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FX取引の損失や利益を教えてくれる!証拠金維持率とは?

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UPDATE2018.08.28

FXに関する基礎知識

FX取引の損失や利益を教えてくれる!証拠金維持率とは?

初心者であっても比較的始めやすい投資方法といわれているFX取引ですが、「スプレッド(通貨の買い値と売り値の差額)」や「スワップ(取引を行っている通貨間の金利差)」、「pips(外貨取引を行う際に使われる単位、1pips=1銭)」のように利益を出すためには覚えておいた方が良い用語がいくつかあります。証拠金維持率もそのような用語の1つなので、本格的にFX取引を始める前に基本的なことから本格的なことまできちんと理解しましょう。

FX取引を始めるならこれだけは覚えておきたい!「証拠金の維持率」とは

預けたお金のうちあといくら残っているの?「証拠金維持率」とは

FX取引を行うためには、取引ブローカーに口座を開設し、一定のお金を担保として預ける必要があります。この担保金を「証拠金」「保証金」と呼び、FX取引を正確には「margin Foreign eXchange trading(外国為替『証拠金』取引)」というように、FX取引はこの証拠金によって行います。

また、呼び方は異なりますが、証拠金には大きく分けて、預け入れた総額である「預託金」とエントリーに必要な金額「取引証拠金(取引保証金)」の2種類があります。

「証拠金維持率」とは、有効証拠金(預託金からその時点の評価損益を加減した金額)を必要証拠金で割り、100を乗じたものです。

FX取引の損失や利益を教えてくれる!証拠金維持率とは?

例えば1ドル100円の為替レートだったときに、必要証拠金が2万円の取引をするとします。2万円の証拠金、50倍のレバレッジで1万ドルを購入した後、1ドル99.5円にレートが下がったとすると、保有していた100万円分のドルは99万5000円の価値しか有さないことになり、同様に2万円の証拠金は1万5000円残っているものとして扱われます。

このときの証拠金維持率は、有効証拠金1万5000円を必要証拠金2万円で割り、100を乗じた値である75(%)です。すなわち、預けた2万円の"75%"に相当する1万5000円が残っていることになります。このように証拠金維持率とは、証拠金残高の割合のことを指します。

ハイレバレッジの取引ならば、証拠金維持率の変動に注意しておこう!

為替が常に変動するように証拠金維持率も常に変動します。通常証拠金維持率が50%未満になってしまうと、取引ブローカーから証拠金を追加するか決済せよと求めるマージンコール(追証)がかかります。マージンコールがあったにもかかわらず証拠金の追加、決裁をしなかった場合には自動的に強制決裁されてしまいますので、その変動率に気を配らなければなりません。

証拠金維持率を変動させる要因は為替レートの変動率ですが、ここに大きく影響するのがレバレッジの倍率です。このため、低レバレッジで取引をしている場合、証拠金維持率の変動をそこまで気にしなくても大丈夫でしょうが、ハイレバレッジの取引の場合には証拠金維持率300%を目安にするなど、証拠金に余裕を持たせておくことが大切です。

ロスカットされるリスクを防ぐ2つの方法

リクス対策が求められる初心者のうちは特に、証拠金維持率を200%から300%の間で保つことが望ましいとされます。逆に100%を切ってしまうとロスカットされてしまう可能性が高くなります。証拠金維持率を高く保つための方法には2つあります。

1つめは、口座になるべく多くのお金を入れておく方法です。預託金の額が高ければ評価損益が生じたとしても、「有効証拠金÷必要証拠金×100」という式における有効証拠金が大して影響を受けないため、証拠金維持率を高く保つことができます。

FX取引の損失や利益を教えてくれる!証拠金維持率とは?

2つめは、必要証拠金を少額に抑えるため、取引量を減らす方法です。例えば有効証拠金が20万円、1取引あたりの必要証拠金が4万円だとすると、1取引ならば証拠金維持率は500%であるのに対し、5取引ならば拠金維持率は100%になります。

ご自身のスキルに応じて最も適切な証拠金維持率を維持できるよう頑張りましょう。

こまめに確認!証拠金維持率

証拠金維持率を高く保つための2つめの方法は、経験にかかわらず実践できることですし、慣れないうちは取引量を抑えておいた方が安全といえるでしょう。もっとも、初心者の方の中には1つめの方法を実践することに抵抗がある方がいるかもしれません。

証拠金維持率を200%や300%で維持できない場合には、こまめに証拠金維持率を確認することが大切です。証拠金維持率をこまめに確認することで適時に損切りを行えるようになり、初心者が陥りがちな損失拡大という失敗を防げます。

取引ブローカーによって証拠金維持率の確認方法は異なりますが、一般的には注文画面や入出金の項目からチェックすることができます。

営業日ごとに実施される証拠金維持率の判定とは?

金融商品取引業などに関する内閣府令の改正により、多くの取引ブローカーでは一定の時間帯に証拠金維持率が一定基準を上回っているかの判定を行っています。判定基準は取引ブローカーによって異なりますが、通常、対象となるレバレッジの値に比例します。

この判定は取引によってさらなる損失を生じさせないためのものであり、この判定の結果、不足金が発生している場合には、未約定の新規注文が自動的に取り消される場合があります。そして、証拠金不足が解消されない状態が続くと、ロスカットをされることになります。

マージンコールはイエローカード!レッドカードが出る前に...

証拠金維持率が一定の基準を下回ったときに送られている「マージンコール」、「追証(おいしょう)」は、「そろそろ危ないよ」ということを示す、いわばイエローカードのようなものです。

FX取引の損失や利益を教えてくれる!証拠金維持率とは?

明確な根拠に基づき為替レートが持ち直すといえない限り、レッドカードである「ロスカット」がなされる前に、証拠金維持率が100%以上になるように証拠金を追加するか決裁するかを選択した方が良いでしょう。

損失拡大を防ぐ!「ロスカット」とは?

FX取引ではレバレッジによって少額の元手で大金を得られる可能性がありますが、株取引でいう「ストップ高」、「ストップ安」といった仕組みがないために、証拠金が全額なくなり、それどころか損金を支払わなければならなくなります。このため、相場の急変等により含み損が過度に大きくなった場合であっても、強制的に決裁し最低限の資金を温存するため「ロスカット」の制度が設けられています。

取引ブローカーによって差はありますが、証拠金維持率が一定の基準を下回ると、ロスカットが発動するようになっています。この基準は取引ブローカーによって決められていますが、取引ブローカーによってはいくつか選択肢が設けられていることがあります。

損金を確定させてしまうことから、FX取引経験者の間で「ロスカットされた」という発言はマイナスのイメージを伴ってなされますが、実際にはロスカットそのものは損失を拡大させないための方法なのです。

リスクを理解して海外FXを楽しもう

国内FX取引よりも海外FX取引は、少ない元手でハイレバレッジでの取引が可能となります。このため、証拠金維持率の変動に関し、国内FX取引以上に注意しなければなりません。もっともマージンコールやロスカットというシステムによって、最低限の額は原則として守られることになっているため、過度に心配する必要はないでしょう。

高いレバレッジの海外FX取引を行う時には、レバレッジとロスカットレベルの兼ね合いをしっかり理解しておいてください。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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