してくれる優れものです。線が多くてチャートがカラフルになってしまいますので、お好きな色に調整してください。

MQL5入手ページ

このインジケータのみ、上の2つとインストール方法が異なります。上記ページからインジケータのファイル名をクリックするとダウンロードできますので、これをMT4の「Indicators」フォルダに入れ、MT4の再起動または更新を行ってください。

フィボナッチインジケータ入手方法

「Indicators」フォルダに入れる方法は、当サイトで作成したMT4ご利用ガイドを参考にしてください。

カスタムインディケータの作成方法

「カスタムインディケータの作成方法」ページの「データフォルダを開く」以降の手順でインストールできます。

カスタムインジケータのインストール方法

今回は3つのインジケータを設定しますので、チャートの設定を保存できるMT4の定型チャート機能を使うと、とても便利です。


秘訣その2:分散してエントリーすべし!

浜辺に繰り返し寄せる海の波のように、どこまで押し寄せて来るかは、その時になってみないと分かりません。浅く仕掛けると瞬間的にマイナス幅が大きくなるかもしれません。また、深く仕掛けると、そこまで届かずにチャンスを逃してしまうかもしれません。

例えば、5ロットを一つの価格に配置させるのではなく、1ロットを3Pips間隔で5箇所に指値しておくというように、小ロットで分散して指値を設定します。

分散型の仕掛けは利益も小さくなってしまいますが、僅かでも利益を残してくれるチャンスが多いと思います。

特定の価格で仕掛ける一点集中型は、上手くいけばハイリターンが取れますが、事前に天井とドン底は正確には分からないものです。

また、もみ合いなどが始まって先行きが怪しくなってきた場合でも少額の損で撤退できますし、一瞬の戻りを捉えることができれば、僅かながら利益を得ることもできるかもしれません。


秘訣その3:2つめのラインを10Pips以上抜けたら損切りする!

特に、ラウンドナンバー付近は、大量のロスカット注文が待ち構えている可能性がありますので、大口のストップロス(損切り)が執行されると一気にブレイクアウトします。

勝つことも大切ですが、それ以上に大切なのは「大きく損失を出さないこと」です。これは、スキャルピングで特に大切な点です。スキャルピングは、利幅が狭いため、大きく損失を出してしまうと、取り戻すのに時間が掛かります。大きく負ける前にストップロスをする必要があります。

各ラインは、その価格を抜けると次のラインに向かって大きくブレイクアウトする傾向が高くなります。次のラインが離れている場合、粘ってナンピンしてはいけません。思い切って損切りするかドテンしましょう。

MT4には、複数のポジションを一度に処理する機能が標準に備わっていませんので、私は「SpeedMT4」というツールを使用していますが、これには慣れが必要です。初心者のうちは、さっぱり損切りして次の機会を待ちましょう。

用語解説<ナンピンとドテン>

ナンピン(難平)とは、評価損が出ているポジションに対して、平均額を下げるよう追加で新たにポジションを保有すること。一方ドテン(途転)とは、持っているポジションを決済し、すぐに反対のポジションを持つこと。

節目スキャルで失敗を減らす4つのコツ

重要な指標発表時間を避ける

人気海外FX業者のXMTrading(エックス エム)が提供している経済指標カレンダーなどを使って事前に調べておきます。この表は、各指標の重要度や予想値・前回値などが一覧になっていて便利です。その日の指標を知りたい場合は、「本日」をクリックしてください。

XM経済指標カレンダーblank

XMの経済指標カレンダー

重要度は、XMのトレードマークである牛のマークで表示されます。この表で関係する通貨があれば、特に牛印2つ以上ある時間帯は避けましょう。


早朝などの流動性の低い時間帯を避ける

取引参加者が比較的少ない時間帯では、機関投資家が注文数量や前後の値動きからロスカット(損切り)が設定されていると思われる節目の価格を見つけたときに、その方向に巨額の注文を入れて大きな値動きを誘発することがあります。

価格を上昇させたい場合は大量の買い注文を出し、価格を下落させたい場合は大量の売り注文を出して、意図的にストップロスさせて価格を動かします。

このような動きに巻き込まれないように、流動性の低い時間帯は取引を避けるようにしましょう。


市場の移り変わり時間を避ける

ニューヨーク市場の終わった時間帯(日本では午前5時過ぎから)や、ロンドン市場の始まり直前(日本では午後3時~4時ごろ)は避けた方がよいと思います。

これらの時間帯は、チャートの勢いがつくと節目価格であっても抜けてしまう可能性が十分に考えられます。


Pivotポイントから外側に向かっていくローソク足に対して逆張りする

先ほど説明したように、Pivotは上値抵抗線となるR1~R3、下値支持線となるS1~S3があります。中心線となるPivotポイントに向かって上がったり下がったりするチャートの節目となるところです。このため、逆張りは、Pivotポイントから外側に向かっていくローソク足に対して行うようにしましょう。つまり、Pivotに向かう方向にポジションを取るということです。

Pivotの逆張り

R3からPivotポイントに向かって降りてくるローソク足がR2やR1で止まることもありますが、慣れるまでは避けておいた方が無難でしょう。逆にS3からPivotポイントへ向かう場合も同じです。

(まとめ)節目トレードは初心者におすすめ

それでは、最後に今回記事をまとめておきますのでご覧ください。

節目を使ったスキャルピングトレードのまとめ

  1. ラウンドナンバー、Pivot、フィボナッチの重なりに注目しましょう。
  2. 重要指標の発表時や市場の移り変わる時間帯などは避けましょう。
  3. トレンド方向に抜けたらナンピンしないで、損切りするかドテンしましょう。

海外FX トレードに関連したよくある質問(FAQ)

トレード手法関連

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Shu Fujiyasu(シュウ フジヤス)

当社ライター兼プロトレーダー

FX歴10年の現役トレーダー

<プロフィール>

FXや商品先物が電話取引だった時代から経験のある現役トレーダー。裁量トレードをメインにしているが、自動売買も手掛ける。お客様から資金を預かり、トレードを代行するMAMトレーダーの経験もあり。ファイナンシャルプランナー。

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なお、この情報は、編集時点で当社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

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